ゼニマックス、「Rage」Windows PC版を10月27日に発売
最新トレーラー「The Legacy of ID」も配信開始
ゼニマックス・アジア株式会社は、10月6日に発売を予定しているPS3/Xbox 360用FPS「Rage」において、新たにWindows PC版を発売することを明らかにした。対応OSはWindows XP/Vista/7で、価格はオープンプライス。
「Rage」は、FPSの代名詞的存在である「Wolfenstein」や「DOOM」を生み出したid Softwareのタイトルだけに開発当初からPC版は存在していたが、日本ではPCゲーム市場が小さいため、長らく「未定」としていた。しかし、同社によればユーザーからの要望が多かったためPC版の発売を決めたという。なお、今回発売されるのはWindows版のみで、発表時にラインナップされていたMac版の発売予定は今のところないようだ。
既存のPS3/Xbox 360版とPC版との違いについては、キーボードとマウスというPCならではのインターフェイスに最適化されていることに加え、当然グラフィックスもパワーアップ。インターフェイスの変更によってゲームの難易度も変わるため、バランス調整も行なわれる予定。ただ、idのPCゲームお馴染みの存在である専用サーバーを立てる機能やレベルエディター、ユーザーレベルで新たなコンテンツを導入するMODへのサポートについてはいずれも対応予定はなく、機能的にはコンシューマー版と同じとなっている。
必要スペックは、Intel Core 2 Duo相当のCPUと、GeForce 8800/Radeon HD 4200相当のビデオカード、2GB以上のメモリ、25GB以上のHDDなどとなっている。
また今回の発表に合わせて最新トレーラー「The Legacy of ID」が公開された。「Wolfenstein」でFPSというジャンルを生み出し、「DOOM」で定着させたidのプライドと自負を感じさせるメイキングムービーとなっている。ジョン・カーマック以下、主要クリエイターが次々に登場し、ゲームエンジン「id Tech5」や、エンジンのコアとなる技術メガテクスチャなども紹介されているため、FPSファンならぜひ見ておきたいところだ。
(2011年 9月 6日)