マイクロソフト、「西武ドーム Xbox Night ~ 埼玉西武ライオンズ vs 千葉ロッテマリーンズ ~」を開催
泉水氏の始球式。ライオンズの平野選手、涌井選手、中村選手がKinect初体験


9月10日開催

会場:西武ドーム


 マイクロソフト株式会社は、9月10日に西武ドームで行なわれたプロ野球戦「埼玉西武ライオンズ 対 千葉ロッテマリーンズ」の試合において、Xbox 360のプロモーションイベント「西武ドーム Xbox Night ~ 埼玉西武ライオンズ vs 千葉ロッテマリーンズ ~」を開催した。

 このイベントでは、試合開始時にはマイクロソフト執行役常務ホーム&エンターテイメント事業本部長の泉水敬氏による始球式でゲームが開始されたほか、試合前や試合中にテレビCMが放送された。また、試合前には発売に先がけてKinectを選手達が体験し、その感想を語った。本稿ではイベントの模様をレポートしたい。



■ 西武の選手達がKinect初体験! 「体で答える新しい脳トレ」に全身で挑戦

球場正面を始め、様々な場所にXbox 360の看板が。ゲームのカタログも配布していた
「体で答える新しい脳トレ」の問題、「今、何時」に挑戦する平野選手。指定された時刻に会わせて、両手で時計の針を作る。最初だけにちょっとルールが飲み込めていない部分もあったが、反射速度は速かった

 「Xbox Night」で最初に行なわれたのは、ライオンズの平野将光選手、涌井秀章選手、中村剛也選手の3選手によるKinectの体験会だ。3人の選手がプレイしたゲームは9月8日に発表されたばかりの「体で答える新しい脳トレ」(バンダイナムコゲームス)。選手達は画面のシチュエーションに合わせ、体を動かし、様々な問題に挑戦していった。

 脳年齢を測定する今回のモードでは、手を時計の針に見立て、指定された時間を示す「今、何時」。複数のキャラクターのポーズを記憶し、隠されたキャラクターのポーズをまねる「ポーズ記憶」。計算問題の答えが書かれたボールをける「数字でキック」の3つの問題をプレイし、年齢を出すというもの。

 最初に挑戦したのは、平野将光選手。カメラの位置で最初は戸惑うものの、途中から正解率を上げていった。数字でキックでは再び戸惑ってしまうものの、3人の中では1番点数の高い39歳の判定だった。次に挑戦した中村選手は「頭を使うのは……」としながらも、ポーズはきびきびと決め、脳年齢は40歳だった。最後に挑戦したのは、WBCでも活躍したライオンズのエース涌井選手だ。涌井選手はポーズ記憶が苦手だったようで、また数字でキックの成績もあと1つと言うことで45歳だった。

 各選手は体の動きがダイレクトにゲームに反映されるKinectの技術に驚いていたようだった。平野選手は「涌井選手には負けない!」と闘志を燃やしていたが、このゲームは1度のプレイで脳年齢を競うものではなく、やり方を覚えて、徐々に脳年齢を改善していくゲームだ。プレイをしていると自分もしたくなる。他の人のプレイが気になる。特に「体で答える新しい脳トレ」は問題と、答えている人の体の動きがシンプルで、「自分ならこうやる」というのがイメージしやすい。パーティーゲームとしての可能性を感じた。

 プレイを説明した開発スタッフによれば、今後さらにテストプレイを重ね、発売時のバージョンではより正確なデータに近づけていくという。ちなみに、「体で答える新しい脳トレ」では最高スコアは20歳になるとのこと。川島教授によれば、20歳が1番脳が活発になる、とのことで発売後にはぜひ20歳を目指して欲しい。


左から、平野将光選手、中村剛也選手、涌井秀章選手。涌井選手は「Kinectで野球のゲームも出て欲しいですね」とセンサーの前でポーズを取った



■ 泉水氏の始球式。各チームや抽選で選ばれたユーザーにXbox 360をプレゼント

マスコットを左右に、ポーズを決める泉水氏。始球式を終えて、緊張のとれた笑顔だ

 イベントでは最初に、ステージイベントとして「西武ライオンズマスコットレオくんとのじゃんけん大会」が開始された。イベント会場でジャンケン大会に勝ち残った幸運な来場者には、2回終了時にレオ君よりサイン入りのXbox 360などがプレゼントされた。また、7回裏にはライオンズFC会員へ抽選でXbox 360がプレゼントされた。この他、球場のスクリーンには、「Halo: Reach」と特命課の「FF XIII ULTIMATE HITS INTERNATIONAL」のCMが放映された。

 試合前の始球式では、泉水氏がグラブをはめ、マウンドに上がった。背番号は360だ。泉水氏は大きく振りかぶると弓なりにボールを投げ、見事ノーバウンドでキャッチャーミットに。続く記念撮影ではマスコットキャラのレオ君とも握手を交わした。大きな手 を握りしめた泉水氏は、「なんか変な感触だね」と笑顔を浮かべた。

 本日のライオンズ vs ロッテマリーンズは首位混戦の後半戦の中、1位ライオンズと2位のロッテというどちらも負けられない試合で、球場は大きく盛り上がった。ホームのライオンズはもちろん、ロッテの応援団も球場に響き渡る大音響で、選手を応援していた。


背番号360のユニーフォームに身を包み登場した泉水氏の始球式。ボールは弓なりだったが、キャッチャーミットに見事届いた
オーロラビジョンに映し出されるXbox 360のCM。開始時に行われた贈呈式。2回裏には「レオのじゃんけん大会」で勝った少年にXbox 360が贈られた。試合は大きな声援が上がる盛り上がった試合となった