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「FFXIV: 新生エオルゼア」プレイステーション 3版先行体験レポート

限界突破のクオリティで、正式サービスへの準備は万端!

5月30日 収録

会場:スクウェア・エニックス本社

プロデューサー兼ディレクターの吉田直樹氏が操作しながら説明してくれた

 株式会社スクウェア・エニックスはプレイステーション 3/Windows用MMORPG「ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア」のβテストフェーズ3を6月14日からスタートする。また6月11日から米ロサンゼルスで開催されるE3では、PS3版がプレイアブル出展され、イフリート討伐を体験できるパーティーバトルが体験できる。またE3ではスクウェア・エニックス独自のカンファレンスや各種ライブ放送も予定されており、新トレーラーや新クラス「学者」についての詳細が発表される予定だ。

 今回は、E3に先立ち、「FFXIV: 新生エオルゼア」プロデューサー兼ディレクター吉田直樹氏へのインタビューに合わせて、PS3版のβフェーズ3バージョンを体験する機会を得た。プレイできたのはレベル1のキャラクターで、10分足らずの短い時間に留まったので、がっつりしたプレイレポートをお送りすることはできないが、吉田氏からの説明も合わせてPS3版のフェーズ3バージョンについて感触をお伝えしたい。

日本語ボイスがついた最新E3トレーラーが登場!

E3会場では英語版が紹介され、ウェブで日本語版が公開される

 今回の取材では、E3で公開されるゲーム内のカットシーンを組み合わせたE3トレーラーを見ることができた。このトレーラーでは、初めて声優のボイスが入った状態のカットシーンを見ることができる。映像は全編リアルタイムレンダリング処理されており、トレーラーのクオリティそのままのシーンがゲーム内でも楽しめることになる。

 さらにこのトレーラーの日本語版では、初めて日本の声優が当てたキャラクターボイスを聞くことができる。ボイスが日本語になるだけで、キャラクターの印象もずいぶん変わり、なんとなく縁遠かったキャラクターたちが身近になったような気がする。やはり、ボイスの力は大きい。

 トレーラーは歴代「FF」シリーズの画面が1つに集約されていくシーンから始まり、ガレマール帝国の軍団長ガイウス・ヴァン・バエサルの独白へと続く。その後、アマルジャによるイフリート召喚や、ガルーダ、タイタンといった蛮神の映像が続き、飛空挺に乗ったシドとの会話シーンでそれまでの重苦しい雰囲気から開放される。

 これまで公開されていたウォークスルー映像では平和そうに見えたエオルゼアが、実際は多くの敵や脅威にさらされた危険な場所なのだとわかる。クライマックスでは、惑星ハイデリンの意思の結晶であるマザークリスタルが多くのエーテライトとつながっている様子が描かれる。そして最後に、意味深な仮面の男の映像が挿入される。

 吉田氏によれば、ベタな「FF」らしいストーリーにしたということだが、言われないとMMORPGのイベントシーンとは気づかないだろう。最近のMMORPGにはカットシーンを使ったイベントがあるものも増えたが、「FFXIV: 新生エオルゼア」のカットシーンは間違いなく現状では世界一の出来栄えだろう。ストーリー演出にこだわりの強いスクエニのお家芸が炸裂している。

【E3トレーラー】
田中理恵さんが当てたガルーダの声もたっぷり聞ける
ガレマール帝国の軍人たちは、エオルゼアを呪われた土地と忌み嫌う
蛮神の1つタイタン。ナイトががっちりヘイトを固定している
雪原を進む魔道アーマー。「FFVI」気分を満喫できるマウントも実装される
黒魔導士のウェポンスキル「メテオ」の発動アクション
トレーラーの最後に登場する謎の仮面男。声はもちろん……


さらにバリエーションが増えたキャラクターメイキング

髪型や、顔のタトゥーなどのバリエーションもかなり豊富になってきた
タトゥーのバリエーション。チョコボの形をしたタトゥーもある
肌、髪、ハイライトの色はカラーパレットから選択できるようになった

 さて、「FFXIV: 新生エオルゼア」もいよいよフェーズ3に入り、限りなく正式サービスに近い状態になっている。このフェーズからは、リムサ・ロミンサとラノシア、ウルダハとザナラーンという2つの町と2地域が実装され、レベル20までのストーリークエストがすべて遊べるようになる。

 ほかにも、ギルドに当たる「フリーカンパニー」や、パーティーマッチングシステム「コンテンツファインダー」のようなゲームのシステムもフェーズ3でテストが行なわれる。また、フェーズ2でフィードバックの多かった部分に修正が入り、特に戦闘システムが大きく見直されている。

 キャラクター選択の画面はPC版と基本的なUIは同じだ。キャラクターメイキングの選択肢が少ないことも旧版の不満点だったが、この点もフェーズ3からすっかり解消されている。フェーズ3からは髪の毛や肌の色を豊富なカラーパレットから選べるようになっている。髪型や入れ墨などの装飾もパターンが増えた。こちらについては、正式サービス後のパッチ2.1で床屋が実装される際にさらに髪型の種類が増えるそうだ。

 キャラクターの顔にかかる影は妥協なく作り込んだということで、アップになってもかなり自然な雰囲気で反映される。カットシーンなどで顔の影がおかしな形をしていると、それだけで気持ちが萎えてしまうこともある。特に家庭用のハイクオリティに慣れているプレーヤーは、それが当然だと思っているだけにオンラインゲームだからという甘えが許されない雰囲気があるのだろう。

 PS3版クライアントのダウンロードはPlayStation Networkからになる。ダウンロード時間を分散させるために、フェーズ3開始前には先行ダウンロードが始まる。ダウンロードサイズは少なくとも5GB以上になるそうなので、HDDの容量を空けてスタンバイしておこう。

(石井聡)