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Taipei Game Show 2012レポート

【Taipei Game Show 2012特別編】「魔法少女まどかマギカカフェ台北店」レポート
アニメの要素をふんだんに盛りこんだ台湾アニメファンの新名所!


2月2日〜6日開催

会場:南港展覧館

入場料:大人200元、子供100元


 「魔法少女まどかマギカカフェ」をご存じだろうか? アニメ作品「魔法少女まどか☆マギカ」をモチーフとして、2011年10月28日に秋葉原にオープンしたカフェだ。カラオケチェーンの「カラオケの鉄人」を運営する鉄人化計画が、フィギアやガレージキット等を制作・販売するグッドスマイルカンパニーとコラボレーションして生まれたこのカフェが、2011年12月18日、台北にもオープンしたというのである。

 「魔法少女まどか☆マギカ」は、2011年1月から4月まで深夜アニメとして放映された。そのシリアスでハードなストーリー展開で多くのファンを獲得した。ゲームファンからも注目され、アニメ終了時から「トイ・ウォーズ」(ガンホー)や、「メイプルストーリー」(ネクソン)といったオンラインゲームとのタイアップ、PSP「魔法少女まどか☆マギカ ポータブル」といったコンシューマーゲームや、ブラウザゲームの「魔法少女まどか☆マギカ オンライン」、DeNA、Mobage向けソーシャルゲーム「魔法少女まどか☆マギカ」など、様々なコンテンツが矢継ぎ早に発売されている。「魔法少女まどか☆マギカ」はゲーム業界にとって、非常に魅力的なコンテンツとなっている。これらの展開により、アニメの本放送終了後も、新しいファンを開拓し続けているのである。

 そもそも「魔法少女まどか☆マギカ」はマニア受けの強いアニメーションである。そのコアなアニメーションをモチーフとしたカフェが、外国でオープンし、ビジネスとして成立するのか。「『魔法少女まどか☆マギカ』のカフェができた」ということに対して、台湾の人がどんな関心を寄せるのか、どんな人が来るのか、そこに強く興味を惹かれた。そこで今回Taipei Game Show 2012レポート特別編として、この台北の「魔法少女まどかマギカカフェ」を訪れ、台湾のファンに向けた取り組みとサービスを取材してみた。ファンの反応も合わせてレポートしたい。

【まどマギカフェ秋葉原店】
台北店の前に、「まどマギカフェ」を知らない人のために秋葉原店の紹介を簡単にしておきたい。「まどマギカフェ」では、物語を彩る要素がふんだんに盛りこまれており、特にマスコットキャラクターの「キュゥべえ」をかたどった「キュゥべえカレー」は必見。メニューに書かれた言葉など、原作ファンが思わず嬉しくなってしまう要素がてんこ盛りだ



■ 「魔法少女まどか☆マギカ」ファンのためのカフェが台北にオープン! 台湾オリジナルメニューも

お菓子の魔女は人気で、記念撮影をする人が多い
台湾オリジナルの豚肉バージョンの「キュゥべえカレー」
「ソウルジェムゼリー」、「ソウルジェムドリンク」を全種類頼んだ人がいたので、写真を撮らせてもらった
メイド服姿の従業員。「いらっしゃいませ」と日本語で迎えてくれる

 「魔法少女まどかマギカカフェ(以下、「まどマギカフェ」)」の正式名称は「グッドスマイル&カラオケの鉄人カフェ」。鉄人化計画が、グッドスマイルカンパニーとのコラボレーションで、第1号店をに秋葉原にオープンした。もともとはグッドスマイルカンパニーが千葉の松戸の「グッドスマイルカフェ」で始めた企画だが、鉄人化計画とのコラボレーションで、アニメファンにも馴染み深い秋葉原にオープンしたのである。

 「グッドスマイル&カラオケの鉄人カフェ」は、2011年10月28日から2012年3月上旬までアニメ作品「魔法少女まどか☆マギカ」をモチーフに、「まどマギカフェ」として、店内を飾り立て、限定メニューなどを展開している。秋葉原店ではさらに、「TYPE-MOON 」や、「ミルキィホームズ」といったアニメ作品の飾り付けや、限定メニュー、グッズ販売なども行なわれている。

 そして台北店は、秋葉原店のコンセプトを引き継ぎ、2011年の12月18日よりオープンした。鉄人化計画は、台湾でいくつかの日式レストランを経営しており、今回の「まどマギカフェ」は日本のアニメコンテンツを海外に発信していく上での海外第1号店となるという。

 「まどマギカフェ」は台北市内の交通の中心である台北駅近くの百貨店「新光三越」に隣接するビル「K-Mall」の5階にある。このビルの下の階は電化製品の小売店が集まり、5階周辺はレストラン街になっている。このビルの3階には以前紹介した「GUNDAM BASE TAIPEI」もこのビルにある。その他、日本のレストラン関係の店が多く入っている。

 アニメ作品の「魔法少女まどか☆マギカ」は、2011年1月から4月まで深夜アニメとして放映された。少女向け作品で多く題材にされる“魔法少女”というテーマと、かわいらしいキャラクターデザインでありながら、主人公の少女達の過酷な運命がシリアスでハードなストーリーで描かれる。ダークな雰囲気がファンの心をつかんだ。

 台湾では「ニコニコ動画」で日本語音声中国語字幕で放送された。最初に2011年6月に、さらに10月にも放送され、多くのファンを獲得したという。台湾でもDVDが販売されており、こちらも人気とのことだ。

 「まどマギカフェ」は作品に登場する5人の魔法少女の重要なアイテムである「ソウルジェム」をモチーフにした「ソウルジェムゼリー」、「ソウルジェムドリンク」の他、さらに作品でのエピソードをモチーフにしたデザートなど、こだわりのメニューが販売されている。特に人気なのがマスコットキャラクター「キュゥべえ」の形にライスを整えた「キュゥべえカレー」だ。さらに「キュゥべえクリームシチュー」などもある。

 メニューにはそれぞれ劇中の台詞が日本語で書かれており、中国語字幕がつけられている。キュゥべえの顔のランチョンマットや、各キャラクターのコースターも用意されている。店内にはアニメのポスターが飾り付けられ、大きな看板があり、アニメの設定資料や、イラストなども展示されている。

 これらは全て撮影可能で、来場者はメニューや設定資料などを盛んにカメラで撮影していた。特に劇中で強烈な印象を残す敵「お菓子の魔女」は人気で、劇中の名場面(?)を再現したポーズで撮影している人も多かった。

 「魔法少女まどかマギカ」以外にも、グッドスマイルカンパニーが販売するフィギュアも展示されていて、こちらも人気だった。店ではフィギュアの他、様々なグッズも販売されている。取材した2月1日は平日だったが、学生達はまだ冬休みということで、多くの人が訪れていた。

 4〜6人くらいの団体で来る人達もいれば、カップルや1人で来る人も多かった。中にはドリンクを全種類頼んでいたり、友達とお菓子の魔女の周りではしゃいで写真を撮る人達もいた。じっくりとフィギュアや、設定資料を見ている人もいて、「魔法少女まどかマギカ」や、フィギュアに強い思い入れを感じた。

 秋葉原の「まどマギカフェ」もオープン初日はたくさんの人が行列を作ったが、台北でも同様で、200人以上が列を作った。1番目の来場者は朝5時に並んだ台中から来た人だった。その後もたくさんの台湾のアニメファンが訪れていて、中には10人くらいで原作のコスプレをして来る人もいたという。

 面白かったのは、入店時の店員の挨拶が「いらっしゃいませ」と日本語なところ。商品なども店員は日本語名でも説明できる。また、「キュゥべえカレー」などメニューは全て台湾の原料を使い、実際に厨房で調理したものだ。デザートのお団子なども台湾では入手しにくく、厨房で作っている。台湾オリジナルのメニューとしては「キュゥべえカレー」の豚肉バージョンがある。

 魔法少女のうち、台北店で人気のキャラクターは「暁美ほむら」と、「巴マミ」で彼女たちのドリンクの注文も多い。グッズはグッドスマイルカンパニーのデフォルメフィギュアシリーズの「ねんどろいど」が人気だ。また、安価な「缶バッジ」や「しおり」を来店記念に購入する人も多いとのことだ。この他、期間限定で魔法少女のうち1人をピックアップしたイベントを期間限定で行ない、期間中はキャラクターにちなんだメニューやグッズが安くなるキャンペーンなども行なっている。

 また、2月3日には、台湾でのアニメ漫画雑誌「月刊FRONTIER」と台湾動漫画推進協会が企画・開催する同人イベント「FANCY FRONTIER」の“前夜祭”の番組が、「まどマギカフェ」からニコニコ生放送で日本、台湾に中継された。前夜祭には「魔法少女まどか☆マギカ」で佐倉杏子役として出演した声優の野中藍さんをはじめとしてたくさんのゲストが登場し、日本と台湾の視聴者に語りかけた。台北の「まどマギカフェ」は台湾でのアニメファンの注目スポットとして、今後も人気を集めていきそうだ。


団体で来る人も多かった。中央は設定資料集の展示、右は厨房との仕切りだ
メニューは中国語だけでなく日本語も書かれている。各メニューには劇中の台詞などが添えられており、こちらも日中両方表示されている
左はグッズ。中央と右は、店内に展示されているグッドスマイルのフィギュア



【FANCY FRONTIER前夜祭】
ニコニコ生放送で放映された「FANCY FRONTIER開拓動漫前夜祭」。左上から、声優の野中藍さん、石川英郎さん、歌手のいとうかなこさん。他にも様々なゲストが登場した

【「STEINS;GATE」イベント】
Taipei Game Show 2012のMSブースで開催された「STEINS;GATE」のイベント。いとうかなこさんがテーマソングを熱唱。左はトークショウで、中国語版主題歌を歌うアンナ・リーさん、「STEINS;GATE」の原作者であり曲の作詞・作曲を手掛けた志倉千代丸氏、いとうかなこさん、5pb.のマーケティング事業部の梅本昭仁氏

【Megaridge】
Taipei Game Show 2012で会場でフィギュアやプラモデルを販売していたMegaridge。コトブキヤや海洋堂、グッドスマイルカンパニーの台湾の代理店を務めている。最近はグッドスマイルカンパニーの「figma」シリーズが人気とのこと


(2012年 2月 7日)

[Reported by 勝田哲也]