バンダイナムコ、初の単独イベント「GOD EATERフェス2010」開催
最新作「GOD EATER BURST」は2形態で今秋発売!
7月11日、株式会社バンダイナムコゲームスが東京・秋葉原にあるAKIBA SQUAREにて「GOD EATER」初の単独イベント「GOD EATERフェス2010」を開催した。
タイムアタック大会「フェンリルカップ」、出演声優陣と開発者によるトークセッション、オープニング・エンディングテーマを歌うalanさんによるミニライブなど、ファン垂涎の豪華なイベントラインナップの「GOD EATERフェス2010」。新プロジェクトとして、続編となる「GOD EATER BURST」の発表がされるなど、ファンにはたまらない1日になったのではないだろうか。
■ 圧倒的なクリアタイムが飛び出したタイムアタック大会「フェンリルカップ」
最速クリアタイムを目指して白熱のバトルが繰り広げられた「フェンリルカップ」 |
午前中に行なわれた「フェンリルカップ」予選。2人1組でプレイし、クリアタイムを競うタイムアタック大会だ。予選のミッションは難易度2「コンクリート・ジャングル」。刀身はクレイモア、尾剣クロヅカ、ナイフのいずれかしか選択できないなど、ミッションへ持ち込める武器、アイテムは限定されている。予選の内容はメインスクリーンに映されることはなく、残念ながらプレイ内容を見ることはできなかったが、どの参加者も集中してミッションに臨んでいるのが見てとれた。
激しいタイム争いの中、予選を勝ち抜き、準決勝進出を決めたチームは「ヘブンから来ました」(1位 1分22秒)、「ブラスト オブ ヘブン」(2位 1分41秒)、「アジン ドゥバ トゥリー」(3位タイ 1分48秒)、「空中コンボ」(3位タイ 1分48秒)。実際にプレイしてもらえれば、このタイムの凄さがよくわかるだろう。1位「ヘブンから来ました」のタイムはかなりのもの。開発スタッフから「正直1分30秒を切れるとは思っていなかった」と言わしめたほどだ。
午後から行なわれた準決勝のミッションは難易度7「スイーパー」。ここからは映像をモニターに出力してプレイが行なわれた。そのため、メインモニターでプレーヤー4人分のプレイが閲覧できるようになり、プレイに対して会場から大きな歓声が上がっていた。この4チームで勝ち抜きを決めたのが「空中コンボ」(5分3秒)と「ヘブンから来ました」(4分58秒)。「ヘブンから来ました」はアラガミに逃げられてしまうというアクシデントをものともせず、予選に引き続いての1位通過。どのチームもアラガミの出現位置、行動パターンなどをしっかり把握しており、位置を把握して捕食状態で待ち受けるなど、凄まじいやり込みを感じさせる卓越したプレイを見せてくれた。
準決勝に引き続き行なわれた決勝戦のミッションは難易度9「カルデラの火」。隙が少なく、強力な攻撃を持つディアウス・ピターと戦う高難易度のミッションで、スタングレネードやトラップ無しという厳しい制限も課せられていた。さらに予選、準決勝と異なり、決勝戦のミッションは事前に発表されていないことも難しさに拍車をかけていたといえるだろう。だが、どちらのチームもさすがと思わせる華麗な連携プレイを見せる。そんな中、8分という好タイムでたたき出して優勝したのは予選3位の「空中コンボ」(8分)。「ヘブンから来ました」(8分15秒)と15秒という僅差だったが、予選から圧倒的なタイム差で勝ちあがってきた「ヘブンから来ました」にまさかの逆転勝ちで勝利をもぎ取った。
決勝戦を戦ったチーム「空中コンボ」(写真左)、「ヘブンから来ました」(写真右) | 激戦を制し、見事優勝したチーム「空中コンボ」の2人には優勝商品として、クリスタルトロフィー、世界に3つしかないというGOD EATER適合者腕輪が授与された |
■ 書き下ろしオリジナルボイスドラマや開発秘話などが堪能できたトークセッション
トークセッションでは、プロデューサー富澤祐介氏、ディレクター吉村広氏、出演声優である福井裕佳梨さん(シオ役)、坂口大助さん(コウタ役)、楠大典さん(ペイラー榊役)が登壇し、質疑応答が行なわれた。
―― オープニングムービーは本編終了後の内容になっているんですか?
富澤氏: はい、確かにオープニングにはシオが月にいるカットなどがあります。様々なイメージを重ねて作るという方式で、作品の世界観を考えて作りました。
吉村氏: オープニングムービーやプロモーションムービーに関しては、富澤さんに欲しいムービーの内容を書いた紙1枚を渡すという無茶振りをしました。気がついたら完成していましたね(笑)。
―― シオ役のキャスティングはどうやって決まったのですか?
吉村氏: キャラクターのイメージが固まった段階で選定に入ったのですが、シオ役が最後まで決まりませんでした。最後の最後で福井さんの声を聞いた時に、これしかない!ここにシオがいる!いただきます!と思いました(笑)。
富澤氏: ちなみに坂口さんは、コウタのイメージ通りのことをやってくれると思い、僕が決めさせていただきました。
―― キャラクターと自分自身を比べていかがですか?
楠さん: ペイラーは博士で、僕は博士じゃないですからねぇ(笑)
坂口さん: コウタはバガラリーが好きですが、僕はバガラリーの変わりに某機動戦士が好きだったり、家族が好きというのが共通点かもしれません。あと、断じて僕はバカじゃないですし、足手まといではないですからね!(笑)
福井さん: シオほどではないですけど、ちょっと世間知らずなところは、似ているかもしれません。
―― 印象に残っているセリフは?
楠さん: 今は君達を信じよう。ゴッドイーター達を。
坂口さん: 守れるなら、どんなことだってやってやるさ!
福井さん: 離れてても、ずっと、一緒だよ。
さらに質疑応答の後には声優陣3人による書き下ろしボイスドラマが!会場に来たファンにとっては忘れられない最高の思い出となったことだろう。
Twitterで募集したユーザーからの質問に答えるプロデューサー富澤氏(写真左)とディレクター吉村氏(写真右) | 出演声優の福井裕佳梨さん(写真左)、坂口大助さん(写真中央)、楠大典さん(写真右) | 本イベントのために書き下ろされたボイスドラマを熱演中の3人。終了後、会場からは割れんばかりの拍手が起こっていた |
■ 「GOD EATER」オープニング曲など、全3曲を熱唱!alanさんによるミニライブ
四川省 美人谷(丹巴県)出身で、アーティストだけでなくモデルとしても活躍するalanさんのミニライブでは、「GOD EATER」オープニング曲「Over the clouds」、7月7日にリリースされたばかりのニューシングル「風に向かう花」、「GOD EATER」エンディング曲「my life」の3曲を披露。透き通るような透明感がありつつも、力強さのある歌声で観客を魅了していた。
■ 2010年秋発売!新システムの情報も明らかになったファン待望の続編「GOD EATER BURST」
2010年秋発売予定の最新作「GOD EATER BURST」(パッケージ版:5,229円 / アペンド版:2,100円) |
イベントの最後には、富澤氏、吉村氏から新プロジェクトとして「GOD EATER BURST」が発表された。
「GOD EATER BURST」は、ハイスピードなアクション、連撃といった「GOD EATER」の特徴的な部分を改良し、さらに新シナリオ、新システムを搭載した最新作。
「GOD EATER」の内容を全て含み、単体で動作可能な「パッケージ版」(5,229円)、「GOD EATER」のUMDとセーブデータが必要となる「アペンド版」(2,100円)の2種類がリリースされる。新規プレイなら「パッケージ版」、「GOD EATER」を持っているなら「アペンド版」と選べばいいわけだ。発売は2010年秋を予定している。
会場ではプロモーションムービーが放映され、会場から大きなどよめきが起こった。このムービーは現在公式サイトで見ることができるので興味があればアクセスしてみて欲しい。
「GOD EATER」の後日談を描く新シナリオが追加される「GOD EATER BURST」。シックザール支部長が事故死?、謎の新キャラクター、背を向けたリンドウが登場するなど、謎めいたPVが公開された |
ドラゴンをモチーフとした新アラガミ「ハンニバル」。「素早いだけじゃなく、攻略しがいのあるアラガミになっています」とのこと |
連続攻撃にタメなしで捕喰攻撃が組み込める新アクション。新たに追加されたバーストゲージにも注目したい。コンボ中の捕喰攻撃は得られるバースト量がチャージ捕喰攻撃と比べ少なく、これまでのチャージ捕喰攻撃は別の形でパワーアップするという。他にもバーストモード中には新要素があり、バースト時間をどう管理するかが攻略の鍵になるようだ。さらにアラガミバレットにも新要素が加わるとのこと |
アナグラで交換できる個人戦績を記録したドッグタグ「アバターカード」。「アバターカード」には自分の戦績やバトルの傾向など様々な情報が蓄積され、交換することで相手のPCと同じパラメータのキャラクターと一緒にミッションに挑めるようになる。また、プレーヤーからの要望に応え、漢字が使えるメッセージ機能も追加される |
(C)NBGI
□バンダイナムコゲームスのホームページ
http://www.bandainamcogames.co.jp/
□「GOD EATER BURST」のページ
http://www.godeater.jp/
□「GOD EATER」のページ
http://www.godeater.jp/index_1st.html
(2010年 7月 12日)