「SDガンダム カプセルファイター オンライン」9月7日実装機体先行体験レポート
ビーム攻撃に強い「V2 アサルトガンダム」、「アカツキガンダム(オオワシ)」登場。我々はどう立ち向かうのか!?


9月7日実装予定




 CJインターネットジャパン株式会社は、Windows用オンラインアクション「SDガンダム カプセルファイター オンライン(以下、「SDGO」)」において、9月7日に新機体を実装する。今回実装されるのは、「V2 アサルトガンダム」、「アカツキガンダム(オオワシ)」、「ラゴゥ」の3機体。

 光の翼を持ち、武装強化を施された「V2 アサルトガンダム」と金色に輝く「アカツキガンダム(オオワシ)」は共にS機体。どちらも扱いやすく、面白い特殊能力を備えている。「ラゴゥ」は獣のように地を走るユニークなBSランクのMS(モビルスーツ)だ。

 今回はこの3機体に加え、8月25日に実装された「ガンダムローズ」と「ガンダムマックスター」の2機体も体験してきた。この2体は「機動武闘伝Gガンダム」に登場したMF(モビルファイター)である。8月10日に実装された「ゴッドガンダム」、「マスターガンダム」と共にMF軍団として活躍してくれそうだ。


■ V2アサルトガンダム

・近接格闘型(グー機体)
・Sランク

 「V2ガンダム」はこれまでのMSの常識を覆す「ミノフスキードライブ」をMSに搭載した機体である。このドライブが生む高出力を利用してV2ガンダムに武装強化を行なったのが、「V2アサルトガンダム」なのだ。

 ミノフスキードライブは理論上は亜光速まで加速が可能な推進装置で、この推進装置を獲得したV2ガンダムは従来のMSとは次元の違う機動性をもち、さらに高負荷がかかったときなどはミノフスキー粒子が放出され“光の翼”を形成、劇中ではこれを武器として使用することも多かった。

 V2アサルトガンダムは両肩、股間、両膝に対ビームコーティングされた金色のリアクティブアーマーを装備し、武装としてメガビーム・ライフルとメガビーム・シールドを持つ。さらに両腰には強力なビーム砲のVSBR(ヴェスバー)を装備しており、防御重視の装備ながら、攻撃力も大きく強化されている。

 「SDGO」のV2アサルトガンダムはノーマルモードに加え、Rキーでメガビーム・シールドを展開、前面のみビーム攻撃を無効化できる。ノーマルモードでは武器1が振りの早いビーム・サーベル、武器2が太いビームを発射できるメガビーム・ライフルだ。武器3はメガビーム・シールドの攻撃なのだが、劇中同様“V”の字のビームなのが面白い。スローの効果が付けられるので、ここから接近戦に持ち込みたい。

 グーのS機体であるが、ビーム・シールドを展開すると中距離での攻防も強い。武器1は連射力のあるビーム・ライフル、武器2が攻撃力の高いVSBRとなりこちらの攻撃も強い。また必殺技も中距離で当たる全段発射型になって当てやすくなる。1つ注意したいのは、ビーム攻撃を防御できる機体だが、武器はビーム系ばかりなため、同じ機体やνガンダムを相手にするときは注意が必要なところだろう。


中距離も強いV2アサルトガンダム。高い機動性も強力な武器だ
メガビーム・シールドを展開し前面のビーム攻撃を無効化できる。必殺技は全弾発射タイプに

【V2アサルトガンダム】
特にシールドを展開した際のビーム・ライフルの連射力が特に目をひく


■ アカツキガンダム(オオワシ)

・万能型(チョキ機体)
・Sランク

 「アカツキガンダム(オオワシ)」は「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」に登場する機体で、大気圏内航空戦闘装備“オオワシ”を装備している。軍のフラッグシップ兵器となるべく設計された機体で、金色に輝くその機体は見た目の派手さだけでなく、「ヤタノカガミ」と呼ばれるナノスケールの鏡面装甲となっており、敵のビームを跳ね返す。この技術は極めて高コストであり、このため劇中では量産されず、わずか1機しか登場しなかった。

 筆者がこの機体を触ったとき感じたのは、「S機体なのに地味だなあ」という印象だった。Rキーによる変形もなく、他のS機体のような視覚に訴える強力な個性に欠ける気がしたのだ。しかしHP40%以下でスキル2の「ヤタノカガミシステム」が発動した瞬間、その凄さに気がついた。敵のビーム兵器の攻撃を受けてもすべて跳ね返し、まったくダメージを受けなくなるのだ。しかも跳ね返したビームは、当たり判定は持っており、ビーム攻撃を繰り出した敵にヒットさせることも可能という、使い方によってはまさに無敵状態となる仕様となっている。

 アカツキガンダム(オオワシ)は武器1が「73J2式試製双刀型ビーム・サーベル」、武器2が「72D5式ヒャクライビーム・ライフル」、武器3が太いビームを発射する「73F式改高エネルギービーム砲」。どの武器も使い勝手が良く、当てやすい。標準的なチョキ機体を好むプレーヤーは同じ感覚で扱えるだろう。

 今回の動画収録では筆者は「ストライクルージュI.W.S.P.」でアカツキガンダム(オオワシ)を支援したのだが、対戦相手はかなり苦戦したという。それというのも、ストライクルージュI.W.S.P.は実弾系のダメージを低減する「フェイズシフト装甲」を持ってるため、ビームを反射するアカツキガンダム(オオワシ)と組まれるとどんな武器で攻撃して良いか迷ってしまうというのだ。アカツキガンダム(オオワシ)はフェイズシフト装甲を持つSEED系と組むとより活躍できるかもしれない。


ビームを跳ね返すヤタノカガミシステムを持つアカツキガンダム(オオワシ)
使いやすいチョキのS機体。突出したところはないが、全体的に高性能だ

【アカツキガンダム(オオワシ)】
敵のビームを反射し、強力な攻撃で敵を撃つ。機体の性能の高さを感じさせるムービー


■ ラゴゥ

・近接格闘型(グー機体)
・BSランク

 「ラゴゥ」は不整地走破性を重視した四足歩行型MSという、ユニークな設計のMS「バクゥ」の後継機だ。ラゴゥは指揮官機としてバクゥを率い、低重心と機動性の高さにより地上戦で活躍した。ラゴゥはバクゥに比べ1周り大きく、新技術であるビーム兵器を搭載し、ガンナーとパイロットの2人で搭乗することで、砲撃戦も得意だ。

 「SDGO」でのラゴゥは操作感が独得だ。走るモーションは犬のようでちょっとかわいらしい。BSランクのグー機体で、高速で地上を移動して接敵とに武器1の「2連装ビーム・サーベル」で敵を斬る戦法が得意だ。武器3は敵をスロウにさせる「頭突き」であり、武器2の「2連装ビーム・キャノン」で中距離も戦えるものの、接近戦で真価を発揮する機体だ。

 ラゴゥはやはりバクゥと絡むと楽しい機体だ。最初、筆者はラゴゥを使い、バクゥと戦ったが、お互いの尾を狙うまさに「ドッグファイト」状態で面白かった。ムービー撮影の時は筆者はバクゥを使ったが2体で協力して敵に噛みつくときなど、「SDGO」とは違うゲームをやってるような感触だった。操作してると思わず「ガルルル」などと言ってしまいそうな、野性味溢れるファイトができそうだ。


スキル2に味方全員を強化する「突撃指揮」を持つ。攻撃重視の機体だ
機動性の高さを利用し、戦場を駆け回り、接近攻撃に繋げる

【ラゴゥ】
ムービーではバクゥとの連携も注目。砂漠を駆け回る戦いも独得で面白い


■ ガンダムローズ

・近接格闘型(グー機体)
・Aランク

 「ガンダムローズ」は「機動武闘伝Gガンダム」に登場するネオフランス代表のガンダムファイター、ジョルジュ・ド・サンドが乗る機体だ。ナポレオンの帽子のような頭部とマントのような装甲が面白い。バラの花をイメージした「ローゼスビット」を自在に使いこなし、「シュバリエサーベル」で敵を切り裂く。

 「機動武闘伝Gガンダム」ファンお待ちかねのシャッフル同盟の機体が登場だ。ガンダムローズはAランクのグー機体だが、他の格闘型MFと比べてリーチが長く、かつローゼスビットで中距離の駆け引きもできる。武器2ではローゼスビットを直線で飛ばし、武器3では敵にまとわりつかせ、ダメージを与え続ける。必殺技は全段発射タイプで、こちらも離れた距離から当てられる。


近距離でシュバリエサーベルを最大の武器として、どう当てていくかがテーマとなる
ローゼスビットを相手にまとわりつかせ体力を削る


■ ガンダムマックスター

・近接格闘型(グー機体)
・Aランク

 「ガンダムマックスター」も同じ「機動武闘伝Gガンダム」に登場する。こちらはネオ米国代表の陽気なガンダムファイター、チボデー・クロケットが搭乗する。大型のアーマーで上半身を覆っており、ヘルメットのような頭部がアメフト選手を思わせる。2丁拳銃の「ギガンティックマグナム」を持ち、“アメリカ”的なイメージを前面に押し出したデザインの機体だ。

 武器2のギガンティックマグナムは連射できるため中距離もいけるが、やはりこの機体は接近戦だ。ただし武器1の「格闘」はリーチが短いため使い方にはコツがいる。捕らえたときのラッシュのスピード、威力は申し分ない。どう拳を当てるかがテーマの機体となるだろう。武器3の「サイクロンパンチ」は機体の周囲にダメージを与える技で、相手の動きを止める。うまく当てれば武器1に繋げて大ダメージが狙えるだろう。

 ガンダムマックスターは原作では胸部の装甲を外し、両肩のアーマーを拳に装着するボクサータイプに変形できるが、今回の機体ではそれは再現されてない。「シャイニングガンダム」が2タイプあったように、ガンダムマックスターやガンダムローズも違うタイプの機体が登場するのだろうか。期待したいところだ。


リーチは短いがラッシュが魅力。相手の懐に飛びこめ
武器3のサイクロンパンチは機体の周囲にダメージを与える。ここからから格闘に繋げることも

(C)創通・サンライズ (C)創通・サンライズ・毎日放送
Produced by BANDAI KOREA
Developed by SOFTMAX / Published by CJ Internet Japan.
※画面・仕様は開発中のものです

(2011年 8月 31日)

[Reported by 勝田哲也]