コーエー、都内で「北斗無双」など体験会を開催
鯉沼プロデューサーが開発秘話などを明かす


3月22日 開催

会場:ヨドバシカメラマルチメディアAkiba店頭

【北斗無双】

3月25日 発売

価格:8,190円(通常版)
   13,440円(TREASURE BOX)

CEROレーティング:D(17歳以上対象)


体験会の冒頭にトークショーを行なった鯉沼久史プロデューサー。ケンシロウのフィギュアも設置されていた
トークショー後の体験会にはズラリと長い行列ができあがった

 株式会社コーエーは3月22日、プレイステーション 3/Xbox 360用アクション「北斗無双」の体験会をヨドバシカメラマルチメディアAkiba店頭にて行なった。若干肌寒かったが21日のような悪天候にはならず、多くの人が試遊台の前に行列を作った。

 イベントの冒頭には鯉沼久史プロデューサーが登壇しトークショーを行なった。「『北斗の拳』は1億冊以上を売り上げた偉大な作品。その『北斗の拳』とコーエーの無双が合わさり、一撃当千の爽快感が楽しめる」と切りだし、「コミックスを追体験できる『伝説編』は、これまでの無双シリーズとは違いアクションアドベンチャーとなっている。『幻闘編』は無双シリーズをプレイしてきた方はすんなり入れる。無双の上で『北斗の拳』を遊ぶことができる」と説明した。アピールポイントとしては「最新のゲーム機で動く『北斗の拳』。いまのCGで描かれたケンシロウ、レイ、マミヤを楽しんで欲しい」と語った。

 「北斗無双」を製作する上で想い出となったのは「原哲夫先生といろいろ話をさせていただいた点」というが、それは同時に苦労した点でもあったという。筋肉表現、骨格などに細かく指示が入り、原氏は黒ペンで細かく指示を入れたという。何度もやり直した上で原氏も納得の「北斗の拳」ができあがったわけだ。ちなみに原氏のこだわりは細部にまで至っており、「ラオウの眉間のしわにこだわりがあるようで指示が入った」と鯉沼プロデューサーも驚いていた。

 開発チームではレイの人気が高かったというが、鯉沼氏はケンシロウの兄であるトキが好きなのだとか。最後に「今回の体験版は10分でリセットがかかります。なるべく多くの技を出して楽しんで体験していってください」とコメントして締めくくった。実際、体験会には寒い中にもかかわらずかなり長い行列ができあがり、すでに予約を入れている男性も「本当に楽しみ」と待ちきれない様子でケンシロウでプレイしていた。

 鯉沼プロデューサーのトークショーの後には貴重なグッズをかけてのじゃんけん大会も行なわれた。最初はオリジナルボトルが10名にプレゼントされ、それだけでも気合いの入った来場者が多く盛り上がっていたが、オリジナルTシャツ5名、そして最後のキャラクターの声を担当した小西克幸さん(ケンシロウ)、立木文彦さん(ラオウ)、桑島法子さん(ユリア)、伊藤かな恵さん(リン)のサイン入りTシャツにはかなり多くの人が参加していた。また、体験会会場にはこれまでにも発表会会場などに登場していたケンシロウのリアルなフィギュアが持ち込まれ、一緒に写真を撮影できるようにセッティングされていた。

 試遊会は「北斗無双」だけでなく、PSP「真・三國無双 MULTI RAID 2」やテクモのPSP「DEAD OR ALIVE Paradise」の試遊台も設置。「北斗無双」をプレイするとクリアファイルが、「真・三國無双 MULTI RAID 2」は体験版を収録したUMD、キャラクターが描かれた缶バッチ、タイアップ商品「青春シゲキックス」などこれでもかとプレゼントされていた。

 「北斗無双」は3月25日発売だが、発売当日にも都内各地で体験会が行なわれ鯉沼プロデューサーによるトークショーなども行なわれる。ファンのみなさんはチェックしてみて欲しい。


「北斗無双」の試遊台がやはり1番人気。試遊台が常に埋まっていた「真・三國無双 MULTI RAID 2」の試遊台は4台用意され、マルチで体験可能テクモのPSP「DEAD OR ALIVE Paradise」の試遊台も2台置かれていた。プレイできたのは残念ながらグラビアパラダイスのみ
トークショーの後はじゃんけん大会で貴重なグッズなどもプレゼントされた。右写真は声優さんのサイン入りTシャツ。かなりの盛り上がりを見せた各タイトルをプレイするといろいろなグッズがもらえた。上写真は「真・三國無双 MULTI RAID 2」をプレイするともらえる缶バッチ(いずれか1つ)と、隠れて見えづらくなっているがタイアップしている「青春シゲキックス」

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(2010年 3月 23日)

[Reported by 船津稔]