SCEJ、PS3「白騎士物語 -光と闇の覚醒-」
空飛ぶ敵との戦いや、距離の概念などより詳しく紹介
初回生産分にはプロダクトコードが封入されており、PlayStation Networkで入力することでゲーム中のアバターが着用可能な「白騎士変身装備」がダウンロードできる |
株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメントは、プレイステーション 3用RPG「白騎士物語 -光と闇の覚醒-」を7月8日に発売する。価格は6,980円。オフラインのシングルプレイ(ストーリーパート)ではプレイ人数は1人で、オンラインによるマルチプレイ(ライブパート)では1人~6人となっている。CEROレーティングはB(12才以上対象)。
主人公達の前には強大な敵が立ちはだかる。遙か昔に滅亡したイシュレニア帝国を崇拝し、皇帝の生まれ変わりを自認するグラーゼルの元、シンナイトを集めようとしている謎の組織・ウィザード。現在では黒騎士、太陽王の2体を手中に収め、飛空挺をはじめ巨大兵器や巨大モンスターを保有するなど強大な軍事力を持つ。近隣諸国を圧倒し、新生イシュレニア帝国を建国している。
そのウィザードの野望とは、「騎士の全てを集め、“最後の目覚め”を起こすこと」である。この世界には5体存在する全ての騎士が集結すると“最後の目覚め”が起こるという伝承が受け継がれている。ただ、何が起こるのかは一切明らかになっておらず、世界に何の影響を与えるかもわからない。1万年前のドグマ戦記から続く因縁の戦いに終止符を打つのか、それとも世界の滅亡なのか……?最終的な目的はいまだに謎に包まれている。
今回は、主人公達の前に立ちはだかる新生イシュレニア帝国のキャラクターや、登場する騎士達の紹介、そしてより詳しく戦闘シーンのシステムを紹介する。
【強大な敵……】 | ||
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イシュレニア帝国を崇拝しシンナイトを集めようとする謎の組織「ウィザード」。圧倒的な武力で新生イシュレニア帝国を建国。目的は騎士を全て集め、“最後の目覚め”を起こすことのようだが…… |
【アバターが6体目の騎士に??】 | ||
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「このままでは私は首になってしまいます……」と言う研究員とアバターの会話シーン。研究員が手にした謎のアイテムが光りだすと、光から登場する新たな騎士。ついにアバターが6体目の騎士になるのだろうか?それとも、それは騎士なのだろうか……?? 続報をお待ちいただきたい!! |
「いや、違うな、レナード。これは始まりなのだよ……」 |
■ グラーゼル (CV:内田夕夜)
ウィザードの総師であり、最強の騎士「太陽王」の契約者。自分を古代イシュレニアの皇帝マドラスの生まれ変わりと信じている。新生イシュレニア帝国を名乗り、世界に対して宣戦布告を行なう。
「ククク……無理、だろうなぁ……」 |
■ シャブール (CV:櫻井孝宏)
グラーゼルを崇拝し、忠義を示している新制イシュレニア帝国の将軍。目的のためには冷酷で残忍な一面を見せる。
「約束してください。太陽王を倒す、それを最後の騎士への変身としてください」 |
■ シズナ姫 (CV:坂本真綾)
バランドール王国の王女。幼い頃に、目の前で黒い鎧の男により父の命を絶たれるという事件にあい、笑顔を失った。ヴァルトス王の死を乗り越え、バランドール王国再建の中、新制イシュレニア帝国に対抗するため、レナード達にフォーリアに使者として向かうように指示する。
■ 黒騎士
レナード達と相対する組織・ウィザードが封印を解いたシンナイト。巨大な翼を持ち、空中戦もこなす。レナード達のライバル的存在で、幾度となく登場し戦うことになる。「古の鼓動」の冒頭でウィザードの将軍であるドレギアスが契約者だったが、今回は果たしてどうだろうか……??
漆黒の翼を持ち、空中戦も自由自在。レナード達の前に立ちはだかる存在の黒騎士。何度も戦うことになりそうだ |
■ 太陽王
騎士の中でも最強の存在とされる。黄金の鎧をまとった姿は神をも連想させる神々しさがある。炎の刃を繰り出して敵を焼き尽くす。圧倒的なその力は全容がつかみ切れていない。他の騎士よりも謎が多い存在。
黄金の鎧をまとい、圧倒的な力を持つ太陽王 |
■ 月姫
契約者やその詳細は明らかではないが、女性型の騎士であり、近接型の武器を操る他の騎士とは異なり、遠距離攻撃型の弓を扱う。遠くから華麗に敵を射貫く攻撃が特徴的。世界には5体の騎士全てが集結すると「最後の目覚め」が起こるという言い伝えがあり、月姫の登場は波乱を感じさせる……。
女性型の騎士。弓を持ち遠くからの攻撃が得意な月姫 |
これまで2度に渡って戦闘システムについてお伝えしてきたが、さらに細かくお伝えしていく。今回は新コマンドスキルや空を飛ぶ敵との戦闘について、ターゲットとの距離感などについてお伝えする。
■ 新スキルの紹介
武器により使用可能なコマンドスキルには片手剣・両手剣・両手斧・槍・弓・杖・精霊魔法・神聖魔法の8つの系統がある。キャラクターの成長によって得たスキルポイントを割り振ることで習得していく。
スキルは、武器を装備し、戦闘することで溜めたアクションチップ(AC)とキャラクターのMPを消費することで出すことができる。今回、新スキルが明らかになったので、以下紹介する。
■ ブレイクチャンス
モンスターとの戦闘中に敵の一部に“チャンスマーカー”と呼ばれるマークが表示されることがある。これが「ブレイクチャンス」で、マークは「斬撃」、「打撃」、「刺突」に対応しており、対応した属性の攻撃を加えると、敵モンスターの体勢を崩すことができる。
体勢を崩されるとしばらく行動不能となるため、なるべくチャンスを活かして狙っていきたいところ。一発逆転や通常では攻撃できない部位にダメージを与えることなどができる。
ブレイクチャンスの連続写真(左上から右下にかけて)。巨大なモンスターでもガックリと膝を付いている。相手が行動不能になるのは大きい |
■ 空中から攻撃してくる敵との戦い
空中から攻撃を仕掛けてくる敵も存在する。特定の条件で飛行モードに切り替わり、空から攻撃してくる。こうなると剣や槍を振り回していても仕方がない。近接武器のジャンプ攻撃かもしくは、遠距離武器の攻撃しか当たらなくなる。「弓」や「精霊魔法」などの攻撃方法や騎士に変身して戦うことになる。
敵が飛行モードを解き地上に降りてくることがある一方で、飛行モードの敵に一定のダメージを与えることで撃墜することも可能となっている。
スクリーンショットでは矢を放ち攻撃している |
■ 距離の概念
敵と自分との距離に応じて、敵の攻撃に対する命中率が変化することが明らかになった。ザックリと言えば、近くからの攻撃には当たりやすく、遠くからの攻撃には当たりにくいといった具合。つまり、後方支援系の「弓」、「精霊魔法」、「神聖魔法」などを扱うプレーヤーは攻撃を避けやすくなっている。
この法則を使い、遠距離から敵に強力な攻撃を仕掛け、敵のターゲットを遠くにいるプレーヤーに向けさせ、反撃をかわすといった戦法もアリだろう。
近いと命中率に変化はなく、中距離で命中率は下がり、遠距離ではさらに命中率が下がることになる |
■ 装備のスーパーアーマー状態
防具は「服」、「軽鎧」、「重鎧」に大別される。もちろん「重鎧」は防御力は高いが、前作ではコマンドサークルのアクションゲージが溜まるのが遅かったため、「服」や「軽鎧」が人気を集めていた。
「光と闇の覚醒」では、アクションゲージの高速化が図られ、「重鎧」を身につけていても前作に比べテンポよく攻撃が繰り出せるよう改良された。さらに、敵から強力な攻撃を受けた時に、よろめきや吹き飛ばしをキャンセルすることができるようになるなど、バランス調整が加えられている。
「重鎧」を着て重装備の状態で、攻撃を自分に集中させることで盾となり、仲間との連携を図る戦法も大事だろう
服を着た状態。敵から強力なダメージをくらい倒れ込んでいる | |
重装備の時なら吹きとばしなどをキャンセルすることもできる |
座ることでHP、MPの回復を早めることができる |
■ 「座る」
前作にもあった、キャラクターの感情表現アクション。ライブパートでの感情表現が主な使用用途だったが、今作では「座る」や「祈る」ことでHP、MPをすばやく回復することができるようになった。ストーリーパートでは、操作キャラクター1人が座ったり祈ったりするとパーティのNPC全員が同じ行動を取る。
ライブパートでは移動待機中やアイテムが切れたときなどに、このテクニックを使うことでピンチを切り抜けることができるかもしれない。
前作「古の鼓動」から「光と闇の覚醒」に対し、データの引き継ぎが可能であることが明らかになった。ただし、セーブデータに「★」が付いたクリアデータのみ対象となる。引き継がれるのは以下の通り。
・アバターの外見
・ジオラマ:すべて(課金・DLプレゼント関連のアイテムもそのまま使用可能)
・ギルドランク:ランクのみ引継ぎ
・合成ランク:ランクのみ引継ぎ
・ギルダ:全額
・アイテム:装備品を含め、すべて(装備品には能力補正が入る)
このほかにも、ゲームの進行度によってプレゼントされるアイテムもあるという。詳しくは今後同作のウェブサイトなどで明らかにされていく予定。
データの引き継ぎも行なえる。発売まで1作目をやりこんでおくというのも良いだろう |
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ゲーム画面及び画面写真は全て開発中のものです。
(2010年 5月 26日)