東京ゲームショウ2009レポート
レベルファイブブースレポート
「二ノ国」など3タイトルの体験版を出展
レベルファイブのブースでは、大きく分けてシアターゾーンと試遊ゾーンの2つのゾーンを展開。まずシアターゾーンで最新映像を上映し、その後試遊ゾーンで最新タイトルを体験してもらうという流れでブースを訪れた人を案内していた。
シアターゾーンには、3台の大型スクリーンを設置。このスクリーンでは、DS用「二ノ国」や同「レイトン教授と魔神の笛」など、2009年10月から2010年にかけて発売予定のタイトルの最新映像が上映され、ブースを訪れた人以外にも多くの来場者が足を止めて映像を鑑賞していた。
試遊ゾーンにはDS用「二ノ国」、同「レイトン教授と魔神の笛」、同「イナズマイレブン2 脅威の侵略者 ファイア/ブリザード」の3タイトルがインストールされたDSiが250台設置されている。試遊できる時間は10分間となっているが、インストールされているタイトルを自由にプレイすることができる。
なおレベルファイブブースでは、各タイトルの最新情報を発表するステージイベントは実施されていない。各タイトルのゲームの内容については、8月25日に開催された「LEVEL5 VISION 2009」の記事を参照していただきたい。
ブースを訪れた人は、まずシアターゾーンで新タイトルの最新映像を鑑賞 | そのあと試遊ゾーンへと誘導され、体験版をプレイする |
■ DS「二ノ国」
2010年春 発売予定
価格:未定
「二ノ国」は、“人と人の心のつながり”をテーマに、主人公のオリバーが最愛の母の死を乗り越えるため、現実世界と微妙な共通点を持つ異世界「ニノ国」を旅しながら成長していくファンタジーRPGとなっている。アニメーション作画をスタジオジブリ、音楽を作曲家の久石譲氏がそれぞれ担当する。
体験版では、ゲームシステムを登場キャラクターのシズクが説明するチュートリアルやモンスターとの戦闘などを体験できる。プレス向けの試遊コーナーで40分ほどプレイできたが、それでも体験版のエンディングを迎えることはできなかった。
戦闘システムは、ランダムエンカウントによってモンスターと遭遇し、「たたかう」や「まほう」などといったコマンドを選択しながら戦うというRPGではお馴染みのもの。これに加え、モンスターとの戦闘中にパーティメンバーの配置を変更できる機能が搭載されている。体験版では3人のキャラクターでモンスターと戦ったが、モンスターの得意な攻撃に対する耐性の高いキャラクターを盾にするように、残りの2人を配置するという一連の流れをシズクの説明に沿って実践した。
また、フィールド上にHPやMPを回復するギミックが配置されていたり、正しいルートを示す矢印や当面の目的地が上画面のマップに表示されるなど、ユーザーがゲームを快適にプレイするための要素が盛り込まれていることも確認できた。
今回体験できた範囲内では、プレーヤーが主人公を操ってフィールドを冒険するパートと冒険の途中で挿入されるアニメーションパートのバランスが良く、ストーリー重視のゲームにありがちな「ムービーシーンが長すぎる」というような感覚もないまま、時間が過ぎるのを忘れて夢中でプレイしていた。
【スクリーンショット】 | ||
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■ DS「レイトン教授と魔神の笛」
11月26日 発売予定
価格:5,040円
本作は、「不思議な町」、「悪魔の箱」、「最後の時間旅行」の3部作で一時完結した「レイトン教授」シリーズの新たなシリーズ。セカンドシリーズも前シリーズと同様に3部作となり、「魔神の笛」はその第1弾となる。
ゲームの舞台は「不思議な町」の3年前で、「ナゾトキ×出会いの物語」をコンセプトに、レイトン教授とルークの出会いや子供たちの純粋な思いが描かれる。ゲームの肝となるナゾの監修は、ベストセラー「頭の体操」の著者である多湖輝教授が担当。本作のためだけの完全オリジナル問題が数多く収録されている。
本作の体験版も40分ほどプレイしたが、ゲームの基本的な構成はこれまでのシリーズを踏襲しているようで、物語の途中でさまざまなナゾが提示され、それをクリアすることによってストーリーを進めていく。
【スクリーンショット】 | ||
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■ DS「イナズマイレブン2 脅威の侵略者 ファイア/ブリザード」
10月1日 発売予定
価格:4,980円
CEROレーティング:A(全年齢対象)
「イナズマイレブン2 脅威の侵略者 ファイア/ブリザード」は、2008年8月に発売された「イナズマイレブン」の続編。本作では、雷門中の校舎を破壊した「星の使徒・エイリア学園」と名乗る謎の宇宙人たちを倒すために、円堂率いる雷門イレブンがイナズマキャラバンに乗って、日本全国を冒険しながら仲間を集め最高のチームを作り上げていく。
体験版では、ストーリーモードをプレイ。上記の2タイトルと同じく40分程度遊んでみたところ、RPGパートを進めつつ選手を収集・育成し自由にチームを作成し、そのチームでライバルチームと試合を行なうという基本的なゲームの流れは、これまでのシリーズを踏襲しているようだ。
【スクリーンショット】 | ||
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(C)LEVEL-5 Inc.
□レベルファイブのホームページ
http://www.level5.co.jp/
□「東京ゲームショウ2009出展情報」のページ
http://www.level5.co.jp/vision2009/tgs2009.html
(2009年9月25日)