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レベルファイブ、RPG「ニノ国」制作発表会を開催
DS版を12月9日、PS3版を2011年にそれぞれ発売



【DS「ニノ国 漆黒の魔導士」】

12月9日 発売予定

価格:6,800円

CEROレーティング:A(全年齢対象)

【PS3「ニノ国 白き聖灰の女王」】

2011年 発売予定

価格:未定

CEROレーティング:A(全年齢対象)


日野晃博氏

 株式会社レベルファイブは、RPG「ニノ国」制作発表会を都内で開催した。DS「ニノ国 漆黒の魔導士」を12月9日、PS3「ニノ国 白き聖灰の女王」を2011年にそれぞれ発売すると発表。価格は、魔法指南書「マジックマスター」が付属するDS版が6,800円、PS3版が未定。

 「ニノ国」は、アニメーション作画をスタジオジブリ(アニメーション監督・百瀬ヨシユキ氏)、音楽を作曲家の久石譲氏がそれぞれ担当するRPG。最愛の母の死を乗り越えるため、現実世界と微妙な共通点を持つ異世界「ニノ国」を旅しながら成長していく。レベルファイブ代表取締役社長の日野晃博氏は「『レイトン教授』、『イナズマイレブン』の各シリーズに続く3つ目のビッグフランチャイズ作品。『レイトン教授』は女性向け、『イナズマイレブン』は子供向けとしてクロスメディア展開を行なった。今回、初めて“子供から大人まで”全年齢ターゲットに挑戦している。携帯ゲーム機とは思えない最高品質のアニメーション、フルオーケストラの音楽を、現時点でDS最大の4ギガROMを使用。RPGファンの期待に十二分に応える仕上がりになっている」という。

 「今までのDSゲームとの大きな違いが、こちらとなっています」と前置きして日野氏が取り出したのが、分厚い一冊の本。「これは、物語のなかで主人公オリバーが使用する、魔法使いの指南書であり、プレーヤー自身も持ってもらうことになる“マジックマスター”と呼ばれるものです。ページ総数は352ページで、すべてのページにルビが振られており、お子さんでも楽しめるような作り。なかにはゲームをクリアするために必要なさまざまな情報が書かれています。この本を使って、ゲームの主人公になったような気分で冒険が進められる。ゲームの進行に欠かせない存在で、本を使ってプレイする新しいゲームスタイルとして、みなさんに楽しんでもらえれば、と思います」と説明。

 会場では、一部ゲームシステムに関する説明も行なわれた。まず最初に触れられたのは“イマージェン”の存在。「収集、育成システム。イマージェンは、人の心が実体化した“心の戦士”という設定。このイマージェンとともに、モンスターなどと戦いながら冒険を進めていく。また、イマージェンはさまざまな方法で仲間にすることができ、自由に名前をつけられる。仲間にしたあとは“育成カゴ”のなかで育てる。育成カゴは、イマージェンにとってとても快適な空間ということになっており、餌をあげたり、遊んであげることで能力が上がり、心強い仲間として成長。ゲームに登場するイマージェンは300体以上。お気に入りのイマージェンを見つけて、自分だけの個性的なチームを作って楽しんでいただきたい」とコメント。日野氏によれば「(イマージェンは)開発が遅れた原因にもなりましたけど、非常に遊び応えのあるもの。100時間、200時間と遊べるネタではないかなと思います」という。

 最新バージョンの体験版を使ったデモプレイでは、執行役員 制作2部 シニアマネージャーの本村健氏、広報部 シニアマネージャーの丸屋教子氏がステージに登場。マジックマスターを用いたゲームプレイの様子が披露された。本作は、DSの上画面に「フクロウ商会で手がかりが聞ける…?」、「地下水道で何が起こっているのだろう?」など、当面の目的が常に表示される。これにより、ストーリーがスムーズに展開されていくという。また、重要なメッセージや単語は“赤文字”で表示される。地図や地方などの情報はマジックマスターにも記載されており、参照しながらさまざまな情報が確認できる。現在地の国情、気候などの基本情報がコラムふうの読み物として楽しめるほか、ゲームのなかで実際に役に立つヒントも隠されているという。

 体験版のボスを目指して地下水道に侵入するシーンで、扉をあけるためにタッチペンで魔法「アンロック」を使用。ルーン(図形)はマジックマスターに記されており、黒い線を1番目に、赤い線を2番目に書いていく。その先にいたネズミと会話するシーンでも、マジックマスターが活躍。「トーカー」というルーンをタッチペンで描くと、それまで「チューチュー」としか聞こえなかったネズミの鳴き声が人語になり、ボスの情報を教えてもらえるといった仕組みになっていた。また、通常は戦闘で使われる「ファイヤーボール」という魔法を謎解きに使うといった使用例も披露。なお、1度使った魔法はゲーム中に登録されるため、“魔法を忘れる”というアクシデントがない限り、同じルーンを何度も繰り返し描く必要はない。


本村健氏 丸屋教子氏

本村氏と丸屋氏により、マジックマスターを使いながらゲームを進めていく様子が披露された

 戦闘シーンはオーソドックスなコマンド入力式。主人公のパーティは、3×3で仕切られたマスでメンバーの配置を自由に変更可能。肉弾戦が得意なメンバーは高い攻撃力を活かすべく最前列に、主人公オリバーのような魔法使いは最後尾に置いたり、あるいは後方のメンバーを守るような配置など、なかなか戦略的な使い方ができるようだ。攻撃では、火に弱い敵にファイヤーボールを当てるなど、効果的なアクションを行なった場合「ナイスポイント」が獲得できる。これを溜めると、さらに強力な必殺技が繰り出せるようになる。戦闘中のメンバーの入れ替えは、タッチペン1本で即座に可能。日野氏によれば「ゲームの作り自体は、子供たちも遊べて、大人もストーリーでグイグイ引っ張るなど、全年齢でなるべく楽しんでいただける工夫をしている。ぼくは全年齢ターゲットというのはあまりやらないんですけど、今回はスタジオジブリさんとのコラボ作品ということで“子供から大人まで”というゲームシステムを頑張って、工夫して作っているところです」と説明する。

 「これ、本当は2009年発売予定だったんですけど。10周年記念作品が、12周年という状況になってます。“本”という存在が、ぼくらの予想以上に大変だった。より一層“熟成”させて、みなさんのもとにお届けしたいと思っております」という日野氏。それに続けて上映されたのが、PS3「ニノ国 白き聖灰の女王」プロモーションビデオ。「サブタイトルの違いからもわかるように、ふたつの作品は同軸の物語でありながら、それぞれのコンテンツはすべていちから別々に制作されており、データ、仕様、ストーリー展開も異なっています。それぞれの『ニノ国』をお楽しみください。また、ユーザーの皆様にはぜひとも両方の作品を楽しんでいただくことをオススメしています。ふたつの作品を遊んで『ニノ国』に隠された本当の謎が解けることでしょう」とコメント。会場ではPS3版の試作パッケージが披露されたが、DS版同様にマジックマスターが同梱されるかどうかは未定としている。

 前述のとおり、DS版が12月9日、PS3版が2011年にそれぞれ発売予定。また、同社がNTTドコモで運用するゲームポータルサイト「ロイド」にて、本作のプロローグストーリーを各キャラクターの視点で描かれる「ホットロイトストーリーズ」を、DS版の発売にあわせて配信するとしている。興味がある方は、ゲーム本編とあわせてぜひともチェックしていただきたい。


【キャラクター】
オリバー シズク
アリー マル ジャイロ

【イマージェン】

【マジックマスター】

【アニメーション】

【スクリーンショット】
DS

PS3

ホットロイトストーリーズ

【体験版をプレイ】
制作発表会終了後、フロア内に多数の体験版が設置され、それぞれプレイ可能となっていた。マジックマスターは今回の体験版用に作られたもので、必要とされるもの以外はマル秘扱い。ヘッドホンを装着すると、重厚かつ染み入るようなサウンドの質感に圧倒される。「コレ、本当にDSなの!?」と、誰もが驚きを隠せないでいた。キャラクターの動きもなめらかで、十字キーとボタン、タッチペンどちらでも快適に操作できる。戦闘シーンもテンポがよく、どっしりと腰をすえるもよし、移動中にちょっと遊ぶにも良さそう。ただ……唯一気になったのは「これ、なにかの拍子でマジックマスターを紛失したら、どうすればいいんだろう?」ということ。このあたり、同梱のハガキなどで登録したユーザーには有償で対応するなど、なにがしかのケアがあればいいなぁと思う



(C)LEVEL-5 Inc.
※画面はすべて開発中のものです。

(2010年 6月 24日)

[Reported by 豊臣和孝]