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セガ、「ファンタシースターオンライン2」ファンブリーフィングを開催

α2テストの変更点を一挙紹介。オープニングムービーも初公開


12月24日 開催

会場:ベルサール秋葉原2階

入場料:無料



 ベルサール秋葉原12月23日から29日まで開催されている「『第4回 秋葉原PCゲームフェスタ』Powered by Galleria」の2日目となる24日、株式会社セガが開発中のWindows用オンラインRPG「ファンタシースターオンライン2(PSO2)」のオフラインイベント「『ファンタシースターオンライン2』ファンブリーフィング in 秋葉原PCゲームフェスタ」が開催された。

 「PSO2」は、同社のオンラインRPG「ファンタシースターオンライン」シリーズの最新作として開発されているタイトル。8月にα1テストが行なわれ、その結果を受けて改良が加えられており、2012年初頭にはα2テストを実施予定となっている。α2テストの参加申し込みは2012年1月17日18時まで受け付けているので、こちらの記事からご応募いただきたい。




■ 「マイルーム」や「アイテムラボ」などα2テストの新要素・改善点を発表

 ベルサール秋葉原の2階で行なわれたイベントステージには、「PSO2」プロデューサーの酒井智史氏が登壇し、α2テストの目的と概要を説明した。α2テストは、α1テストからの改良点の確認を主題として行なわれるもの。大きく分けて2つの目的があり、1つは改善点と新要素の検証、もう1つはサーバー負荷の検証としている。サーバー負荷の検証については、α1テストで同時接続数6,000人を記録しているが、α2テストでは5万人以上のテスターを募集し、より大規模な負荷テストを行ないたいとしている。


まず酒井氏がα2テストの目的と概要を紹介した。α1テストの結果を踏まえた改善点の確認と、より大規模なサーバー負荷の検証が目的

9月に行なわれた「日本ゲーム大賞」のトロフィーを掲げて登場したプロデューサーの酒井智史氏
α2テストの内容を詳しく紹介したディレクターの木村裕也氏

 α2テストでの新要素と変更点については、ディレクターの木村裕也氏も登壇して詳しく紹介された。まず新要素としては、「マイルーム」と「アイテムラボ」が追加されている。

 「マイルーム」はその名のとおり、プレーヤーの部屋となる場所。他のプレーヤーを招いて、1度に最大12人が入室できる。室内にはルームグッズ(家具)を好きな位置に設置できるほか、「リフォームチケット」というアイテムで部屋全体のデザインを変更もできる。部屋の広さはアイテムで拡張できるほか、部屋そのものを追加して1人で3部屋まで持つことも可能となっている。

 「アイテムラボ」はアイテムの強化などを行なう施設。まずアイテム強化では、シリーズではおなじみのアイテム「グラインダー」と、お金「メセタ」を使って装備品を強化できる。最大10段階まで強化できるが、強化を繰り返すごとに成功率が下がり、失敗すると強化値が下がることもある。ただアイテムが消失することはないという。

 他には、同じ武器2つと「シンセサイザー」というアイテムを合成することで属性を強化するものと、α1テストでは「エンチャント」と呼ばれていた「特殊能力」を追加する合成も行なえる。これらの強化により、気に入ったアイテムを長く使えるようになっている。

 また新要素としては、キャラクタークリエイトに新たなコスチュームやパーツが追加されている。システム面でもキャストがモーフィングに対応したり、人型のフェイスが追加されたりと、キャラクター作成の自由度が広がっている。これについては会場で実機を使って体験できる場所が設けられていた。来場者も熱心にキャラクターを作りこんでいたが、1回10分の時間制限ではとても全ての要素を確認しきれない、といった声が上がっていた。かなりのボリュームがあるので、体験できなかった方もα2テストを楽しみにしていただきたい。

 続いて変更点について。インターフェイスが全面的に改良されており、キーボード+マウス、およびゲームパッドの両方に対応した。いずれもキーコンフィグに対応し、好みの配置に変更できる。

 画面のレイアウトも大幅に変更され、以前は文字で書かれていたメニューを全てアイコン化。またアイコンのデザインも一新され、リスト表示も重要なデータやアイテムの個数などがわかりやすい表示になっている。他にも装備できるものだけが表示される「装備メニュー」や、アイテムのまとめ買いに対応したショップの改良、スキルのレベルを一気に変更できるといったスキルツリーの改良なども行なわれている。なおスキルについては、新たなスキルも少し増えているそうだ。

 クエストカウンターでは、目的のパーティーを探しやすくするため、クエスト中のパーティーを一覧表示できる機能を追加。またキャンプシップ内にクエストカウンターとショップが設置され、利便性が向上した。

 バトルでは、レンジャーやフォースでもジャストアタックが可能になった。ジャストアタックで一部の頑強攻撃が撃破できるようになっており、デモではレンジャーが銃によるジャストアタックで突進攻撃を止めるシーンも見られた。他にチャージ中の移動スピードが上昇、サブパレットテクニックのチャージが可能といった変更により、特にフォースのスピード感が向上している。

 クエストにおいては、テレポーターでボスモンスターのステージに移動する伝統のスタイルが復活。これは全てのボスで採用したのではなく、α1のような突発的に登場するものも残るという。なおクエストは全て作り直されており、総数を絞って中身を濃くしているそうだ。

 酒井氏はα2テストについて、「フィールドやマグなどは増えないが、変更点は多いので変化は実感していただけると思う」と述べた。また公式サイトで掲載しているα1テストの要望対応については、「書き出した変更項目は全て網羅した」としている。


新要素の「マイルーム」は部屋を3つに拡張できるなど大幅なカスタマイズが可能。最大12人のプレーヤーが集まれる場所となっている
アイテムの強化や特殊能力の追加を行なう「アイテムラボ」。3種の強化方法により手に入れたアイテムを無駄なく使える
インターフェイスも大幅に改良。見た目のわかりやすさとともに利便性も向上している
クエストカウンターも改良され、目的のクエストを受けているパーティーを見つけやすくなっている
遠距離武器でのジャストアタックや、サブパレットテクニックのチャージが可能になったことで、バトルも大きく変化している
キャラクタークリエイトはとにかく細かく、個性的なキャラクターを思う存分作成できる。ユーザーから多くの要望が寄せられたというバストサイズの調整にも対応



■ オープニングムービーを初公開! 新たなテーマソングを小林氏が解説

 ステージではα2テストのほかに、オープニングムービーとそのテーマについての話題も展開された。ステージ上には酒井氏とともに、シリーズのサウンドを手がけてきたサウンドディレクターの小林秀聡氏が登場し、オープニングムービーが初披露された。酒井氏が「パルクールを取り入れた」というとおりの疾走感あふれるムービーとなっている。


【オープニングムービー】

サンタクロースの衣装で登場したサウンドディレクターの小林秀聡氏
オーケストラの収録はチェコで行なわれた

 このオープニングムービーで使われているテーマソングの制作は、酒井氏が7月に小林氏に依頼した。その際に酒井氏は「キャラクターが走る感じのムービーを作る」と説明。また楽曲は歌ではなくオーケストラを使うこともこの時に決まっており、「『PSO』と同じオーケストラでは面白くない。ドライブ感を出したテーマを作りたい」という注文も付け加えた。

 小林氏は「PSO」のテーマ曲を入れ込むことで、「今こそ新たな冒険の世界をもう1度」というテーマを伝えようとしたという。酒井氏はそれに同意しつつも、制作中にはたびたびNGを出した。小林氏はメロディを作る際、歌にも使えるようなメロディを考えていたものの、酒井氏は「オーケストラで口ずさみやすいものであっても、歌モノではないものを」と指示したという。その結果、ひねりを入れたフレーズは落とされ、どんどんシンプルになっていった。ただできあがった曲を聴いた小林氏は、「あのジャッジは間違っていなかったと思う」と述べた。

 曲の方向性については、小林氏が「前向きでポジティブな曲にしたかった。明るい和音を積極的に入れている」と説明。酒井氏は「『PSO』の世界は戦争をしていたりと深い世界観がある。しかしその中でもロビーやマイルームで喋ったりするところもあり、そういう明るい部分を大切にした」という。

 オーケストラの収録は、チェコのプラハで11月末に行なわれた。普通はオーケストラで収録したものをそのまま使うが、本作のテーマソングでは「リズムや音の厚みを足している」という。オープニングに使われている曲はそのショートバージョンで、会場では「α2テストの内容と、α2テストにもないさらなる新要素を加えた映像」とともにフルバージョンも公開された。

 小林氏はこの楽曲について、「『PSO』が出てから10年、ロングバージョンはその10年をつなげるというテーマで作っている」と語った。ショートバージョンでも聞こえるとおり、「PSO」のテーマ曲から始まるもので、それでいて「PSO2」のスピード感や、オープニングで表現される疾走感・ドライブ感を強調したものになっている。


ロングバージョンのテーマソングとともに公開された映像。α2テストの内容だけでなく、さらにその先で実装予定の「マグ」や市街地フィールドなども入っている

 イベントの最後に酒井氏は、「『PSO2』は『PSO』10周年記念作品として作られていたが、2011年12月21日で11周年を迎えてしまった」(当初は2011年にサービス予定だったが延期されている)とやや自虐的にコメント。しかし続けて、「ただ2012年は『ファンタシースター』25周年に当たるので、10周年と25周年の2つを掛け合わせて盛り上げていきたい」と、今後の展開への意欲を語った。


イベントの締めには「ラッピー」も登場し、じゃんけん大会が行なわれた。開発陣のサイン入り色紙などレアグッズも登場
「キャラクタークリエイト」の体験コーナーも設けられた。10分間の時間制だったが、全項目を見られないほどバリエーションがある。パーツを選ぶだけでなく、モーフィングで顔や体型のカスタマイズもできるので、納得のいくキャラクターを作り込むのが楽しそう

【スクリーンショット】
α2テストでは、マイルームの追加やキャラクタークリエイト、インターフェイスの改良などにより、ゲームの幅が広がっている
「マグ」や市街地フィールドもα2テスト以降に実装される予定

(C)SEGA

(2011年 12月 24日)

[Reported by 石田賀津男]