米Zynga、ソーシャルゲーム「CityVille」日本語版のサービスを開始
月間アクティブ8,000万人を誇る超弩級タイトルがついに日本語化


8月4日サービス開始

利用料金:無料(アイテム課金制)



 ソーシャルゲーム世界最大手の米Zyngaは日本時間の8月4日より、Facebook向けにサービスしているソーシャルゲーム「CityVille」の日本語版のサービスを開始した。ビジネスモデルは、英語版と同じサーバーやデータを共有する形で、基本プレイ無料のアイテム課金制を採用している。

各種ダイアログもすべて日本語化。英語版の雰囲気を活かしたローカライズになっているのが嬉しいところ

 「CityVille」は、Facebook上のフレンドと協力しながら理想の都市を作り上げることができる都市育成シミュレーションゲーム。Flashベースのブラウザ型ゲームで、拡張性の高い奥行きのあるゲーム性に、精密なグラフィックスと豊かなアニメーションを組み合わせ、従来のゲームファンからも高い支持を集めている。

 Zyngaとしてはマルチ言語に対応した初のタイトルでもあり、今回の日本語で9言語目となる。アプリケーションは英語版と共通で、画面右上の地球儀のアイコンをクリックして言語を切り替えることで日本語環境でプレイすることができる。

 既存ユーザーの場合は、現在のセーブデータやコミュニティを活かしたまま、言語を切り替えるだけで日本語環境でプレイを継続することが可能。新規ユーザーの場合は、Facebookの言語設定と同じ言語で自動的にスタートするため、最初から日本語で楽しむことができる。日本語版ではインゲームのテキストのみならず、上部ナビゲーションのヘルプテキストもすべてローカライズされているため、英語が不得手なユーザーでも迷わずゲームをプレイすることができる。

 注意点としては、Zyngaの日本法人ジンガジャパンのサービスではなく、あくまでZynga本体のサービスであるところで、タイムゾーンは東部標準時(EST)のみで、同作独自のバーチャルマネー「City Cash」の購入手段も基本的にクレジットカードのみとなる。北米で販売されているプリペイドカード「Zynga Game Card」の発売予定や、WebMoney等の日本で流通しているバーチャルマネーへの対応も未定となっている。なお、サポートについてはメール限定ながら日本語に対応するとしている。


【スクリーンショット】
世界最大規模のソーシャルゲームがついに日本語化。「CityVille」を英語表記を理由に敬遠していた人は今回の日本語対応は始める良いきっかけになりそうだ

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(2011年 8月 4日)

[Reported by 中村聖司]