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任天堂が最新の情報を配信する「Nintendo Direct」を配信
来年初頭のWii Uタイトルのラインナップなどを公開
(2012/12/5 22:10)
任天堂は、岩田聡代表取締役社長が直接ユーザーに情報を発信するインターネット放送「Nintendo Direct 2012.12.5」を12月5日にUSTREAMとニコニコ生放送で配信した。現在、任天堂のホームページで全編視聴することができる。
今回は3日後に発売を控えたWii Uに絞った内容で、まずは発売から2013年1月くらいまでに発売されるタイトルを一気に紹介して見せ、また来年春くらいまでに発売される予定のソフトの中から重要タイトルについて各種情報を公開した。
放送の冒頭、岩田氏はレゴとなって登場。レゴシティを舞台に警官となり様々な謎を解いたり物語を体験できるオープンワールドタイプのアクションアドベンチャー「LEGO CITY : Undercover(仮称)」が日本では任天堂から発売されることが決定したと切り出した。日本向けのローカライズを任天堂が行なうことから、日本での発売はすこし先になるという。発売日等の詳細は後日発表予定となっている。
前述の通り、発売を控えた各種タイトルを映像で紹介したあと、「New スーパーマリオブラザーズ U」の関連情報の紹介が行なわれた。1UPポイントの情報や、見つけることが難しいスターコインの取り方、お題モードのお手本プレイ等、知っているとちょっとお得な映像を集めた「New スーパーマリオブラザーズ Uチャンネル」をYouTubeに開設する事が明らかになった。開発者のスーパープレイなども公開されるという。
そして新作の発表としては、16種類のゲームを収めた「ゲーム&ワリオ」が2013年初頭に発売されることが発表された。Wii U GamePadとテレビ画面を使ったWii Uらしく、またワリオらしい、良い意味でのくだらなくもクスッと笑えるゲームが収録されている。最大5人まで参加できるゲームもあるが、Wii U GamePadは1台あれば良いのだという。ここでは岩田氏が怪盗となって住民に紛れながらリンゴを盗んでいくのを、他の人が見て当てるという、新感覚のゲームなどのデモンストレーションも行なわれた。
また、「PIKMIN 3」も2013年春の発売を予定。HD解像度のグラフィックスにより、ピクミンたちや原生生物たちの生態がより細やかに描写されており、その様をじっくり見ることができた。
任天堂からはこのほかにも、Ubi Softのコーポレートキャラクターとして海外では特に有名なRAYMANを、日本では任天堂からリリースすることを明らかにした。「Rayman Legends(仮称)」がそのタイトルで、日本のプレーヤーでも取っつきやすい横スクロールアクションゲームでありながら、様々な仕掛けが用意されているのだという。発売は2013年を予定。
アプリケーションに関する発表も相次いだ。Wii U GamePadで閲覧できる電子番組表「Nintendo TVii」は、12月8日から配信されるネットワークアップデートで使用可能となる。ただ閲覧するだけなら無料だが、番組表を見ながらテレビの番組をリモコン操作(チャンネルを変える)といったことをするためには有料のアップデートが必要となる。これは、権利関係が発生するため、その使用料が発生するためだという。
また、12月8日からオンライン動画配信サービス「Hulu」のサービスを利用できるようになる。アプリケーションは、ニンテンドーeショップで配信開始となる。TVのHD画質で再生するだけでなく、Wii U GamePadの画面で好きな場所で見ることもできる。
映像関連では、E3で発表されたWii U GamePadを使って360度周りの風景を楽しむ事のできる動画の配信サービス「Wii U Panorama View」も有料のダウンロード専用ソフトとして配信を準備中だ。観光バスからみるロンドン市内や、人力車で巡る京都市内観光といった映像の配信が現在予定されている。
最後に紹介されたのは現在テスト中のプロダクトで、Google Mapを使ったサービス。Google Mapではストリートビューという機能があるが、テレビ画面ではGoogle Mapを表示し、手元のWii U GamePadでストリートビューを表示させ、Wii U GamePadを左右に動かすことで周りの風景を見ることができるようにして見せた。実際に岩田氏がデモを行ない、京都の任天堂本社付近や、Nintendo of Americaの社屋近辺をこの機能を使って歩いて見せた。高解像度のストリートビューの画像をテレビ画面に表示させることもでき、バーチャルトラベルを楽しむ事もできるのではないかと提案してみせた。この機能については、2013年1月末頃から3月末まで、ニンテンドーeショップで無料配信を行ない、その後は有料での配信を予定しているという。
岩田氏は最後に、「自分たちのできることを全てして、祈る気持ちでお客様に商品を差し出す気持ち。Wii Uをよろしくお願いします」とコメントし、放送を終了した。
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