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「モンスターハンター フロンティアG」新コンテンツ体験レポート

G級昇級試練で「シャンティエン」に挑戦!

4月17日 アップデート実施予定

未知のモンスター、未知のエリアがハンター達を待っている!

 4月17日にスタートが迫った「モンスターハンター フロンティアG」(MHF-G)。「モンスターハンター フロンティア オンライン」(MHF)から改題しているとおり、モンスターや武具など様々な仕組みを一新した「G級」コンテンツが解禁されるとともに、様々なアップデートが実施される。

 G級の参加条件は、既存のシステムにおいて、HR(ハンターランク)と、いずれかの武器種のSR(スキルランク)が最大の999に到達した状態で昇級試練をクリアすることとなっている。ここに到達するまでには多数のモンスターを狩猟することになるが、そんなベテランハンターを待ち構えるG級コンテンツとはいったいどのようなものか、実装を楽しみにしている読者も多いだろう。

 またG級以外の部分でも新要素が加わる。中でも注目は、各武器種に新たなアクションが追加されることにある。トライアルコースによる無料体験を含め、全てのハンターを対象にしたものとなるので、まだ遊んだことがないという人にも注目してほしい内容だ。

 今回は特別に、「MHF-G」の新要素の中から、新モンスターの「シャンティエン」の狩猟と、新アクションの一部を体験する機会をいただいた。短時間ながら色々な新要素を見られたので、「MHF-G」を心待ちにしている方々に少しでも情報をお届けしたい。

新モンスター「シャンティエン」と新フィールド「大型探査船」

新モンスター「天翔龍・シャンティエン」

 新モンスター「シャンティエン」は、「MHF」では2体目となるオリジナルの古龍種で、「天翔龍」の別名を持つ。2つ以上の属性を組み合わせた新要素「複数属性」には「天翔」というものがあり、その名前からも「シャンティエン」は「天翔」属性に関わりがあることが推察できる。

 「シャンティエン」がまず登場するクエストは、先述のG級への参加条件を満たしたハンターが受けられる昇級試練となる。つまり、G級に挑戦する全てのハンターが最初に目にするG級モンスターが、この「シャンティエン」となる。

 クエストが始まると、ハンター達が乗り込んだ空飛ぶ船「大型探査船」に、「シャンティエン」が飛来してくる登場ムービーが流れる。「MHF」で登場ムービーを見るのは久々だ(特殊演出という意味なら「タイクンザムザ」がいたが)。ムービーが終わると、さっそく甲板上で相対することになる。

 空を飛んで登場した「シャンティエン」だが、クエストが始まると甲板上にどっしりと足を下ろした上でハンター達に襲い掛かってくる。体は大型で、尾の先まで入れるとかなり長いのも特徴だ。飛行できる割にクエスト中の動きはゆったりしていて、それが巨体の重さを感じさせている。

 動きが俊敏でない分、攻撃のタイミングを見計らうのはさほど難しくないのだが、攻撃1つ1つの範囲が広く、攻撃判定も長いので、アバウトな回避では避けきれないことが多い。さらには「フィールドのどこに居ても当たるのでは」という派手な攻撃もある。慣れるまでは何が起こったのかわからない人も多いかもしれない。

新フィールド「大型探査船」

 そのフィールドとなる「大型探査船」は、甲板1マップのシンプルなもののようだ。マップの広さは大闘技場よりも狭く、そのため「シャンティエン」の広範囲な攻撃がかなり避けづらい。ほぼ逃げ場のないフィールド(空中だけに負けたら最後という気もする)で飛来する古龍に挑むという、進退きわまった雰囲気も感じられる。ちなみにハンターが力尽きると、甲板の下部にあるらしい船室から再開できる。

 今回は体験プレイということで1人で挑戦したが、当然ながら4人用を前提にしたバランス調整がされているそうで、今回はクリアできなかった。「シャンティエン」はあまりバタバタと動かず、攻撃にもメリハリがあるので、モンスターの動きを見切って狩猟するというシリーズならではの面白さを感じられる。大型で迫力もあり、見た目に楽しませてくれるアクションもあって、G級らしいモンスターに仕上がっていると感じた。

 なお今回のプレイに当たり、「シャンティエン」の攻略に繋がる情報は非公開とすることが条件とされたため、具体的な動きや対策については伏せさせていただいた。4月17日以降、自分の手で確かめてみていただきたい。

【プロモーションムービー第2弾】

大剣の新アクションやパッケージ装備のスキルも体験

「MHF-G G1 プレミアムパッケージ」
「マゴスGSシリーズ」の強化元となる「マゴスシリーズ」

 今回のプレイでは、アップデートと同日の4月17日に発売予定の「MHF-G1 プレミアムパッケージ」に付属する装備を使用した。武器は大剣で、防具は「マゴスGSシリーズ」となっていた。GSとは「G級狩護防具」のことで、狩護防具と同様の効果がG級武器を装備した際にも発動するというものだ。

 大剣の新アクションは、「強ガード」というもの。ガード中に□ボタン(Xbox 360版ならXボタン)で発動し、自分の目の前に大剣を突き刺す。より上位のガード姿勢ということで、全方位からの攻撃をガードできるようだ。ただし使用中は移動できず、徐々にスタミナが減っていく。ガード性能は1段階向上するが、強烈な攻撃を受けるとガードの上からダメージを受ける。

 攻撃を受ける方向がわかりにくく、かつ大ダメージとなる大技を繰り出された際に、全方位ガードでがっちり受け止めた上で反撃する、というような使い方が予想される。どう使うかはモンスター次第、ハンター次第になるが、新アクションが純粋に追加された形なので、アクションの幅や狩猟の可能性が広がることは間違いない。

 そのほか、操作方法が一部変更されている。暴発しやすかったフィニッシュ技の操作が変更されており、狙った時以外には出ないよう調整されているのがありがたい。また、他の武器種についても新アクションが追加されている。詳細は公式サイトで発表されるので、そちらも合わせて確認していただきたい。

 また余談として、今回使用した装備についても触れておきたい。「マゴスGSシリーズ」の剣士装備では、「砥匠」という新スキルが発動する。これは研ぎ時間が短縮され、斬れ味が最大まで回復。さらに砥石使用後の30秒間は「斬れ味レベル+1」の効果が発生し、効果時間中は斬れ味が低下しないというものだ。「砥石使用高速化」スキルの超アップグレード版といったところだろうか。

 モンスターが大きく離れた時や、空中にいたり大技発動中で近づけない時などに武器を研いでおけば、短時間とはいえ攻撃力アップが期待できる。また斬れ味ゲージの最も強い色が短い(切れ味が落ちやすい)武器や、斬れ味の消費が激しい双剣・ガンランス辺りでは、タイミング次第でかなり有用になりそうだ。「斬れ味レベル+1」スキル(匠)がない状態のほうが相性はいいが、たとえあっても価値はありそう。

 他には剣術+2、攻撃力UP【大】、集中+2が発動する。パッケージ特典武器にG級に対応した大剣があるので、相性がよさそうだ。またガンナーは攻撃力UP【大】、早食い、見切り+3、高級耳栓となっており、新スキルはないが実用的なものが揃っている。

 今回のレポートはここまでとなる。本日はこのほか、プロデューサーの杉浦氏とアシスタントプロデューサーの宮下氏、さらに開発を担当するディレクターの木本氏の3氏によるインタビューも掲載しているので、合わせてご覧いただきたい。

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(石田賀津男)