バンダイナムコ、DS「Solatorobo それからCODAへ」
第1部と第2部で紡ぐ壮大な物語。第2部の情報を紹介


10月28日 発売予定

価格:5,040円(通常版)
   7,140円(コレクターズエディション)

CEROレーティング:A(全年齢対象)


“ぼくらもかつてはヒトだった”
第2のメインビジュアル

 株式会社バンダイナムコゲームスは、10月28日に発売を予定しているニンテンドーDS用アクションRPG「Solatorobo それからCODAへ」の新情報を公開した。

 「Solatorobo それからCODAへ」は、イヌヒトとネコヒトが暮らす浮遊大陸を舞台に、イヌヒトのかけだしハンター「レッド」の冒険を描いたアクションRPG。今回公開された情報により、本作は2部構成であることが判明した。第2部では第1部同様、浮島世界を舞台にイヌヒトとネコヒトが生まれた“ルーツ”を巡る物語が展開されるようだ。また、第1部での敵は「ロボ」が中心であったが、第2部では新たな敵として「ハイブリッド」が登場する。

 新たな強敵を前にレッドの愛機「ダハーカ」はパワーアップし、「ダハーカMk2」として新たな力“タイプチェンジ”を手に入れる。「ぼくらもかつてヒトだった」というセリフをテーマに、物語は新境地を迎える。


【第2部オープニングムービー】
第2部に突入すると、第1部のオープニングとは別のオープニングムービーが挿入される。ムービーでは、新たな敵となるハイブリッドの姿や戦争をイメージさせる激しい戦闘シーンを確認することができる。第2部のオープニングムービーは第1部同様、マッドハウスが制作を担当している

 第2部に登場する「ブランク」と「ネロ」は、この世界の住人とは明らかに異なる風貌をしている。衣装ひとつをとって見ても高い技術力を持っている感じがする彼らの正体とは……。彼らの瞳には達観したような、それでいて冷徹な光も垣間見ることができる。そして、謎の多いブランクとネロの乗るロボもまた多くの謎に包まれている。シェパルドにある大型ロボとはまったくシルエットが異なるところからも、非常に高度な技術で作られていることがわかる。

【第2部登場キャラクター】
【ブランク(Blanck)】【スルワラ(SRVARA-AZI01)】
謎の少年ブランク。詳細は一切不明。名前の原語は「白」を意味するフランス語からと思われる。スルワラはブランクが搭乗する専用ロボ

【ネロ(Nero)】【ザイリタ(ZAIRITA-AZI02)】
謎の少女ネロ。詳細は一切不明。名前の原語は「黒」を意味するイタリア語からと思われる。ザイリタはネロが搭乗する専用ロボ

 第2部になるとレッドの愛機「ダハーカ」は、とある事件をきっかけに新たな能力をもった「ダハーカMk2」に変化する。ダハーカMk2は、ダハーカの基本性能があらゆる面でパワーアップした上に、特殊操作によりテクニカルな技を使用することができるという。最大の特徴は、状況に応じて機体を変化させる“タイプチェンジ”という能力を持っていること。タイプチェンジは、メニューの「カスタム」から「タイプチェンジ」を選択することでタイプチェンジモードに入ることができる。チェンジできるタイプは、購入して増やすことができるようだ。

【ダハーカMk2 タイプS】
ダハーカMk2の基本タイプであるタイプSは、ダハーカの格闘性能をそのままパワーアップさせた機体
タイプSの特殊技「パイルドライバー」は、敵を上空で掴んでから地面に叩きつけるという荒業で、強烈な破壊力をもっている
「ジャイアントスイング」は、敵を持ったまま自分も回転し投げた時のダメージを上げるタイプSの特殊技。回転中は周囲の敵を巻き込んでダメージを与えることが可能。大勢の敵に囲まれたときには重宝するだろう

【ダハーカMk2 タイプR】
スピード重視のタイプRは、ダッシュ系の特殊技を多く持つ。「ハイパーダッシュ」は、ダッシュの持続時間が長くなり、ダッシュ中も方向転換できる。素早い動きで敵を翻弄する戦い方が可能に

【ダハーカMk2 タイプG】
防御重視のタイプGは、防御と回復に特化したスタイル。「プロテクトアーム」は、ダメージを半減し、吹き飛ばされにくくなる

【ダハーカMk2 タイプC】
キャッチ系の特殊技を持つタイプC。特殊技「ワイドキャッチャー」は、腕が伸びて遠くの敵や物をキャッチすることができる

 タイプチェンジのほかにも“トランス・アップ”というパワーアップの方法がある。トランス・アップを行なうには、レッドがトランス状態になることが必要。トランスはレッドが物語の途中で覚醒する謎の特殊能力の1つ。トランス中は攻撃力と防御力がアップし、威力の低い攻撃を受けても怯むことがなくなる。生身の状態を「トランス」、ダハーカを再構成して身に纏っている状態を「トランス・アップ」と呼ぶ。

【トランス・アップ ダハーカMk2バージョン】
ダハーカMk2に乗ったレッドがトランスしたときに、ダハーカを再構成し身に纏っている状態をトランス・アップと呼ぶ。「スパークジャベリン」など、専用の特殊攻撃が多数用意されている
電撃を槍状にためて、敵に投げつける「スパークジャベリン」

 ダハーカの性能をアップさせる方法の1つとして、「カスタム」と呼ばれる方法もある。カスタムは、ダハーカの本体パネルを「Pクリスタル」を使って開き、パネルに専用パーツをセットすることでダハーカのパワーアップを行なうというもの。パーツの種類は以下の通りとなっている。

【パーツの種類】
「こうげき」ダハーカが攻撃したとき、相手に与えるダメージ量が増加。
「ぼうぎょ」ダハーカがダメージを受けたとき、ダメージ量を軽減。
「ちから」ダハーカが敵を持ち上げるときのリフトゲージの上がり方が早くなる。
「はやさ」ダハーカの移動速度が速くなる。
「ふっかつ」ライフが0になったとき、パーツを身代わりにして、その場に復活できる。

【カスタム】
カスタム画面。5種類のパーツを組み合わせて、効率のよいパワーアップを行なっていこう。ダハーカMk2になるとパネルの枚数が増え、よりたくさんのパーツをセットすることができる

【パーツの形】
パーツは、種類や能力値によって様々な形状をしている。各パーツは回転させることができるので、隙間なくセットするのがポイントになるようだ




■ 白熱したレースを楽しめる「エアロボグランプリ」

 「エアロボグランプリ」とは、飛行パーツを取り付けたロボを操作し、空に用意された特殊なコースで繰り広げられるレースイベントのこと。物語を進めていくとレッドはあるイベントによって、エアロボグランプリに出場することができるようになる。また、タイトル画面にある「エアロボグランプリ」モードでは、単独でレースに参加することもできるが、最大4人による通信対戦で遊ぶこともできる。

【エアロボグランプリ設定背景】

 エアロボグランプリ(通称エアロボGP)は、もともとアクロバティックな飛行を楽しむ、一部の愛好家たちによる草レースに端を発する。しだいに機体の性能が向上し、またマニューバテクニックを磨いたエキスパートが次々に現われてくると、それがしだいにファンを産み、多くの人を魅了する本格的なレースイベントになっていった。

 現在はパイロットの腕前だけでなく、メカニックの設計技術の高さを競うという一面もまた、マニアックな楽しみ方として確立されている。もちろん有名なパイロット、メカニックにはスポンサーがついたりする。

イメージイラストデモシーン

 レースでは、コース内に点在する「クリステル」を入手することで、「ブーストゲージ」が溜まっていく。ブーストゲージは、急加速に必要となるゲージでレースを制するには欠かすことができない要素となっており、クリステルを集め、どこでブーストを決めるかがレースに勝つコツになるという。また、クリステル以外にもプレーヤー同士の邪魔をする「アイテム」もコース上に点在している。

【エアロボグランプリ】
レースは決められた周回数を走ればゴールとなり、ゴールした順位によって賞金がもらえる。順位の賞金以外にも「日替わりボーナス」と呼ばれるものがあり、レース中にボーナスの条件を満たすことで入手することができる。日替わりボーナスは2つまで同時に発生するが、誕生月中には「誕生月」、当日には「誕生日」が3つ目のボーナスとして同時発生するという

【登場するレース機】
ラピッドエッジツインノーズエアロライダー

ファラオ

■ 電車が発達したシェパルド共和国の首都「ファラオ」

 シェパルド共和国の首都。最高議会があり、政治の中心となっている。発達した電車の路線が街中に張り巡らされており、飛行船や車と同様に住民の足として重要な役割を果たしている。

 シェパルドにおける文化の中心でもあり、ファッションや音楽などの流行は、ファラオから生まれるといっても過言ではない。


【ファラオ】
飛行船が停泊している港ファラオのメインターミナルきらめき公園の巨大像(?)

■ 追加エピソードも楽しめるWi-Fiダウンロードクエスト

 本作は、ニンテンドーWi-Fiコネクションを使ったクエストの配信を予定している。クエストでは、本編では語られなかったキャラクターの意外な一面や、過去の話などが語られるという。

【ダウンロードクエスト】
クエストの配信は定期的に行なわれるということで、本作の世界観や物語を長い間楽しめる


※画面は開発中のものです。
(C)2010 NBGI

(2010年 8月 20日)

[Reported by 志賀康紀]