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「百年戦記ユーロ・ヒストリア」などカプコン新作ラインナップレポート

ブラウザゲーム、スマートフォン用の9タイトルを紹介

（2013/8/1 22:49）

8月1日発表

カプコンCS開発統括東京開発部部長の杉浦一徳氏

　カプコンは8月1日、ネットワークゲームに関する最新情報を発表するメディア向けイベント「カプコン・ネットワークゲームカンファレンス」を開催した。

　「カプコン・ネットワークゲームカンファレンス」は、カプコンのネットワークゲームタイトルを一挙に発表するというイベント。目玉となったPS4用タイトル「deep down」や隠し球「ブレスオブファイア6 白竜の守護者たち」などは速報でお送りしている通り。

　本稿では、このほかに発表されたブラウザゲーム「百年戦記ユーロ・ヒストリア」やスマートフォン用タイトルなどをお伝えする。なお「モンスターハンターフロンティアＧ（MHF-Ｇ）」については別稿にて紹介する。

ブラウザゲーム

「百年戦記ユーロ・ヒストリア」

　新作ブラウザゲームの筆頭として挙げられたのは、「百年戦記ユーロ・ヒストリア」。中世ヨーロッパの騎士道をテーマとしたタイトルで、実在の人物がイラストで描かれて登場し、バトルなどを繰り広げる。

　ゲーム内では内政パートがあり、ブラウザ用シミュレーションRPG「鬼武者Soul」のようにプレーヤーが建物を作ることができる。システムは「鬼武者Soul」のようだが、建物はヨーロッパ風のものがそろっており雰囲気はまた違う印象だ。

　プレイアブル版では内政パートのみとなっており、本作の特徴となるバトルシーンなどの動きは見られなかったが、基本的にはファンタジー要素抜きのストイックな騎士道が描かれるようだ。

　なお本作のメインビジュアルには、「リネージュ2」などのイラストレータージョン・ジュノ氏を起用し、重厚な世界観を支えている。正式サービスは12月19日予定で、先行体験テストは11月1日より実施予定。先行体験テストに参加すると、イラストレーターのキム・ヒョンテ氏による英雄「ジャンヌ・ダルク」がプレゼントされる。これらの詳細は8月22日に公開予定。

「モンスターハンターメゼポルタ開拓記」

　ブラウザゲームのもう1つの新作は、「MHF-Ｇ」に登場する「メゼポルタ広場」をテーマとしたもの。周囲を凶暴なモンスターに囲まれたメゼポルタ広場の人々を描いたシミュレーションRPGとなっており、村を発展させながら、襲ってくるモンスターに対して罠やバリスタなどを設置するというタワーディフェンスのような要素もあるという。

　イラストは「MHF-Ｇ」とはまた違ったかわいらしいタッチに仕上がっており、登場するマップには「MHF-Ｇ」ではおなじみのフィールドも登場する。正式サービスは2014年夏を予定。

「鬼武者Soul」

　「鬼武者Soul」は、2013年冬にコンシューマー版がサービスされることが発表された。7月にはスマートフォン版がリリースされ、PC版とのプレイデータの共有が可能になっている。特にシミュレーションとなる内政パートの容量削減に苦労しているそうで、コンシューマー版については「メモリが足りなくて苦戦中」とした。

　また今後のアップデートでは、全国ランキングへの対応や所属国同士のコミュニケーションを促進する「国技」が追加される「神楽奉納編」が8月に実装される予定。10月には「鬼武者Soul」の1周年を記念し、アップデート「本能寺の変」として過去最大規模のコンテンツが追加される。

スマートフォン用タイトル

「ストリートファイター×オールカプコン」

　スマートフォン用タイトルとしては、6タイトルが発表された。今回はこの中から特に目を引いた「ストリートファイター×オールカプコン」をご紹介する。
　「ストリートファイター×オールカプコン」は、これまでのカプコンキャラクターが総出演するというソーシャルゲームで、初期参戦タイトルは20以上、キャラクターは500以上に及ぶ。

　本作が特徴的なのは、プレーヤーごとに「応援する」タイトルを決めることができるという点にある。応援するタイトルが同じプレーヤーがチームを組み、他のタイトルとのランキング争いがゲームの中心となる。対応機種はiOS/Androidで、利用料金は無料、ビジネスモデルはアイテム課金制。正式サービスは11月19日開始を予定している。