最新ニュース
【11月30日】
【11月29日】
【11月28日】
【11月27日】
【11月26日】

Taipei Game Show 2012レポート

【Taipei Game Show 2012】「ストリートファイター X 鉄拳」イベント&インタビュー
小野氏と原田氏が対決! トロは弱めのキャラクターに調整!?


2月2日〜6日開催

会場:南港展覧館

入場料:大人200元、子供100元


 SCETブースで行なわれた「ストリートファイター X(クロス) 鉄拳」のイベントでは、本作のプロデューサーを務めるカプコンの小野義徳氏が登場した。小野氏はTaipei Game ShowのSCETブースにここ数年連続で登場しているファンにもおなじみの人物だ。イベントでは小野氏は頻繁にジョークを交え、会場を楽しませていた。さらに「鉄拳」シリーズのプロデューサーを務めるバンダイナムコゲームスの原田勝弘氏も登場するにぎやかなイベントになった。



■ 小野氏と原田氏が大暴れ! 対戦ではSCEキャラクターが活躍

「ストリートファイター X 鉄拳」のプロデューサーを務めるカプコンの小野義徳氏
「鉄拳」シリーズのプロデューサーを務めるバンダイナムコゲームスの原田勝弘氏
小野氏との勝負に敗れ、原田氏は罰ゲームを受けることに

 「ストリートファイター X 鉄拳」はカプコンがPS3/Xbox 360/PS Vitaで発売を予定している対戦格闘ゲーム。PS3版/Xbox 360版が日本では3月8日、台湾や北米は日本より早い3月6日に発売予定で、PS Vita版は未定。発表時期から徐々に登場キャラクターが発表されていたが、PS3版とPS Vita版にのみSCEのマスコットキャラクター「トロ」と「クロ」さらに、PS3版にのみ「inFAMOUS」の主人公「コール」が参戦することが発表されている。

 小野氏は「『ストリートファイター X 鉄拳』は台湾、香港ではPS3/Xbox 360版が、3月6日に中文版で発売されます。台湾や香港の皆さんに中国語版を遊んで欲しいと思っていました。北米版と同時発売と言うことで、ひょっとしたら皆さんが世界で1番早く『ストリートファイター X 鉄拳』をプレイなさるかもしれません」と会場のファンに向かって語りかけた。

 小野氏は「ストリートファイター X 鉄拳」に登場する新キャラクターを紹介した。「ストリートファイター」シリーズからバルログ(英語版はVega)、バイソン(英語版はBalrog)、さらにジュリ。「鉄拳」シリーズからロウとポール、そしてシャオユウだ。ジュリはアジア地域で登場を望む人が多く、ポールは「鉄拳」シリーズ以上に重い動きにしていることを注目して欲しいとのことだ。

 イベントでは「ULTIMATE MARVEL VS. CAPCOM 3」でのイベントに続いて、日本のプロゲーマーであるマゴ選手と、台湾のプロ選手であるGamerBee選手のエキシビションマッチが行なわれた。マゴ選手が「ロウ」と、「inFAMOUS」シリーズの「コール」、GamerBee選手が鉄拳シリーズの「アスカ」と、SCEのマスコットキャラクター「トロ」だ。小野氏は解説で、「コールは様々な場面で活躍できる使いやすいキャラクターで、一方トロはネット対戦で世界と勝負するには、あまりオススメできない」と語った。勝負では、こちらもマゴ選手が勝利した。小野氏は「プロの対戦もすごいですが、簡単に技も出ますので、試遊台で一度触ってみて下さい」と語った。

 この後、コスプレしたコンパニオンや、トロと、同じマスコットキャラクター「クロ」を引きつれ「鉄拳」シリーズのプロデューサーを務めるバンダイナムコゲームスの原田勝弘氏が登場。小野氏と対決した。小野氏はトロと「ストリートファイター」シリーズのリュウ、原田氏はコンパニオンの衣装に合わせて鉄拳シリーズのリリとシャオユウを選んだ。結果は原田氏が負け、顔に洗濯ばさみを挟み、みんなに引っ張られるという罰ゲームを受けた。

 この後来場者にPS3と、PS Vitaがプレゼントされ、さらに小野氏と原田氏のサイン会も行なわれた。原田氏はふざけて小野氏をキックして、小野氏は飛び上がるようなリアクションをしたり、サイン会用の名前が書かれたプレートに落書きをしあったり、ずっとじゃれ合うような感じで、その雰囲気が会場をさらに盛り上げていた。


マゴ選手とGamerBee選手のエキシビションマッチや、小野氏と原田氏の対決が行なわれた
小野氏は新キャラクターを会場に紹介。PS3やPS Vitaをプレゼントやサイン会も行なわれた

【スクリーンショット】



■ インタビューでは、「鉄拳 X ストリートファイター」の登場キャラクターが明らかに!?

ジョークが非常に多かったが、ゲームの駆け引き部分では、力を入れた紹介も
フォトセッション時でも2人はノリノリ

 イベントに続き、別室でインタビューが行なわれた。小野氏は、中国語で質問した台湾メディアに対し、通訳を待たずに「僕と奥さんの出会いはですね……」といった聞かれてない質問を勝手に設定して語りはじめ原田氏がツッコミを入れるなどノリノリだった。

 「まだ未発表のキャラクターはあるのか」という質問に対して小野氏は、「まだキャラクターセレクト画面には隙間があるので、そこを埋めたいと思います」と語った。原田氏からはモデルデータはもらっておらず、攻略本だけ渡され、スタッフは目でコピーして「ストリートファイター X 鉄拳」のキャラクターを作り上げていったという。「スタッフを本当に褒めて上げたい」と小野氏は語った。登場キャラクターはまだこの時点では秘密とのことだ。

 トロやクロが「ネット対戦ではオススメしない」というバランスについては、最初は強いキャラクターだったのだが、「このキャラクターで全国大会で優勝するのはどうか」、というところと、「ストリートファイター X 鉄拳」というテーマから、弱くしたとのこと。また「メガマン」の登場には稲船敬二氏がアイディアを出してくれたという。

 現在まだあきらかにされていないPS Vita版の発売時期に関しては、まだ発表できないとのことだ。「かっこいい言い方をすると、ソニーさん側で“Delay”していますが、ソニーさんサイドでも、カプコンサイドでも面白い仕掛をしているので、もうちょっとお待ち下さい」と小野氏は語った。アーケードへの展開に関しては、今回はコンソールに絞り、“やりこみ要素”を重視する方向で開発を進めてるため、現在は考えていないとのこと。

 「ストリートファイター X 鉄拳」ならではの“パンドラモード”に関しては、調整が加えられたという。パンドラモードは体力ゲージが少なくなった際に発動が可能で、使用中のキャラクターの残りの体力ゲージを捧げると、残ったパートナーがEX技やスーパーアーツが使い放題になるが、一定時間で敵を倒せないとKO負けになるというシステムだ。捧げた体力は、残ったキャラクターにチャージされる様になり、パンドラの時間は“ジェム”というアイテムで増加できるが、デメリットもあるという。少しだけ使いやすくなりながらもリスクも増加し、よりドラマティックになるように調整されたとのことだ。

 「EXからも繋がりやすくなり、例えばリュウのEX足蹴りで壁バウンドが発生し、その敵が空中にいる時にパンドラを発生させ、スーパーコンボを当てるといったことも可能になっています。その繋ぎ方が以前より出やすくなっています」と小野氏は語った。原田氏は「パンドラは大逆転システムと言われていますが、それだけではなく、“確実にとどめを刺す”という方向にも使えますよね」とコメントすると小野氏は、「パンドラのレギュラーは10秒で、格闘ゲームの10秒って結構自由に使えるので、ポジティブにも使って欲しい。パンドラは通常技も攻撃値が20〜30%ブーストされます。最後にとどめが刺せると言うときには、アグレッシブに発動させるのも手かもしれない」と答えた。

 一方、原田氏が制作しているという「鉄拳 X(クロス) ストリートファイター」はいつになるか、という質問に対して原田氏は「今年はマヤ暦によれば“地球が滅亡する”ということなので、それを当てにしています」と答えた。小野氏が「原田さんはまだ企画書を一枚も書いていない」と指摘すると、「企画書は作っていないけどモデルは作っています」とやりかえした。

 続けて「『鉄拳 X ストリートファイター』に絶対出るキャラクターはリュウだよね」と小野氏が言うと、「リュウは当落ぎりぎりかなあ。迷っています。ケンは絶対出ます。約束しても良いです」と原田氏は語った。しかし小野氏は、「こんなこと言ってますが、原田さんがケンを知ったのは2週間前だと思いますよ。2週間前いきなり、『ストリートファイター』シリーズのキャラクターリストをちょうだい、といってきたんですよ。僕はウィキペディアのURLを送りました」と語った。

 さらにこのノリは続き、原田氏は「僕が今悩んでいるのは、実写映画『ストリートファイター』に登場した“キャプテン沢田”を出すかどうかです。『鉄拳 X ストリートファイター』のガイルは、ジャン=クロード・ヴァン・ダム(映画での主役)になると思います」。

 インタビューはこの、どこまで本気かわからない原田氏のコメントで終了した。最後のフォトセッションも原田氏のアッパーカットに小野氏が顔をゆがめるポーズを取るなど、2人はノリノリで、小野氏と原田氏の仲の良い雰囲気が伝わってくるインタビューだった。


(C)CAPCOM U.S.A., INC. 2012 ALL RIGHTS RESERVED.
(C) 2012 NAMCO BANDAI Games Inc.

(2012年 2月 5日)

[Reported by 勝田哲也]