「Real Virtuality エンジン」で精密に描かれる現代戦軍事シミュレーション

　株式会社ズーは、Windows用ミリタリーFPS「ARMA2 レインフォースメント 日本語マニュアル付 英語版」を4月15日に発売する。価格は7,000円。販売は株式会社イーフロンティア。

　「ARMA2 レインフォースメント 日本語マニュアル付 英語版」は、「ArmA2 オペレーション アローヘッド」のグラフィックスエンジンを採用した2つの拡張パック「BRITISH ARMED FORCES」と「PRIVATE MILITARY COMPANY」を1つにまとめたパッケージ（「ArmA2 オペレーション アローヘッド」本編のキャンペーンは含まれない）。このソフト単体でプレイできる。当初は4月1日に発売予定だったが、東北地方太平洋沖地震の影響から延期すると発表され、今回、2週間遅れでの発売となった。

　「BRITISH ARMED FORCES」の舞台となるのは、オペレーション アローヘッドによるタキスタン軍事政権崩壊後2カ月と経たない2012年夏。武装勢力による大規模な反乱にNATO連合軍が苦戦する中、英国軍機甲部隊は、米国陸軍機動部隊「ナイト（Knight）」の支援班とともに大規模な反乱鎮圧作戦「クリムゾン・ランス（Crimson Lance）」を展開する。

　「PRIVATE MILITARY COMPANY」では、英国軍とNATO軍がタキスタンの反乱を鎮圧した1年後が描かれる。緑海（Green Sea）に展開するNATO軍が戦略的部隊削減を進める中、民間軍事契約業者に仕事を受け渡す。民間軍事会社ION,Inc.は、コードネーム「ブラック・ガントレット（Black Gauntlet）」と呼ばれる契約の入札に成功し、放棄されたタキスタンの核兵器プログラムに関する情報収集を目的とした国連調査団の警護を請け負う。

　ゲームに使われている「Real Virtuality エンジン」は、リアリティと技術的な精度を両立させた、現代戦軍事シミュレーション向けに開発されたエンジン。システム面では、FLIR（前方監視赤外線装置）の赤外線画像（サーマルビュー）が搭載され、夜間任務でも戦車のエンジンの熱やタイヤの摩擦熱、発砲後熱くなった銃身までもが浮かび上がる。

　登場兵器は、「BRITISH ARMED FORCES」では、ジャッカル2 WMIK、FV510ウォーリア、AH11ワイルドキャット、AH-64アパッチ・ガンシップといった車両類、L85A2アサルトライフル、L110A1マシンガン、LRRおよびAW50スナイパーライフル、N-LAW対戦車ロケットランチャーなどの武器が登場。「PRIVATE MILITARY COMPANY」では、 Ka-60カサッカ、無人武装ヘリコプター、装甲SUVといった新型ユニット、AA-12やXM8といった特殊兵器が登場する。

　対応OSは、Windows XP/Vista/7（いずれも32bitのみ）。動作環境は、2.4GHz以上のデュアルコアCPU（クアッドコア推奨）、1GB以上のメインメモリ（2GB以上推奨）、12GB以上の空き容量を持つHDD（20GB以上推奨）、GeForce 8600 GTまたはRadeon HD 3650以上のビデオチップを搭載したビデオカード（GeForce GTX 260またはRadeon HD 5770以上推奨）など。

　なおイーフロンティアの通販サイト「イーフロストア」では、「アームドアサルト 日本語マニュアル付英語版」、「アームドアサルト クィーンズガンビット 日本語マニュアル付英語版」、「ARMA2 日本語マニュアル付英語版」、「ARMA2 オペレーション アローヘッド 日本語マニュアル付 英語版」のいずれかの製品を持っているユーザーを対象に、優待価格として5,000円で販売する。

【BRITISH ARMED FORCES】
タキスタンに派遣された英国軍機甲部隊が、米国陸軍とともに大規模な反乱鎮圧作戦を展開する

【PRIVATE MILITARY COMPANY】

民間軍事会社ION,Inc.が、タキスタンの核兵器プログラムに関する情報収集を行なう国連調査団の警護に当たる