“黄昏”をテーマにしたシリーズ最新作が6月28日発売!
PS3「アーシャのアトリエ~黄昏の大地の錬金術士~」


6月28日 発売予定

価格:7,140円(通常版)
    10.290円(プレミアムボックス)

CEROレーティング:審査予定


パッケージイラスト

 株式会社ガストは、プレイステーション 3用旧約錬金術RPG「アーシャのアトリエ~黄昏の大地の錬金術士~」を6月28日に発売する。価格は通常版が7,140円、プレミアムボックスが10,290円。予約特典はオリジナルドラマCD。6月27日にはオリジナルサウンドトラックCD(3,675円)、ボーカルアルバム(2,415円)がそれぞれ発売される。

 「アーシャのアトリエ~黄昏の大地の錬金術士~」は、2011年6月に発売された「メルルのアトリエ~アーランドの錬金術士3~」に続く「アトリエ」シリーズ最新作。形なき世の理を体系化し学問として確立された「錬金術」により、人類が栄華を極めてからいく年月。はるか後年、栄華の時代は過ぎ去り、人々は錬金術を忘れてしまう。前時代の遺産から得られる断片的な恩恵を受けつつも、それが次第に枯渇していく、滅びに向かって緩慢な時間だけが過ぎていく、どこか長閉すら感じさせる人類の黄昏の時代が、新たなアトリエ物語の舞台。主人公は、そんな美しくもはかない世界で日々を生きるひとりの女の子。一風変わっているが、「アトリエ」シリーズの根幹を大切にしたストーリーが、さらに濃い密度で展開されていく。

 本作は、新拡張システム「想い出を紡ぐ」を搭載。主人公はストーリー中で発生したさまざまな事象に対して、日記を書くことで自らの記憶を振り返り、その過程で人として成長していく。また、本作は従来の「アトリエ」シリーズにあった「何年以内に目標を達成する」といったシステマチック目標がない。主人公の目的はただひとつ、「行方不明になった妹と再会する」こと。プレーヤーはさまざまな状況で提示される選択から答えを探し出すことで物語が進み、目的の達成へと近づいていくことになる。

 戦闘システムは、前作からさらに進化。今回は移動に“コスト”の概念が追加されており、敵との位置関係が戦略に影響を与える。ターン制を踏襲しつつ、よりアクティブな戦闘システムに進化しているという。また、調合システムを“結果”だけでなく“過程”を楽しめるよう再構築。従来シリーズのように材料の吟味や思考など、調合の前段階にかかっていた手間を圧縮。そのぶん調合の過程が楽しめるものになるとしている。

 今回は、周辺システムに対しても世界観を色濃く反映。世界各地の特産品を販売するバザール、珍しいアイテムを持ち寄って評価を競い合う品評会とったコミュニティに関連するシステムなど、ゲームの世界観を実感できるとともに恩恵を受けられるシステムが採用されている。これまでの良さを踏襲しつつ、さらなる進化をとげた「アトリエ」シリーズ最新作。ファンならずとも要注目といえそうだ。


【アーシャ・アルトゥール】
CV:井上麻里奈
【ニオ・アルトゥール】
CV:伊藤茉莉也
17歳、血液型:A、身長157cm、職業:薬士、後に錬金術士。人里離れた平原にぽつんと建ったアトリエにひとりで住んでいる女の子。平原に生えた薬草や珍しい植物を探り、薬を作って生計を立てている。数年前に行方不明になった妹が生きてることを知り、妹を探して黄昏の世界を巡る旅に出ることを決意する13歳、血液型:A、身長148cm、職業:家事手伝い。アーシャの妹。数年前アトリエ近くの遺跡で行方不明となる。姉想いの妹で仲もよく、毎日のように薬の材料の採集を手伝っていた

    【ストーリー】


    幾度目かの黄昏の時代が始まり、再び何度目かの慎ましやかな生活が取り戻されつつある世界の、とある一地方。そこには、国家のような統治された組織はないものの、人々が手を取り合って暮らしていた。

    そのなかに、人里離れたアトリエで薬を作って生計を立てている、ひとりの女の子がいた。
    彼女の名前はアーシャ。

    以前は祖父と妹の3人で暮らしていたが、数年前に祖父が他界した後、妹も行方不明となってしまい、今はペットの牛がいるだけで、天涯孤独の身となっている。

    妹がいなくなってからしばらくは失意の底にいたが、祖父の頃から取引している旅の商人の協力もあり、新たな生きがいを見つけ、悲しみの記憶も少しずつ薄れ始めていた頃。

    いつものように薬の材料を探して、アトリエ近くの遺跡に出かけたアーシャは、そこで、いなくなったはずの妹の姿を見かけることになる。

    妹が生きていて、世界のどこかにいることを知ったアーシャは、すぐさま妹を探すために旅立つことを決意する。手がかりなんて何もないし、何をすればいいかもわからない。

    ただ、

    この世界のどこかで、妹と再会できることだけを信じて。


アルトゥールの薬草園アルトゥールの薬草園・内部リーゼンガング内部


アーシャのアトリエ。ここから彼女の物語が始まるアトリエ内部とアルトゥールの薬草園内部。外見だけでなく、内部も前作以上に作りこまれている
アルトゥールの薬草園。薬士のアーシャはここで材料を調達するのだろうか草木などのオブジェクトも繊細に描画。今作は“黄昏”をテーマにした壮大なフィールドが探索できるという


妹のニオと一緒に過ごすアーシャ。妹と過ごした自らの記憶を振り返り、行方不明になった妹と再会するため、彼女は旅立つ


戦闘システムがさらに進化。前作のターン制を拡張し、移動にコストの概念を導入。位置関係の概念など、より戦闘がアクティブ化


調合システムを再構築。これまでの「アトリエ」シリーズのように前段階にかかっていた手間を軽減し、“結果”だけでなく“過程”も楽しめるようになった


周辺システムを強化。バザール、コミュニティなどの関連システムにより、より世界観を感じられるようになったという


(C)GUST CO.,LTD. 2012

(2012年 4月 5日)

[Reported by 豊臣和孝]