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「Wii U Direct Nintendo Games 2013.1.23」

「真・女神転生」と「ファイアーエムブレム」のコラボや、モノリスソフトの新作の映像などを公開

1月23日 配信

 任天堂は、「Wii U Direct Nintendo Games 2013.1.23」の録画映像をUstreamなどを通じて放映した。任天堂の岩田聡代表取締役社長が直接ユーザーに語りかける「Nintendo Direct」。今回はWii Uのこれからについてを語る回となった。

「Miiverse」の機能追加、拡張の予定は?

 岩田氏はまず、「Miiverse」の話からスタートした。「Miiverse」がソフトとユーザーをつなぎ、ユーザー同士がコミュニケーションを取り合うことで生まれる可能性について、具体的な書き込みなどを示して紹介した。手書きイラストの素晴らしさに関しては、任天堂関係者一同驚いているとのこと。

 Miiverseでは、今年の春までに、書き込みが埋もれないようなフィルター機能、ユーザーコミュニティ機能、1つのソフトで複数の公式コミュニティーを作れるようになど、いくつかの機能追加・拡張を進める予定(本体の更新は必要なく、Miverse側のみアップデートされる)。来週にもMiiverseコミュニティの使い勝手の改善と、投稿画面でMiiの表情選択をよりやりやすくするために、インターフェースの変更を行なう予定だという。また、2月には、Miiverseの閲覧のしやすさを改善するための取り組みとして、コミュニティを閲覧する際に、プレイ済みかどうかでフィルタリングする機能が追加され、フォローされたら通知が届くようになるとのこと。

 今年春までには、スマートフォンのブラウザからMiiverseを閲覧可能になるという。また、将来的には専用のアプリも配信予定という。

 また、これからリリースされるタイトルとMiverseに関する情報も公開された。

 「ピクミン3」では、ピクミンたちの視点でゲーム内の風景や、原生生物たちが織り成す決定的瞬間を写真に収め、Miiverseに投稿することができる機能を搭載予定。

 「Wii Fit U」では、固有のID番号が割り当てられたクローズドなユーザーコミュニティをMiiverse上に開設できる。一緒に運動する仲間と、運動や体重変化の様子などを語り合いながら、お互いを励まし合い、刺激を受け合いながら楽しめる。

本体更新は春と夏の2回予定! Wii U版バーチャルコンソールもスタート!

 Wii Uの本体システムソフトウェアに関しては、今年の春と夏にWii Uの本体更新を実施し、本体システムを順次改善する予定。ソフトの起動、メニューへの復帰の高速化も、春と夏の2ステップに分け、順次進めていく予定。

 この中で、春の本体更新とともに、Wii Uでのバーチャルコンソールのサービスを開始することが明らかにされた。今回公開された「ファミコン」、「スーパーファミコン」のタイトルだけでなく、ゲームボーイアドバンスなど、これまでWiiのバーチャルコンソールではリリースしていなかったプラットフォームも追加していく予定。

 このWii U版バーチャルコンソールは新規に制作し直したもので、「まるごとバックアップ」機能や、テレビだけでなくWii U GamePad単体でもプレイできること、Miiverseコミュニティが使えることなどの機能が追加されているため、Wii向けにリリースされたタイトルとは別に、新たに購入することになる。

 ただし、Wii版のバーチャルコンソール版を購入し、Wii Uに引っ越しを済ませているユーザーには、Wii U版を優待価格で購入できる優待販売が行なわれる。優待価格は、ファミコンは1タイトル100円、スーパーファミコンは1タイトル150円(優待価格で購入するためには、ニンテンドーネットワークIDが必要という)。

 それとは別に、ファミリーコンピューター発売30周年を記念して、バーチャルコンソール体験キャンペーンを実施する。今月から7月までの間、バーチャルコンソールソフトを月に1タイトルずつ、30日間限定で、30周年記念特別価格の各30円で販売する。これはWiiのバーチャルコンソールを購入/未購入関係なく実施される。

【キャンペーン対象タイトルと時期】
タイトル 時期
「バルーンファイト」(FC) 1月24日〜2月22日
「ファイアーエムブレム 紋章の謎」(SFC) 2月20日〜3月21日
「MOTHER2 ギーグの逆襲」(SFC) 3月20日〜4月18日
「星のカービィ 夢の泉の物語」(SFC) 4月17日〜5月16日
「スーパーメトロイド」(SFC) 5月15日〜6月13日
「ヨッシーのたまご」(FC) 6月12日〜7月11日
「ドンキーコング」(FC) 7月15日〜8月13日

 バーチャルコンソール体験キャンペーンの第1弾、ファミコンの「バルーンファイト」は、このプレゼンテーション終了後に配信を開始した。

 また、バーチャルコンソール体験キャンペーンで3月にスーパーファミコン「MOTHER2 ギーグの逆襲」を配信するのに合わせ、思い出をMiiverseで語り合いながら楽しむ「MOTHER2 ふっかつさい」を開催予定。開発を手掛けた糸井重里氏も参加する。

春〜夏の発売タイトルは?

 岩田氏は、1月〜2月に任天堂の自社タイトルがWii U向けに用意できなかったことについて頭を下げた。

 「任天堂は、新しく発売したばかりのソフトの品揃えがまず十分でない段階のプラットフォームでは、定期的に新しいタイトルを提案することを『果たすべき重要な責務である』と考えていますが、同時に、任天堂がタイトルを発売する際には、皆さんに自信を持ってご提案できる品質に仕上げることも、とても大切だと考えています。年末時点でのソフトの進捗状況から、任天堂の品質基準を満たすためには、もう少しお時間を頂く必要があるという結論を出しました。この1月〜2月に、任天堂が新タイトルを発売できないということを、Wii Uを応援していただいている皆さんに、大変申し訳なく思います」とその理由を述べ、再度頭を下げ、「3月以降、定期的に新しいタイトルをご提案していきますので、よろしくお願いします」と話を続けた。

 今春〜夏にかけて発売されるタイトルとしては「ゲーム&ワリオ」、「Wii Fit U」、「ピクミン3」、「The Wonderful 101」が予定されている。

 「The Wonderful 101」に関しては、新映像と、Wii U「ベヨネッタ2」の制作現場の様子が映像で公開されたほか、プラチナゲームズの三並達也氏、稲葉敦志氏への「社長が訊く」インタビューを近日公開予定であることが明らかにされた。神谷英樹氏にも、「The Wonderful 101」発売近くに改めて、という。

 また、ニンテンドー3DSとWii U向けに開発中の「スマッシュブラザーズ」最新作については、今年のE3でゲーム画面を公開予定。

 「マリオギャラクシー」シリーズや「スーパーマリオ 3Dランド」を手掛けてきた情報開発東京制作部のチームは、3Dマリオの本編アクションゲーム最新作をWii Uで開発中。

 「マリオカート」最新作もWii U向けに開発中。3Dマリオの本編アクションゲーム最新作とともに、今年のE3でプレイアブルでの出展を予定している。

 「Wii Party」の最新作も、今年の夏発売を目指し開発中。「ゲームパッドスゴロク」などを収録した「TVパーティ」、プレーヤー間のコミュニケーションを楽しむ「リビングパーティ」、Wii U GamePadのみで遊ぶ「テーブルパーティ」の3モードが公開された。

Wii U向けの「ゼルダの伝説 風のタクト」など、初公開のタイトルも紹介!

 Wii「毛糸のカービィ」の開発チームが手掛ける新作では、ヨッシーが主人公に。手塚ディレクターが監修として深く関わることも明らかにされた。テレビゲームでヨッシーが主役のタイトルは、1997年のNINTENDO64「ヨッシーストーリー」以来。Wii Uだからできる、新たな魅力の表現を目指すという。

 さらに、アトラスの「真・女神転生」と、「ファイアーエムブレム」とのコラボレーションタイトルをWii U向けに制作中。これ以外にも、さまざまなパートナーと、今までにない新たな取り組みを進行中という。

 青山氏が登場して解説されたのが、Wii U向け「ゼルダの伝説」最新作。「ゼルダのアタリマエを見直す」ことをテーマに開発中。例えば、シナリオに沿って進行する部分や、順番にダンジョンを攻略する、1人で黙々と遊ぶといったあたりなどがどうなるのか、楽しみに待ちたいところだ。

 ゲームキューブ「ゼルダの伝説 風のタクト」をWii U向けにリメイク。今年の秋発売を目指して開発中。グラフィックスがHDで一新されるだけでなく、ゲーム全体も新たにチューニングされ、Wii U GamePad単独のプレイにも対応している。当然Miverseにも対応している。

 最後に、Wii「ゼノブレイド」のモノリスソフト・高橋哲哉氏のチームが開発中のWii U向け完全新作タイトルの映像が公開された。動画に関してはすでに任天堂のページにアップされているので、ぜひそちらをご覧いただきたい。

(佐伯憲司)