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「ラグナロクオンライン」、「Breidablik」運営インタビュー

好評のスタート2次職でさらに楽しく! 7月にはオリジナルコンテンツも

6月18日アップデート

 ガンホー・オンライン・エンターテイメントは、ファンタジーオンラインRPG「ラグナロクオンライン」の新ワールド「Breidablik」において、6月18日に大型アップデートを実施する。

 「Breidablik」は「ラグナロクオンライン(以下、「RO」)」の10周年を記念してスタートした新ワールドで、6カ月間で「RO」の10年分の歩みを再現していく。最初のアップデートとなる今回は、「2次職」が実装されることとなる。

 アップデートに先がけ、ガンホーオンライン本部パブリッシング部第1企画課主任の中村聡伸氏と、第2企画課の田口彰氏にアップデートで追加される要素と共に、「RO」初心者に向けたキャラクター育成の仕方のコツなども質問してみた。

好評のスタート。「RO」初期の楽しさを実現

ガンホーオンライン本部パブリッシング部第1企画課主任の中村聡伸氏
第2企画課の田口彰氏
ニコニコのイベントは非常に盛況だった

――最初に「Breidablik」のオープンの手応えはいかがでしたか?

中村氏: オープンは5月21日で、今2週間がたったところですが、思っていたより長時間遊んでもらえていると思っています。プレイしていただいている時間、キャラクターのレベルといった数値を見ていますが、2週間で30後半のキャラクターがボリュームゾーンとなっています。次いで20代、40代が多くて、パーティープレイを楽しめる人達が多くなっているという感触です。ちなみに、現在のレベルキャップはベースレベル60です。

田口氏: 最初はスタート地点であるプロンテラ周辺のポリンを増やし、プレーヤーがわざと集中しやすくしたんです。このため最初のマップで即席のパーティーを組み、どんどんポリンを狩っていけるようにしました。現在はポリンの数は通常値に戻ったため、モンスターを倒すためにプレーヤーが各地に散っていくようになっています。そのためのパーティー募集などもされていますね。

中村氏: ゲームの基本的な流れは覚えてもらって、これからコミュニティを作って欲しい、というところに来ています。「RO」ではギルドを作るために「エンペリウム」というアイテムが必要なのですが、「Breidablik」ではクエストで入手できるようにしたため、通常のワールドよりずっとギルドが作りやすくなっています。GMがイベントで作った「初心者ギルド」はイベント終了と同時に解散したのですが、代わりのギルドを立候補する人もいて、繋がりが生まれています。

――ニコニコ生放送はかなり盛況でしたね。GMイベントも後半はツアーなどが行なわれていました。

中村氏: こちらもコミュニティの活性化というところで影響が大きかったです。参加されるユーザーさんの傾向があって、ニコニコ生放送に参加するユーザーさんはTwitterやブログ、外部のSNSでの発言が活発で、GMイベントは「RO」のSNSで盛り上がっている。「RO」のSNSを使う既存のユーザーさんにはGMと出会えるというのが楽しかったようですね。これは同時に走らせて、改めて感じた部分です。

――ゲーム内で、予想もしなかったユーザーの反応というのはありましたか?

田口氏: おおむね予想通りですが、パーティー募集に関しては予想したより気軽に行なっている方がいるなと。レベル帯に関しては、もう少し上げて欲しい、というところがあって、「経験値1.5倍イベント」などで調整していく予定です。上限に到達するプレーヤーをもっと増やしたいです。

――最大同時接続者数はどのくらいだったでしょうか。普段はどの位のユーザーが「Breidablik」で遊んでいますか?

田口氏: 最大で7,000人ほどです。普段は3〜4,000人のプレーヤーが遊んでいて、ニコニコ生放送の時はかなり多くなるという感じでしたね。ちなみに6月4日時点でレベル60に到達したキャラクターは700人ほどです。コアプレーヤーさんはかなりやりこんでもらっていますね。

中村氏: ちなみに、ニコニコ生放送では毎回26,000人以上のリスナーが集まりました。最終回は43,000人までいきました。これはニコニコの2時間の番組としてはかなりいい成績でしたね。他の番組では平均では1時間だいたい10,000人ほどだそうですよ。

 番組に参加するプレーヤーも日に日に増えてきて、前日に参加したゲストの方もゲームに参加して貰ったりしました。14日間ずっと参加する人もいましたね。企画に関しては、いろんな場所に行ったり、通常ワールドでも色々なコンテンツも取り上げました。

 のんびりした生主さんの場合はペットを取りにいってみたり、コアプレーヤーの生主さんは攻城戦に参加したりと、個性を活かした企画をすすめていけました。エンドレスタワーに行ってみたり、色々な場所に行って思い出を語ってみたり、本当に色々なことをしましたね。

――以前のインタビューでは、「MMORPGの初期の楽しさを体験して欲しい」、「『RO』の初期の雰囲気を出したい」とおっしゃっていましたが、実現できたでしょうか。

中村氏: 初期の雰囲気を楽しんでいただく、というのはGMイベントを中心に実現できたと思っています。イベントに参加する常連さんが出始めて、彼らがリーダーとなってイベントをさらに盛り上げてくれました。アドバイスなどもしてくれて、彼らが初心者を助けてくれる存在になってくれるのではないか、と期待しています。

田口氏: イベントの後も他の人を誘うプレーヤーが出てきたり、ユーザー間を繋げるという意味ではうまくいったと思いますね。

――実際に参加してみたところ、プレーヤーさんは10年前を求めて、というよりも若い人が多い印象でしたね。生主をやってる、という人もいました。

中村氏: そうですね、LINEの連絡先をのせていたり、10年前にはない光景を目にしました。「RO」のニコニコの実況ですが、通常ワールドの場合は本人に許可をとってないプレーヤーキャラクター名の掲載はNGとしています。一方、「Breidablik」では名前が出る可能性があることを了承してプレイしてもらってるので、配信しやすいです。通常ワールドの取り決めに関しても、気軽に配信していただけるよう、現在は検討しているところです。

――一方で、実際参加してみたところプレーヤーと初心者の“隔たり”を感じました。特にニコニコ生放送ではプレーヤーならではの「○○に行こう!」という形で盛り上がって、どんどん進んで行ってしまった。初心者は○○といわれてもそれがどこにあるか、どういったルートを進むかもわからない。結局番組の場所に合流できない、ということがありました。

中村氏: 勝田さんが参加したのは、3日目の放送ですよね。実は3日目のイベントの時に「ついて行けなくなった」という書き込みを見て、しまったな、と思ったんです。それから原因を調べまして、すぐに公式ブログにマップを追加しました。またニコ生に関しては実際にルートに向かう前に事前にマップや安全なルートを紹介するというように、番組を放送していく中で色々細かく変更していきました。多くの人が脱落しないように気をつけました。

 ニコニコ生放送では「Breidablik」を重視しながらも、通常ワールドのユーザーも楽しめるように考えていきました。「RO」全体の楽しさを改めて再確認してもらうということを心がけていました。

――またGMイベントに関しては、コアプレーヤーがGMを囲んだ座談会という形になってしまっていて、こちらも初心者は加わりにくく感じました。GMイベントは後半はツアーと質問受付を分けていましたね?

中村氏: GMイベントに関しては、2週目からツアーを開始しました。1週目はあえてひたすら質問に答えるという形にして、2週目からは質問に答えるGMと、狩り場に引率するGMを用意しました。狩り場でも結局は、多くの人に囲まれての交流になりましたが。

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(勝田哲也)