NHN Japan、初のオフイベント「ドラゴンネスト ファン感謝祭2011」を開催
韓国スタッフが100人参加の新コンテンツや新近接クラスを紹介!
NHN Japan株式会社は、オンラインアクションRPG「Dragon Nest(ドラゴンネスト)」の正式サービス1周年を記念したオフラインイベント「ドラゴンネスト ファン感謝祭2011」を開催し、今後のアップデート予定などを発表した。
「Dragon Nest」は、韓国EYEDENTITY GAMESが開発しているアクションMO。多彩な技を駆使するアクションや、カットシーンを使用したストーリー、対人戦などを気軽に楽しむことができる。本作のオフラインイベントはこれが初めて。
イベントは2部構成で行なわれ、第1部ではNHN Japanの「Dragon Nest」日本運営プロデューサーの杉浦俊輔氏、運営チームの山縣周一氏、EYEDENTITY GAMESのジョン・ジュンミョン氏らが登壇し、新クラス「アカデミー」の9月実装や、新しいGvGコンテンツなど今年12月までのアップデート予定を発表。さらにその後予定されている100人規模のモンスター討伐コンテンツや、近接の新クラスなどにも言及した。
第2部はお笑いグループの超新塾の4名をゲストに、「Dragon Nest」を使ったコントやパソコンやゲーム内のアイテムが当たるじゃんけん大会で盛り上がった。
「Dragon Nest」日本運営プロデューサーの杉浦俊輔氏 | 運営チームの山縣周一氏 | 「カシウス」というNPCの声を当てている声優の井澤詩織さんが司会進行を務めた |
■ 「アカデミック」実装など9月から12月までのアップデート内容を発表
「Dragon Nest」は2010年6月9日に正式サービスが開始された。今年5月にはゲーム内でも1周年記念イベントが開催されたが、震災の影響もあってオフラインイベントはこの時期の開催となった。
イベントの第1部では、杉浦氏と山縣氏が9月から12月までのアップデート予定を発表した。発表の内容は以下の通り。
【9月のアップデート内容】
・「GvG体験モード」
16vs16の対人戦が楽しめる新しいコンテンツ。本実装は10月を予定し、9月の時点では体験版という扱いで、ギルドに所属していない人でも参加することができる。ただお互いを倒すだけではなく、お互いの拠点にある建造物を破壊することで勝敗を競う、競技性の高いものになっている。
・「カオスフィールドダンジョン」
これまでのダンジョンとは違い、入るたびにマップの構造と中にいる敵が変わる全く新しいダンジョン。「挑戦しがいのあるコンテンツになっています」と山縣氏。
・「アカデミック」
韓国で8月に実装されたばかりの新キャラクター「アカデミック」が早くも実装される。新キャラクターの実装に合わせてキャラクタースロットが4枠から6枠に無料で拡張される。
【アカデミック戦闘ムービー】 |
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【9月のアップデート】 | ||
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誰でも参加できるGvG体験モードでまずは新コンテンツを体験 | 毎回違うマップや敵が楽しめる「カオスフィールドダンジョン」 | 新キャラクター「アカデミック」 |
【10月のアップデート予定】
・「GvG正式実装 占領戦追加」
9月に体験版として実装されるGvG戦の正式実装に合わせて、「占領戦」という新しいモードが追加される。マップの各地にある拠点を占領すると時間経過で貯まっていく「占領ポイント」で勝敗を競う。
「アカデミック3次職」追加
アカデミックがレベル45になると転職できる「シューティングスター」と「ギアマスター」というクラスが実装される。詳細は今後発表される予定。
【10月のアップデート】 | |
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GvG正式実装と新コンテンツ「占領戦」 | 「アカデミック」の3次職が2つ登場 |
【11月のアップデート予定】
・「ロータスマーシュ」に5つの新ステージと、そこで遊べるストーリークエストなど新規クエストを追加
5つの新しいマップと、そこで遊べるクエストが追加される。
・「超難易度ハードコアネスト」
4月に実装された「シードラゴン」と戦う「ドラゴンネスト」の上位版という形で、さらに難易度の高い「ハードコアネスト」が実装される。内容は、マンティコア、アポカリプス、シードラゴンにそれぞれ8人のパーティーで挑戦するというもの。また報酬として、最上位レアリティ「レジェンド」クラスのアイテムも同時に追加される。「レジェンド」はハードコアモードに勝利したプレーヤーだけが手にすることができる完全帰属アイテムとなる。
【12月のアップデート予定】
・新たな「ドラゴンネスト」を実装予定
紹介画像にヒントが隠されているようだ。
【11・12月のアップデート】 | ||
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「ロータスマーシュ」に5つの新ステージと新クエストが追加 | 最難易度のコンテンツ「ハードコアモード」と「レジェンドクラス」の武器を実装 | 12月にはさらなる強敵がでる新しいドラゴンネストが登場する |
■ 日本人になじみが深い近接キャラや、100人が同時に戦うレイドコンテンツも実装予定
EYEDENTITY GAMESの開発プロデューサー、ジョン・ジュンミョン氏 |
運営側からのアップデート予定の後には、開発をしているEYEDENTITY GAMESの開発プロデューサージュンミョン氏が挨拶をして、現在開発を進めている最新コンテンツについて概要を説明した。
ジュンミョン氏は冒頭、「Dragon Nestは3年にわたって開発を行ない、昨年リリースしましたが、ベースとなったシステムやコンテンツが不足していたのは事実。経験不足も重なったため、様々な試行錯誤がありました」と謝罪したうえで、現在はユーザーが希望しているゲームを作っていく基盤が整ったと語った。そして今後のゲームの方向性を「私たちの強みであるアクション性をより深く、さまざまな形で追及していこうと思います。多彩なアクションプレイが可能な新規クラスを早く、継続的に披露していきたいと思います」と語った。
アカデミックの後には「近接戦で華麗なコントロールを誇る、日本の皆様にも親しみやすい新規クラスを準備しています」と、現在開発中の新クラスについても触れた。モンスターのAIもさらに賢くなっていき、さらにこれまでのMORPGでは見ることができなかった戦闘も準備をしている。これは100人を超えるプレーヤーが同時に大型ボスやドラゴンを相手に戦闘を繰り広げることができるRaidのようなものになるそうだ。
クエストについては、これまではレベルキャップ解放のタイミングに合わせてメインクエストとサブクエストが実装されてきたが、今後はそのタイミング以外でも新しいステージやクエストが追加されていくことになる。レベル60以降のストーリーは「ロータスマーシュ」後半と「アヌアレンドル」を背景に繰り広げることになる。「カラハンに立ち向かう新たなドラゴンネストに続き、古代人の末裔ロゼと六英雄のバルナックとテラマイがロータスマーシュに姿を現すことになります」(ジュンミョン氏)。
ジョンミュン氏は、ユーザーに喜ばれ、長時間プレイをしてもらえるコンテンツ作りには、ユーザーとのコミュニケーションが欠かせないと語り、最後に「日本のユーザーの皆様の声にいつでも耳を傾けることができるEYEDENTITY GAMESになっていきたいと思っています」と締めくくった。
■ ユーザーからの疑問や要望に開発・運営スタッフが回答
GAME企画チーム長のグウォン・ドヒョン氏 |
次のコーナーでは、ジュンミョン氏とGAME企画チーム長のグウォン・ドヒョン氏、杉浦氏、山縣氏が、ユーザーからの疑問や質問に答えるというもの。質問はオフラインイベントの募集時に集められた総数1,067の中から抜粋されたものだ。質問は6つに大別され、それぞれについて回答した。
1:ゲームバランスについて
職業ごとのスキルバランスの悪さが筆頭に上げられ、ドヒョン氏は「ご要望にお応えできない部分があって申し訳なく思っている」と謝罪した。クラスバランスについては、現在高難易度の敵に参加できないクラスが問題になっているが、年内にスキル改変を行い、今までは参加できなかったクラスも挑戦ができるように調整が行われる予定だ。
2:アイテムについて
大量のアイテムがインベントリを圧迫しているという問題について、ドヒョン氏は「インベントリを売るために意図的にそうしているわけではなく、コンテンツを増やしていった結果、予想外にアイテムが増えてしまった」と説明。今後はあまり必要のないアイテムを削除したり、大中小に分かれているアイテムを統合したり、スタック数を増やすなどの最適化作業を、9月をめどに実装する予定で進めている。
3 :コンテンツについて
すでに今あるコンテンツを遊びつくしてしまった、エンドコンテンツが少ないなどの意見を紹介し「非常に願いたい」とドヒョン氏。「ユーザーが飽きてしまう原因の1つが、コンテンツの連結性とポジショニングだと考えています。いくら夜通しコンテンツを作ってもこの2つの問題があると飽きてしまう。エンドコンテンツだけではなく一般ユーザー、中級ユーザー、上級ユーザーのそれぞれに適したコンテンツを準備していきたいと考えている」と語った。
4 :アップデートについて
不具合が非常に多いということについてジョンミュン氏が謝罪した。特にキャラクターバランスの修正については急務だと思っているので、最優先で対策をとっていきたいと言い、「より安定したサービスをお届けできるように皆様にお約束させていただきたいと思います」と語った。
5 :強制終了について
昨年から多発するようになった強制終了バグについては日本でのみ発生しており、なかなか原因を突き止められずにいる。現在は専門のチームを作って根本的な改善と最適化を進めており、解決の兆しが見えてきているという段階だという。アップデートは他のアップデートとは別枠で、対応パッチができ次第最優先で改善される予定だ。
6 :その他について
プレイしていくと貯まっていく「疲労度」のせいで、思った通りにキャラを育てることができないという点については、現在仕様を検討中。韓国側では疲労度回復アイテムの配布なども考えているようだが、運営側はインベントリを圧迫しない形で解決してほしいとその場で要望を出していた。
ストーリーについては、せっかく感情移入していたNPCがあっさり死んでしまうことに言及。山縣市が強調したNPCチャッティーについても「チャッティーが死んだ時には非常に衝撃的でした。ストーリー作家と戦って、今後はキャラクターが死なないようにしたいと思います」と語っていた。
【ソウルのEYEDENTITY GAMES開発室】 |
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ソウル市にあるEYEDENTITY GAMESの開発室の様子がムービーで紹介された。映像の中には新キャラの作成風景らしき様子も |
【ユーザーから集められた質問や要望】 | ||
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6つのジャンルに分かれた質問。かなり答えにくそうな質問にも真摯に回答していた |
■ 不思議生物「さるひげさん」と「超新塾」がゲストに登場
第2部には、お笑いグループの「超新塾」が登場し、「Dragon Nest」をネタにしたコントを披露した。超新塾が演じている不思議なキャラクター「さるひげさん」は、8月24日からゲーム内にモンスターとして出現しており、倒すとレアなアイテムが手に入るのだそうだ。突っ込み担当のイーグル溝神さんは「やさしく倒してください」と語っていた。
Published by NHN Japan Corp.
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□NHN Japanのホームページ
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□「ハンゲーム」のページ
http://www.hangame.co.jp/
□「Dragon Nest」のページ
http://dragonnest.hangame.co.jp/
(2011年 8月 27日)