ロックワークス株式会社は、同社が運営中のWindows用MMORPG「デコオンライン・フロンティア」と「十二之天」について、7月28日の定期メンテナンスに合わせてサービスを終了すると発表した。

　サービス終了の理由について同社は、「お客様にご満足いただくためのサービス提供、そして今後のサービスについて、当運営と開発元にて慎重に協議を重ねてまいりました。その結果、日本でのサービス継続は困難との結論に至りました」と説明している。サービス終了後はゲームデータを全て削除するとしており、他社へのサービス移管なども予定されていない。

　ゲームの利用に必要なアカウント情報は、同社のゲームポータルサイト「GAMELEON」で提供されている他のタイトルで利用可能。有料のコンテンツポイント「RoCポイント」についても、他のコンテンツで利用できる。ただし、「デコオンライン・フロンティア」のゲーム内通貨「デコポイント」と、「十二之天」のゲーム内通貨「ボーナス金貨」については、返還や補償の対応は行なわないとしている。

　なおサービス終了に合わせて、両タイトルでは6月30日の定期メンテナンス後からサービス終了までを無料開放期間とし、既存の有料アイテムをほぼ全て無料で提供する。

　同社は「デコオンライン・フロンティア」の続編に当たる「ハーツオブトリニティ」のクローズドβテストを6月18日から20日まで実施するなど、サービス開始に向けての準備を進めている。また「十二之天」の続編である「十二之天2」は、株式会社WeMade Onlineが「天地大乱」に改名してサービスしている。