SCEJ、PS3「RESISTANCE 3」を9月8日に発売
怪物に覆い尽くされた世界で、妻と子のため男は戦う


9月8日 発売予定

価格:5,980円

CEROレーティング:D(17歳以上対象)


 株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCEJ)は、米Insomniac Gamesが開発しているプレイステーション 3専用FPS「RESISTANCE(レジスタンス)」シリーズ最新作「RESISTANCE 3」を9月8日に発売する。価格は5,980円で、CEROレーティングはD。3D立体視やPlayStation Moveにも対応する。

 また、「RESISTANCE 3」の発売に先がけて「RESISTANCE 2」のベスト版「PlayStation 3 the Best」を8月25日に発売する。価格は2,980円で、CEROレーティングはD。未プレイの人はこちらをプレイしてから「RESISTANCE 3」に挑むのも良いだろう。

ほとんどが敵であるキメラに覆い尽くされた世界での戦い
キメラウイルスに感染し、改造されて生まれるキメラ

 「RESISTANCE」シリーズは、キメラウイルスに感染した人間が、さらに“改造”されることで人間以上の力を得た怪物「キメラ」と、人類の戦いを描いたFPS。「RESISTANCE 3」では、地球のほぼ全土はキメラに制圧され、人類の9割以上がキメラによって殺されるか改造され、地上に人類の姿は無い。キメラには、規律を持ち文明化されたキメラと、知性をほとんど失った野生のキメラがいる。もはやここは、キメラの世界である。

 主人公「ジョー・カペリ」は、対キメラ特殊部隊のSRPA(セルパ)で、キメラウィルスによって強化された部隊「センチネル」の隊員であったが、ある理由で除隊、その後はキメラによる破壊をただ、静かに見届けるしかなかった。食料も無く、地下に隠れて暮らす日々で、最愛の妻スーザンとの間にできた息子ジャックと共に人類に残された日々をただ穏やかに過ごすことを決めていた。

 しかしそんな中、SRPAの研究者だったマリコフが現われ、ニューヨークにあるキメラのタワーが地球を寒冷化させていることを伝える。このままでは数カ月の内に、人類が生存できない環境となってしまう。妻と息子のため、カペリは決死の覚悟で再び戦うことを決意し、オクラホマ州ヘイブンからニューヨークへと向かう。カペリはニューヨークまでの道のりで様々の人と出会い、それぞれの「抵抗」を目の当たりにすることになる。そして、たどり着いた先に待つものは何だろうか……。

 「RESISTANCE 3」のキャンペーンモードは、7種類の地域の全11ステージを戦っていく。炎・氷などの属性を持った12種類の武器が登場し、これらをアップグレードしていく。オンラインに加え、オフラインでの画面分割の協力プレイにも対応している。マルチプレイでは最大16人で人類とキメラに分かれて戦う。活躍や成績に応じて得た経験値をキャラクターのスキンやアビリティー、武器の強化に割り振り、自分だけの対戦プレイ用キャラクターを“創造”することができる。一定条件を満たすと使えるゲームごとのアビリティーにも本作ならではの特色があるという。

 初回生産分限定特典としてプロダクトコードが封入されており、コードを使うことで「RESISTANCE 2」の主人公、「ヘイル」のキメラウィルス感染時のスキンが入手できる。このスキンでは対戦プレイ時に通常のスキルではなく愉快な挑発アクションを行なうことができる。また対戦プレイの実績や成績で「センチネル」という称号が得られる。この称号は、対キメラ特殊部隊にだけ与えられる名誉ある称号だ。その他にも「キメラスレイヤー」、「サバイバー」、「アイハートハイブリッド」、「へっぽこくん」という特別な称号が全部で5種類入手できる。さらに「RESISTANCE」、「RESISTANCE 2」に登場した特殊部隊「ブラックオプス」のスキンも用意されている。

 なお、「RESISTANCE 3」は日本時間の8月2日から8月19日まで北米、ヨーロッパの「SOCOM4」プレーヤー等を対象にマルチプレイのオンラインβテストを開催する。弊誌ではこのβテストについても、後日インプレッションをお届けするつもりだ。


登場キャラクター。左からジョー・カペリ、演じるのは置鮎龍太郎さん。妻スーザンは冬馬由美さん、ヒョードル・マリコフ博士は西村知道さんが演じる
スクリーンショット。左は巨大な敵ゴリアテ。中央と右は人類とキメラの戦闘だ

(C)Sony Computer Entertainment America LLC. Published by Sony Computer Entertainment Inc. Developed by Insomniac Games.


(2011年 8月 2日)

[Reported by 勝田哲也]