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WIN「ArcheAge」アップデート計画2013を発表

待望の攻城戦は秋頃に実装。韓国で人気の「釣り」といった新コンテンツも

9月3日発表

 ゲームオンはMMORPG「ArcheAge」の今年の秋から冬にかけて予定しているアップデート内容を発表した。

 アップデート時期は大きく秋と冬に分けられており、秋頃には旧大陸の領地を賭けて戦う「攻城戦」や、先行してサービス提供中の韓国で人気の「釣り」などが実装される。

 冬頃にはモンスターを捕獲し、召喚して戦うことができる「モンスター捕獲」や、ゲーム内で音楽を奏でることができる「作曲機能」などが実装される予定だ。本記事ではアップデート予定の各種要素についてレポートする。

城も攻城兵器もすべて自作。70vs70の「攻城戦」がついに秋に実装

アップデートについて発表した野田真央プロデューサー
2013年秋から冬にかけてのアップデート計画

 2013年の秋頃に実装予定の「攻城戦」は最大70vs70のプレーヤーがぶつかりあい、旧大陸の領地をかけて争い合うコンテンツだ。今のところ旧大陸のうち4エリアが開放されており、早い者勝ちの領地争奪戦に勝利した各遠征隊が領地を治めているが、この権利をかけて戦うことになる。

 現在領地を治めている遠征隊は着々と城壁などを築いており、攻城戦はこの城壁の中で戦うことになる。防衛側の城壁同様に、攻撃側の攻城兵器などは全て制作する必要がある。

 攻城戦に参加できるのは事前にオークションで「攻撃権」を落札した遠征隊に限られる。攻撃側の遠征隊が勝利した場合、通常状態では破壊できない敵領地内の家やカカシなどを破壊することができるという。

 なお先行してサービス中の韓国では「攻城戦」についてかなりの調整が入っており、日本サーバーに導入される際は調整済みの状態で実装予定だという。

【攻城戦】
旧大陸の領主になる権利を争う「攻城戦」

2013年秋に実装予定の生活系コンテンツ「釣り」、「言語教師」、「生活点数」

その他にもいくつかの新コンテンツが追加される

 「釣り」は船を使い海や川で釣りを行なうコンテンツだ。「魚群探知機」といった設備を生産で制作し、船に乗せて釣りをする。「釣り針」や「ルアー」、「餌」などといった釣りに使用する各種アイテムも生産システムで作成する。

 釣り上げた魚は交易に使用したり、「剥製」にしたり「魚拓」にするといったコレクション的な遊び方も可能だという。

 しかし釣り上げた魚を港に運ぶ途中に海賊に襲われ魚を奪われてしまう可能性もあるそうで、そこからまた新しいストーリーが生まれそうだ。なお、釣りは先行して導入されている韓国ではかなり人気のあるコンテンツになっているという。

 「言語教師」は敵大陸の言語を習得できるコンテンツだ。生産で「座布団」というアイテムを制作し、自宅に設置すると「言語教師」というNPCを召喚してレッスンを受けることができる。レッスンを受けると他の言語を習得し、敵対勢力のプレーヤーともコミュニケーションが取れる様になる。

 「生活点数」は各種生産や農業など、労働力を使用する生活系コンテンツにポイントを付与する新しいシステムだ。ポイントを集めることで「ペット」などと交換することができる。

 他にも2013年秋には「言語学習」に必要な「本」などを新たな生産「印刷制作」や、ベットで寝ることで労働力が回復される「ベット睡眠機能」、新たなクエスト「人物列伝クエスト」といったコンテンツが追加される予定。

 またプレスカンファレンスで発表された「翠星のガルガンティア」とのコラボも同じく秋頃に実装される予定で、“見た目が変化する何か”が実装されるという。

【釣り】
船に乗り海や川で釣りを行なう
【言語教師】
敵対勢力の言語を学習できる
【生活点数】
労働力を使用するとポイントが貯まり、貯まったポイントを消費することで各種アイテムと交換できる

今冬実装の戦闘コンテンツは「モンスター捕獲」システムに、旧大陸2エリア開放、新ダンジョン「ナチャッシュガル」

旧大陸のエリア開放や、新騎乗ペットの追加も行なわれる

 「モンスター捕獲」は「封印の網」というアイテムを使用することで、レアリティの高い特定のモンスターを捕獲できるシステム。今のところ8種類のモンスターが捕獲でき、今後種類は増やしていく予定だという。捕獲したモンスターは戦闘や回復に使用できる。捕獲したモンスターは他のプレーヤーと取引をすることも可能だという。

 また現在開放されている「旧大陸」の4エリアに加え、新たに2エリアが開放されるという。この2エリアの開放にあわせて新たなインスタンスダンジョン「ナチャッシュガル」が実装される。

【モンスター捕獲】
一部のモンスターを捕獲し、戦闘や回復に使用できるコンテンツ

生活系コンテンツでは「作曲機能」や「車」が冬に追加

アイテム等級を強化できるシステムなど他にもいくつかのシステムが追加される

 「作曲機能」は新アイテム「空の楽譜」を使用することで演奏可能な楽譜が作成できる。熟練度が上がるとより長い曲が作成できるようになるという。楽器は今のところ「フルート」、「リュート」、「太鼓」の3種類があり、3人のプレーヤーが集まれば本格的な演奏も可能になる。また日本側からも様々な要望を開発元に送っており、より面白いコンテンツになるように調整を進めているという。

 生産で作成する乗り物「車」が3種類追加される。「車」はスピードが速い乗り物で、レーシングゲーム並みのドライブが可能だという。ヘッドライトや変速ギア、ラジオなども搭載されているという凝りようだ。またトランクに2つ荷物を載せられるので交易でも活躍しそうだ。

 その他レベル50以上の装備アイテムの等級を上げられる「アイテム等級変化」や、焚き火の周りで回復速度が上がったり、料理ができる様になる「焚き火設置道具」といった機能が実装される。また新たな騎乗ペット「サンダースプリンター」、「黒き矢」なども追加される予定だという。

【作曲機能】
新アイテム「空の楽譜」を使用することで楽譜を作成、実際に演奏できる
【車】
新たな乗り物「車」が追加される。荷物を2つ載せられるなど実用的な一面もある

(八橋亜機)