セガ、「クロヒョウ2 龍が如く 阿修羅編」
発売記念スペシャルトークショウを開催!
主人公・右京龍也は“もがき”の象徴
3月22日、株式会社セガは、「クロヒョウ2 龍が如く 阿修羅編」のスペシャルトークショウをビックカメラ 有楽町店で開催した。
PSP「クロヒョウ2 龍が如く 阿修羅編」(UMD版:6,279円、DL版:5,600円)は、「龍が如く」のスピンオフタイトル「クロヒョウ 龍が如く新章」の続編。前作から約1年後を舞台に人間ドラマが繰り広げられる。相撲や軍隊格闘術などのバトルスタイルを追加、バトルスタイルを極められるスキル、バトル内容に応じて成長を加速させられるバトルボーナスといった新システム、豪華キャスト陣、実在企業とのタイアップ、多くのミニゲームと、本シリーズならではの要素も健在だ。
■ 僕は右京龍也って性別や年齢に関係なくみんなの中にある“もがき”の象徴だと思っています
名越総合監督(左)と主人公・右京龍也役の斎藤工さん(右) |
「クロヒョウ2 龍が如く 阿修羅編」のスペシャルトークショウには、ゲストとして、龍が如くスタジオの名越総合監督、斎藤工さん(右京龍也役)が登場。発売を迎えたPSP「クロヒョウ2」、4月からMBS/TBS系列で放映されるドラマ「クロヒョウ2 龍が如く 阿修羅編」の話を聞くことができた。
● はじめに
名越総合監督 「(斎藤)工君が一生懸命がんばってやってくれた作品なのでよろしくお願いします」
斎藤工さん 「今日はドラマの撮影があって、イベント用に扮装したわけではなく、この後19時15分からも撮影する予定があります(イベントは18時スタート)。自分の中でこれだけプライベートな時間で役に関わったのは初めてで、ゲームはその集大成なので、今日という日を迎えられたことを本当に嬉しく思います」
● 今作のテーマ
名越総合監督 「前作はどちらかというとバトルが優先的で、若者が学べるようなドラマにしていました。今回は若者同士の絆であったり、1年後に成長した主人公が、自分と同世代、自分よりも下の世代とどう関わっていくかを主題にしています」
● クロヒョウの印象
斎藤工さん 「僕は30歳ですが、20歳の役をやったり、数字や色々なことを言い出すと一致しないのだけど、そこを気にさせたら役者の負けですし、多分パート2があるということは、そこじゃない部分で伝わった結果だと思っています。僕は右京龍也って性別や年齢に関係なくみんなの中にある“もがき”の象徴だと思うんです。パート1の発売後に震災がありました。人は失わないように生きているんですけど、どんな対策をしてもみんな何かを失ってしまう。そんな時に失うだけじゃなく、何を掴めるかというすごくシンプルで正しいスローガンみたいなものをクロヒョウのシナリオに感じます」
● 大阪が舞台に加わったことについて名越総合監督 「前回は東京の神室町という舞台でしたが、今回は大阪の蒼天堀が舞台に加わっています。(大阪が舞台に加わったことで)ドラマに広がりが出てますし、ご当地なりの体験ができますので楽しめるのではないかなと思います」
● ドラマについて
斎藤工さん 「撮影は終盤に差し掛かっています。日々大詰めのシーンがあって、ひと月以上撮影しているのですが、気が抜けた瞬間がないです。前作でもそうだったんですが、『クロヒョウ』に入っている期間のプライベートな記憶がなくて、自宅に帰って気絶して、朝マネージャーの電話で起きて、現場に行って、現場で髪や体を洗って、右京龍也になってという日々が続くんです。正直、厳しい現場なんですよ。楽な現場なんてないですが、厳しくて余裕がない中、ひとつの方向に向いてるチームなので生ぬるくない作品になっていると思います。前回からのチームと新加入チームと半々でその相性がめちゃくちゃ良く、どんどん高まっている現場なので、あと1週間位で終わってしまうのが寂しいです」
● 最後に
斎藤工さん 「寒い中、来ていただき、本当にありがたいです。今日はゲームのイベントなのでゲームの話をしたいのですが、僕の声を入れるだけで丸4~5日かかっています。とんでもない労力です。ムービーだけで30分以上あるのですが、1枚1枚絵を作って、1秒を作る大変さに今回立ち会いました。役者の仕事に近いものもあるのですが、それ以上に職人的で、日本が誇るべき技術とシステムの表れだと思っています。(できあがりも)今までにない感じです。ワイルドな作品ではあるんですが、さっき言ったように右京龍也は男の子っぽいだけではなく、もっと本質の所にある“もがき”の象徴だと思うので、女性の方も彼氏や旦那さんと、またご自身でもプレイしてもらいたいです。“失う時に得るもの”というのがこれからのキーワードになると思いますので、何かが削れて何かが加わることを『クロヒョウ2』を通じてみなさんに届けられたらと思います」
名越総合監督 「もう言うことなくなってしまいましたね(笑)。彼が言ってくれた通りで、今大事なドラマを作りたいと思っていますし、そのたびに仕掛けやキャスティングを考えています。ただ役割通りにモノが決まって作られて発売されるのではなく、1つのチームになって可能な限り理解しあってモノを作るというのが僕のスタンスです。(本作は)“斎藤さん”じゃなく、“工”と呼ぶ間柄で作られたモノです。(会場の女性ファンに向けて)女の子を口説くシーンもたくさん収録されているので、自己投影して遊ぶのもいいかなと思います。それだけでも購入いただく価値がありますのでよろしくお願いします」
前作から約1年を経てリリースされたPSP「クロヒョウ2 龍が如く 阿修羅編」。今回のイベントでは特にゲームとドラマで主役の右京龍也役を演じる斎藤工さんの熱さが伝わってきた。
その斎藤工さの演技はもちろん、プレーヤーとは直接関係のない事件が街中で発生し、プレーヤーはどう対処するのかプレーヤーが選択できる「クライムイベント」、スキル、バトルボーナスといった新要素、大阪が舞台として加わったからこそ広がりの出たというドラマ性など、どんな仕上がりになっているのかプレイして確認してもらいたい。
(C)SEGA
□セガのホームページ
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□「龍が如くスタジオ」のページ
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(2012年 3月 23日)