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スクウェア・エニックス・グループ、新クラウド技術「Project FLARE」を発表
さらなるビジネスパートナーを募集
(2013/11/5 12:07)
スクウェア・エニックス・ホールディングスは、新クラウド技術「「Project FLARE」(プロジェクト・フレア)を11月5日付けで発表した。
「Project FLARE」は、特許技術によってクラウドをユニークな構造に構築しており、これによって処理効率を向上させ、スーパーコンピュータ並みのゲーム体験が可能という。ハリウッド品質の映像がリアルタイムで動作。AI(人口知能)や物理演算の能力が無限になることで、既存ゲームでさえも全く新しい配信が可能になり、楽しみ方が多様になるとしている。
クラウド技術は、コンテンツ配信だけでなく、ゲームユーザーとコンテンツとの関わり方に根本的な変革をもたらすと考えられており、同社では、これらの変革に合致したコンテンツの開発のため、多くの開発者や事業者に、クラウドの特性を最大限に活かしたゲームを普及させる機会を掴んでもらうために、クラウドゲームの技術的基礎を提供する予定とのこと。
同社は、ユービーアイソフトとこの「Project FLARE」に関して開発初期からパートナーとして開発を続けており、ユービーアイソフトのカナダ・ケベック州のスタジオで開発されている「Arcus」の技術は、「Project FLARE」のゲームを、ユーザーやユーザーのゲーム・プラットフォームに直接ストリーミングするための新しい手法になると考えているという。
今後は、さらに多くの先進的なゲーム開発者やビジネスパートナーとの提携、協力を推進していきたいとしている。なお、この発表に合わせたライブデモを実施し、その様子は「Project FLARE」の公式サイトにて近日公開を予定している。
同時に公開された資料によれば、「Final Fantasy XI」、「Agni’s Philosophy」、「Deus Ex: Human Revolution」の「Project FLARE」上でのデモが公開されている。
【ユービーアイソフト CEOイブ・ギルム氏のコメント】
「我々とスクウェア・エニックスは、クラウドゲームがどのようにゲーム産業を牽引するというビジョンにつき共感できる部分が非常に大きい。スクウェア・エニックスの技術的優位とユービーアイソフトのクラウド・コンピューティングの基盤についての深い知見、今までのどれよりもアクセスに優れ、深い没入感を演出できるゲーム体験を提供することができるだろう」
「『Project FLARE』は、ゲームの新たな時代への扉を開いてくれると確信している。ゲーム産業では、技術とビジネスモデル、双方の革新がコンテンツを進化させてきた。そして、進化したコンテンツが新たなゲーム体験を産み出し、産業が成長してきた。近年では、F2Pに代表されるビジネスモデルが全ての牽引役を担っていたが、遂に、技術面でのブレイクスルーが実現した」
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