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【E3 2013】100人のヒーローを率いて戦え!「The Wonderful 101」
線を描くと武器になる「ユナイト・モーフ」による爽快アクション
(2013/6/15 14:43)
「The Wonderful 101」は、プラチナゲームズが開発中のWii U用ユナイト・アクション。昨年のE3では「Project P-100」というタイトルで出展されていたもので、今年は正式名称になって出展された。
100人のヒーローを指揮して戦うというところは昨年から変わらないが、新たな要素がいくつか追加された形で公開された。日本では8月24日に発売予定とされており、製品版にかなり近いものになっているはずだ。
100人のヒーローによるワラワラ感と、巨大な武器の爽快感
本作の主人公は、宇宙からやってきた侵略者と戦うヒーロー。ただし1人で戦うのではなく、100人のヒーローが一致団結して力を発揮する。肝心のヒーロー達は大半が侵略者に捕まっていたりするので、彼らを救出しながら侵略者を撃退する。
ゲームでは1人のヒーローが他のヒーローを指揮するという形になっている。ヒーローは画面上でもかなり小さな存在だが、最大100人のヒーローが自分の後ろをワラワラとついてくるので存在感はある。ヒーロー達は小さいながら侵略者を取り囲んで攻撃することも可能だが、本作では「ユナイト・モーフ」という合体技を使って戦うのが基本となる。
「ユナイト・モーフ」とは、多数のヒーロー達がその身をもって巨大な武器を生み出す技。Wii U GamePadに丸や直線、への字などの線を描くことで、巨大な腕や剣、銃などがヒーロー達によって生み出される。今年はこの「ユナイト・モーフ」で出せる武器の種類が増え、波線を描くことでムチを出せるようになった。製品版ではこれ以外の武器もあるそうだ。
「ユナイト・モーフ」はヒーローを数多く集めることで、より巨大な図形を描き、より巨大な武器を生み出せるようになる。進軍中に「HELP!」という文字が見えたら、そこを「ユナイト・モーフ」の線で囲むように描いてやることで救出完了となり、ヒーローの数が増える。
小さなヒーロー達がどんどん増えて、力を合わせて巨大な武器を作り出し、強大な侵略者を豪快になぎ払う。そう考えると、ワラワラとした集まりだったヒーロー達が格好よく見えてくる。もちろんストーリーも用意されているので、彼らがどんな活躍を見せてくれるのかも楽しみなところだ。
最大4人のマルチプレイに対応。画面はヒーローだらけに
今回の出展における目玉要素は、最大5人でのマルチプレイだ。ゲームの基本的な部分はシングルプレイと同様で、ヒーローを集めて各種「ユナイト・モーフ」で侵略者を倒すこと。ただしシングルプレイとは異なる部分もいくつかある。
まずコントローラーは、Wii U GamePadのほかに、Wii U PROコントローラーを使用する。タッチスクリーンがないので、「ユナイト・モーフ」は右アナログスティックを使って線を描くことになる。ちなみにWii U GamePadでも右アナログスティックで線が描けるので、どちらを使っても構わない。
ゲームモードはミッション形式のものになり、「侵略者を何人倒す」といった条件を満たせばクリアとなり次のステージへ進める。ただし主人公のHPは全員で共通となっており、ダメージを受けすぎると全員がゲームオーバーになってしまう。ヒーローの数は全体で150人と制限がかかっているが、ヒーローの数は救出した数次第で増えるため、プレーヤーごとに異なる。
ステージクリア後には、倒した侵略者の数やダメージを受けた量によってスコアが算出され、ランキングが付けられる。基本的には協力してクリアするゲームだが、限られた数のヒーローを、他のプレーヤーが救出する前に助けて指揮下に入れ、他人より強力な「ユナイト・モーフ」を繰り出すことでスコアで優位に立つ……といった形での競い合いもあるわけだ。
4人同時プレイになると、同時に4人が「ユナイト・モーフ」を繰り出すため、攻撃のエフェクトで画面がよく見えなくなるほど派手な戦いになる。あまり難しいことを考えずに、パーティーゲーム感覚でワイワイ楽しむのもいいのではないかと思う。
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