Warner Bros. Interactive Entertainmentブースレポート
ド派手な演出が気持ちいい「Injustice: Gods Among Us」や「Guardians of Middle-earth」をレポート
E3のWarner Bros. Interactive Entertainmentのブースには数多くのタイトルが展示されていた。Nintendoカンファレンスで発表されたWii U向けのタイトル「Batman: Arkham City Armored Edition」と「Scribblenauts Unlimited」、LEGOシリーズの「LEGO Batman 2: DC Super Heroes」や「LEGO: Lord of the Rings」、Kinectタイトルの「Harry Potter for Kinect」など、かなりの数の試遊台が展示されていた。
その中でも今回は「バットマン」や「スーパーマン」などDCコミックのヒーロー達が登場する格闘ゲーム「Injustice: Gods Among Us」、「指輪物語」や「ロード・オブ・ザ・リング」のキャラクターが登場するMOBA系のゲーム「Guardians of Middle-earth」、そして「LEGO: Lord of the Rings」のレポートをお送りしていく。
【ブースの様子】 | ||
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LEGOで作られたキャラクター達が来場者を出迎える | ||
どの試遊台も人の波が途切れることはなかった |
■ バットマンが、スーパーマンが大暴れ。「Injustice: Gods Among Us」
「Injustice: Gods Among Us」は「モータルコンバット」シリーズの開発で「NetherRealm Studios」が開発中の格闘ゲーム。
登場するキャラクターは確認できた範囲で「バットマン」、「ソロモン・グランディ」、「スーパーマン」、「ザ・フラッシュ」、「ワンダーウーマン」、「ハーレクイン」の6キャラクター。まだ開発段階で有りキャラクターはこれからもドンドン増えていくとのことだ。
登場キャラクター毎に「スペシャルムーブ」と呼ばれる必殺技があり、例えば「スーパーマン」なら相手をパンチで宇宙まで吹き飛ばした後、自身も宇宙に飛び出し地球に向かって相手をたたきつけたり、「ザ・フラッシュ」なら地球を一周して攻撃するという、ド派手な演出を見ることができる。
またステージにも様々なギミックがあり、「バットケイブ」ではスイッチを押すとただの背景だと思っていた「バットモービル」からミサイルが飛んできたり、上空にぶら下がっている大きな機械を掴んで敵に投げつけたりと、一見何の変哲もないステージに様々な仕掛けが用意されている。しかも勢いよく敵をステージ外に吹き飛ばすと、鉄パイプにボコボコ当たりながら地下に落ちていき、そこから更に戦闘続行という仕組みも確認できた。
これらの演出は思わず吹き出してしまうほど、良い意味で馬鹿馬鹿しく、シアターではたびたび大爆笑が起きていた。開発者曰く全てのステージがこうした2層構造になっており、様々なギミックが用意されているという。
対象ハードにWii Uが含まれていたので、「Wii U GamePad」を使った特徴的な仕組みはあるかと尋ねたところ「まだ開発が始まったばかりでそこまで検討できていない」と話していた。
発売時期は2013年を予定しており、プレイステーション 3/Xbox 360/Wii Uで発売予定だ。
思わず笑ってしまうほどのスーパーヒーロー達のド派手な戦いを見て欲しい |
■ コントローラでプレイするMOBA系の操作感は?「Guardians of Middle-earth」
ブースでは実況・解説が行なわれていた |
「Guardians of Middle-earth」は「指輪物語」や「ロード・オブ・ザ・リング」のキャラクターが登場するMOBA系のストラテジーだ。
MOBAとはMultiplayer Online Battle Arenaの略で、プレーヤーは1体のヒーローを操り、敵陣地を攻め落とすというゲームだ。PCでは「League of Legends」や「DOTA2」といったタイトルが有名でかなり人気のあるジャンルの1つだ。
気になっていたのが操作感で、PCの場合であればマウス+キーボードで操作するが、コンシューマになるとコントローラで操作することになる。このジャンルのゲームは素早い判断と様々な操作が要求されるので、コントローラでどの程度プレイできるかが大きなネックになると考えたからだ。
しかし心配は杞憂に終わった。操作は左スティックでキャラクターの移動、右スティックでカメラを動かし、十字キーでポーションなどのアイテムを仕様、△○□×ボタンでスキルを発動、とコントローラの特徴にあわせてしっくりと来る操作にまとめられていた。この配置ならば移動しながらアイテムを使ったり、カメラを動かしつつスキルを使ったりと問題なくプレイできる。
ゲームプレイ自体はコンシューマ向けということもあってか少し簡略化されていたが、感触はMOBA系のゲームそのものであった。
コンシューマでもMOBA系のゲームがプレイできる事を証明する「Guardians of Middle-earth」はXboxLiveArcadeと、PlayStationNetworkのダウンロード販売専用タイトルになる予定で、2012年の秋に発売を予定している。
【スクリーンショット】 | ||
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ゲームはこうして終始上空からの視点で進んでいく。コンシューマタイトルでは珍しいMOBA系のタイトルということで発売が楽しみだ |
■ キャラクターの特徴を生かすのが攻略のコツ。「LEGO: Lord of the Rings」
「LEGO: Lord of the Rings」はレゴシリーズの最新作で、映画「ロード・オブ・ザ・リング」がベースになっているアクションアドベンチャーゲームだ。
ゲーム内では様々な登場人物を切り替えて、時には弓を、時には剣をと状況にあわせて行動していくことが必要になる。アクション要素というよりはひらめきの様なパズル要素の方が重視されているようだ。
天井からぶらさがっている的に矢を射ればスイッチが入ったり、他のキャラクターを壁に投げつけて穴を開けたりと、バラエティに富んだアクションでパズルを解いていく。
謎解きに時間がかかってしまいあまりストーリーを進めることができなかったが、かなり気になるストーリー展開だった。
「LEGO: Lord of the Rings」は、PS3/Xbox 360/Wii/Nintendo DS/Nintendo 3DS/PC/PS/Vitaで2012年秋に発売する予定となっている。
映画でお馴染みのキャラクター達がレゴ風になって登場する |
(2012年 6月 10日)