SCEJ、PS3「白騎士物語 -光と闇の覚醒-」

メインキャラクターの紹介と戦闘システムの詳細を公開


2010年夏 発売予定

価格:未定



 株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメントは、プレイステーション 3用RPG「白騎士物語 -光と闇の覚醒-」をこの夏発売する。価格は未定。オフラインのシングルプレイではプレイ人数は1人で、オンラインによるマルチプレイ(ライブパート)では1人~6人となっている。

 新生イシュレニア帝国が建国され、周辺に位置するバランドール王国、フォーリア公国、自由都市グリードはその力に屈することなく戦ってはいたがその力の差は歴然としていた。前作において主人公・レナードと戦ったグラーゼルは、イシュレニア帝国の総帥となり強大な力を揮う。レナードはシズナ姫を救う冒険から、今作ではイシュレニア帝国の脅威から三国を守るより大きな戦いに身を投じていくこととなる。

 再び集結したレナード達は、1万年前のドグマ戦争から続く運命に翻弄されながら、世界に秘められた真実に迫っていくこととなる。古代の兵器で人々から「騎士」と呼ばれるシンナイトの力を手にしたレナードと幼馴染みのユウリ、謎の老騎士エルドア、領主となったシーザーらと新たなる物語を紡いでいく。

 第2報となる今回は、物語の中心となるキャラクターの紹介と、戦闘シーンのシステム紹介をお届けする。





【キャラクター】

「こんな馬鹿げた戦いは、ここで終わらせてやる!」

■ レナード (CV:浪川大輔)

 バランドールの城下町にあるワイン商で働いていた18才の青年。正義感が強く熱い一面も持つが、基本的には優しい性格。シズナ姫に淡い想いを抱いている。偶然、「白騎士の資格者となり、正規の王国軍ではないが白騎士の契約者として、国のため、そしてシズナ姫のために任務についた。現在は、バランドール王国の正式な騎士となっている。



「私にもできることがあればやろうって思ったんだ。後悔しないようにね」

■ ユウリ (CV:雪野五月)

 パーモの村に暮らす、18才のレナードの幼馴染。笑顔の絶えない快活な女の子だが、密かにレナードに想いを寄せている面も持つ。最初はレナードが戦いに出ることに反対していたが、イシュレニアとの戦いの中、ユウリ自身が、レナードのために何をしてあげることができるのかと悩みはじめ、一緒に戦うことを決意する。現在は、レナードとともに行動し、サポートを行なっている。



「1人で行くつもりか?」

■ エルドア (CV:津嘉山正種)

 運命に翻弄されるレナードを導く謎の老剣士。これまで波乱に満ちた人生を歩んで来ており、剣術だけでなく、魔法も自在に操ることができる実力者であることが、それを証明している。寡黙な老人だが、鋭い眼光からは老いを感じさせないパワフルさを感じさせる。彼の素性や旅の目的などは、共に旅をしているレナードらにも明かしていない。



「それじゃ、お宝探しへ行きますか!」

■ シーザー (CV:平川大輔)

 自由都市グリードを統治するドリスドール伯爵の1人息子で、現在18才。統治者として誰からも尊敬される父・ドリスドールとは対照的に、自由奔放な性格を持つ。周囲からは、しゃべり口調や言動が軽いため誤解を受けやすいが、根はまっすぐで他人想いな性格。1年前、竜騎士の契約者としてレナード達の旅に同行。旅が終わりレナード達と別れ、父亡き後は領主としてグリードを治めている。パーティのムードメーカー的存在。






【騎士】

■ 白騎士

 17年前のドグマホールから発見され、バランドール王国の地下宝物庫に保管されていたが、ある事件をきっかけにレナードが契約者となった。白い鎧を身にまとい、嵐のような剣技と巨大な盾を操り戦闘を繰り広げる。レナードにとって白騎士に変身することは、彼の身体に何らかの負担を与えているようで、それがレナードの未熟さからくるのかは謎。

「騎士」とは、古代の民が作り出した人の形をした巨大な兵器。正式名称は「シンナイト」だが、甲冑をまとった姿から人々からは“騎士”と呼ばれている。騎士の力を扱うには、騎士と契約を結んだ契約者が、アークと呼ばれる神器を使用することで変身することが可能となる

■ 竜騎士

 竜の力を宿しているシンナイト。長きに渡りドラゴンが守っていたとされている。レナードの仲間であるシーザーが契約者。戦闘時は、槍を変幻自在に操り背中に生えた大きな翼で大空を飛ぶことができるのが特徴






【戦闘システム詳細】

 強力な攻撃だけがフィーチャーされている騎士の戦闘にも、新たなコマンドが用意され、これまで以上に戦略的な戦いが可能となった。

 また、いくつかの武器に新スキルを搭載。かなりのパワーアップを果たしている。ただ、すべての武器に共通するスキルではなく、例えば武器によってはチャージ攻撃は可能だが、ダッシュ攻撃が無いなど特徴がある。

騎士の新要素となる「ターンブレイク」。瞬時に攻撃ができる強力な技だが、ターンブレイクをガードする敵もいるとか

■ ターンブレイク

 アクションゲージが溜まっていなくとも強力な攻撃が出せる「ターンブレイク」が新たに用意された。敵のチャージ攻撃を狙ってターンブレイクを発動させることで、敵の攻撃を止めたり、体勢を崩すことができる。タイミング良く使うと戦局を変えることができる技だが、敵によってはターンブレイクをガードする敵もいるという。戦略的に見極めた上で有効に使っていきたい。





こちらも騎士の新要素「フォートレスガード」。範囲内の仲間への攻撃を全て受け止めることができる

■ フォートレスガード

 こちらも、アクションゲージが溜まっていなくとも使用できる新要素の「フォートレスガード」。範囲内にいる味方の攻撃を一身に受ける盾の役割となるガード技。戦闘中の使用回数には制限があるが、ここぞという時に使用できれば一発逆転も可能となるだろう。ただし、バリアHPが設定されていて、0になってしまうと「ひざつき状態」になってしまう。





■ 二刀流の攻撃

 今作で武器固有の新スキルがいくつか用意された。片手剣スキルの「二刀の構え」を習得して、コマンドパレットにはめることで使用可能となる二刀流の攻撃もその1つ。通常の剣と盾を持つ状態から任意で二刀流に変更し、二刀専用のスキルも使用可能となる。もちろん攻撃力もアップするが、攻撃モーションが専用のものに切り替わり発動時にはACやMPなど、一定のコストを消費することとなる。


二刀流の構えに移行しているところ。通常の剣と盾を持つ状態から、任意で二刀流に変更している
二刀専用のスキルも使用可能。スクリーンショットは二刀諸刃斬り




■ カウンター技

 いくつかの武器の新スキルとしてカウンター技が追加された。一定時間のカウンタータイム時に攻撃を受けると、反撃もしくは回復効果を発動する。


今回、いくつかの武器に新スキルとして追加されているカウンター技。スクリーンショットは槍の新スキル「カウンタースピア」




■ ダッシュ攻撃

 こちらもいくつかの武器に新スキルとして追加されたダッシュ攻撃。一瞬にして距離を縮めることのできる移動技。敵に大きなダメージを与えることができる。


いくつかの武器の新スキルとして用意されているダッシュ攻撃。スクリーンショットは両手剣の新スキル「光速刃」




■ チャージ攻撃

 いくつかの武器に追加された新スキルのチャージ攻撃。ボタンを連打することで攻撃力が上がっていき、溜めたパワーを一気に放出して圧倒的な破壊力を敵にぶつける。


こちらもいくつかの武器に加えられたチャージ攻撃。スクリーンショットは両手斧の新スキル「魔神の一撃」

Created by LEVEL-5 Inc. (C)Sony Computer Entertainment Inc.
ゲーム画面及び画面写真は全て開発中のものです。

(2010年 4月 27日)

[Reported by 船津稔]