ガマニア、「ルーセントハート」新コンテンツ「ペットレース」を一足先に体験!
テクニックと作戦がものをいう意外と真面目なレースゲーム
株式会社ガマニアデジタルエンターテインメントはWindows用MMORPG「ルーセントハート」に4月6日から実装される「ペットレース」のメディア体験会を開催した。
「ペットレース」はプレーヤーが手持ちの騎乗ペットを使って専用コースで1着を競うレースが楽しめる新規コンテンツ。大型アップデート「NOVA」のいちコンテンツとして2010年に発表され、長らく実装が待たれてきた。3月29日から31日までの3日間、テストサーバーでプレーヤーも参加できる公開テストが行なわれ、メディアの体験会もこのサーバーで実施された。
ペットレースの体験と共に、今後予定されているアップデート情報など「ルーセントハート」の最新情報を、「ルーセントハート」ディレクターの廣田一億氏に聞くことができたので、あわせて紹介したい。
■ 難易度の違う4つのコースで、最大6人のレースを開催
体験会はテスト実装用のフォーマルハウトサーバーで行なわれた |
これまでもダンスやクイズなど、他のMMORPGにはない特徴的なコンテンツを実装してきた「ルーセントハート」。今回実装される「ペットレース」は、キャラクターが本来は移動のために使う騎乗ペットに乗って本格的なレースゲームを楽しもうという、奇抜なコンテンツだ。
レースは専用のコースで開催され、1回に最大6人まで参加できる。コースは難易度の違う4種類。「ヘラクレスの丘コース」はカーブの緩い初心者向けだが、残りの3つは視界の悪い「聖なる森コース」、砂地が多い「コラル湾コース」、直線と複雑なカーブを組み合わせた「ヴェルドラト湾コース」とそれぞれに特徴のあるコースが揃っている。今後さらに増やしていく予定もあるそうだ。
参加方法は、個人でランダム参加、6人のパーティーで参加、少人数のパーティーでランダム参加の3つから選べる。マッチングは完全にランダムで、申請はコースごとになるので、人気のあるコースの方がマッチングされやすくなる。あらかじめ6人パーティーを組んで入る時には、主催者がコースを選べるようになっている。
レースに参加すると順位に応じてポイントがもらえる。このポイントは、各街にいる「プレゼント発送スタッフ」から各種アイテムに交換してもらえる。今回実装されるプレゼントは武器や防具、アクセサリーなど。今後はレースの商品らしい、競馬の勝負服やヘルメットなども考えていきたいと、廣田氏は語っていた。
ゲーム内ではコースごとのタイムレコードランキングが見られるが、4月中をめどに公式ホームページでも確認できるよう現在準備が進められている。また、将来的にはダービーのようなイベント的なレースもやってみたいと語った。
■ ペットの基本性能は10段階。アイテムで性能を強化しよう
「ペットレース」用のウィンドウで、出場するペットや装備の設定ができる |
では、実際に参加するまでに必要な手順を紹介しよう。レベルに関係なく、騎乗ペットを持っていれば誰でも参加することができる。参加するには、あらかじめ騎乗ペットを「ペットルーム」という専用のインベントリに入れておく必要がある。
参加申請は、アクションウィンドウの中にある車のアイコンから行なう。まずは、レースウィンドウの「レース設定」から参加するペットを選ぶ。ペットのアイコンの下にある「データ」からはペットの性能を見ることができる。
ペットにはそれぞれペットの種別ごとに固有の能力値が設定されている。能力値は「C-」から「S」まで10段階。レアなペットや、アイテムモールで販売しているようなレアリティの高いペットのほうが、基本的な能力が高い傾向にあるようだ。この値は完全に固定でアイテムを使って上げたり、育成して成長させるようなことはできない。ちなみに現在実装されているペットの最高値は「A+」だ。
ただし、能力値が高いペットが絶対的に強いかというと、そういうわけではない。例えば馬車のように大きなものは重量があるので吹っ飛ばされにくいがスタートダッシュが遅いとか、小さなペットは小回りが利きやすいなど、それぞれに長所短所がある。
能力値は固定だが、代わりに「レース装備アイテム」でペットを強化することができる。「レース装備アイテム」にはレースごとに消費するものと、装備があり、データ画面にあるスロットにセットして使う。これでペットの加速性能やコーナリング性能を上げたり、一時的に速度をブーストする「スパート」が使えるようになる。このアイテムはレースが始まってしまうと入れ替えることはできない。
ペット強化用のアイテムは、アイテムモールで販売される予定だが、実装後のキャンペーンではゲーム内でも手に入るチャンスがある。ペットの設定が終わったら、出場したいコースと、出場方法を選んで申請する。あとは自動的にマッチングされるのを待つだけだ。
ペットの基本性能は種類によって決まっている。個性を出すための「レース装備アイテム」はペットによって装備できる数に違いがある |
■ レーススキルを効果的に使うことで、逆転チャンスを掴もう
スタート前にはアイテムの効果と操作法を確認するためのウィンドウが出る |
マッチングが完了すると、自動的にレース場に移動する。操作は「W」が前進と加速、「S」が後退と減速、「A」と「D」がハンドル操作になる。壁にぶつかると一定時間動けなくなる。「SHIFT」キーを押しながら曲がるとドリフト走行が可能。ただし、「気力」ゲージを消費するので、連続使用はできない。
レースは3周で争われ、ゴールした順位で勝敗が決まる。要するに、出遅れたとしても最終的に良い順位に着けておけばよいわけで、そのための戦略が重要になる。スタートダッシュが遅いペットはどうしても出遅れてしまう。だが、コーナリングが難しいコースでは、コーナリングをミスしたプレーヤーが足止めを食らっていたりして追いつくチャンスはある。重量を活かして相手を吹っ飛ばすこともできる。
戦略のカギを握るのが、コース内に浮かんでいる星を取ることで入手できる「レーススキル」だ。「レーススキル」は全部で10種類あり、どの「レーススキル」が獲得できるかはランダムだが、順位が低いほど効果の高いアイテムが出やすくなる。「レーススキル」を使うと、例えば前方のプレーヤーにミサイルを撃ち込んだり、ネットで包んで動けなくしたり、自分のスピードや衝突耐久を上げたりといったかたちで相手の走行を邪魔したり自分の性能を上げることができる。「レーススキル」は4つまでストックできる。スキルの入ったスロットは「1」から「4」までの数字キーに対応しており、習得した順番に関係なく使うことができる。
また、「レーススキル」を使った時に、その場に偽物の星が出現する。この偽物の星に触ってしまうと、一定時間動けなくなる。良く見ると、本物とは少し違っているので、焦って取ってしまわないよう気をつけよう。
実際に遊んでみると、ペットの性能よりも操作テクニックが重要だとわかる。「ヘラクレスの丘コース」以外のコースには、タイトなコーナーがありアクセル全開では曲がりきれない。ドリフトやブレーキングのテクニックを駆使して、ライン取りをしてコーナーを駆け抜けていく感じはかなり本格的だ。
■ デート専用マップなど、今後の実装予定をチラリと紹介
「ペットレース」で貯めたポイントは、各街にいる「プレゼント発送スタッフ」がアイテムと交換してくれる |
「ペットレース」と共に、今後実装される予定のコンテンツについてもその一部を紹介しよう。昨年に発表されながら2月に一時撤回されたままになっているレグルスサーバーの統合がどうなっているのかについても廣田氏に話を聞くことができた。
まず、サーバー統合については、現在コミュニティの引き継ぎができる形で準備を進めており、地震の影響で遅延が発生しなければ4月中にも統合が行なわれる予定だ。前回の発表時に批判を受けたほしともデータを移行できない点についても見直しが行なわれ、ほしともデータも含めすべてのデータを保持した状態でサーバー移動ができるようになるようだ。
今後のアップデートでは、コミュニケーションを強化するようなコンテンツを準備中ということだ。その中の1つが、開発中だというのがデート専用のマップ。廣田氏によると「お台場みたいな風景の綺麗な場所」になるらしい。まだ画像はないが、楽しみに待って欲しい。
また「ほしとも」と関係を深めていくことで入手できる「ほしともエモーション」の追加など、これまであまり手が入っていない「ほしとも」システムのアップグレードも予定されているようだ。
今回の取材は平日の昼間だったにも関わらず、テスト実装サーバーには多くのプレーヤーが集まっていた。スタッフの呼びかけに答えて、取材用のレースにも多くの人が参加してくれた。3年目を迎え、サーバー統合などいくつかの問題も抱えている「ルーセントハート」。今後もユーザーが楽しめるコンテンツを精力的に実装していってもらいたい。
ペットレースで獲得できるポイントと交換できる装備。今後さらに追加されていくそうだ | ||
テストサーバーの首都トリーアに集まったプレーヤー。取材があることが告知されていたこともあり、非常に多くのプレーヤーが暖かく出迎えてくれた |
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□ガマニアデジタルエンターテインメントのホームページ
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□「ルーセントハート」のページ
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(2011年 4月 5日)