バンダイナムコ、AC「機動戦士ガンダム 戦場の絆」REV.2.12にバージョンアップ
3月から新宇宙ステージ「アイランド・イーズ」を実装
「ジャブロー地上 Ver.2」も登場


稼働中

2月24日 バージョンアップ

価格:2プレイ500円


 株式会社バンダイナムコゲームスは、2月24日に、AC「機動戦士ガンダム 戦場の絆」をREV.2.12にバージョンアップする。このバージョンアップにより、新たなステージとして、「アイランド・イーズ」が追加されるほか、「ジャブロー地上」がVer.2へと変わる。また、射撃型モビルスーツのビーム・ライフルの弾速がおおむね向上するなどの変更がなされている。また、REV2.09で先行支給されていた「B.D.1号機」、「イフリート」が正式支給される(階級は少尉以上で、一定の機体を取得後にオンライン状態のターミナルにて支給画面に登場する)。バージョンアップの詳細は公式サイトにて確認いただきたい。




■ 落下中のコロニー外壁での戦闘「アイランド・イーズ」

 「アイランド・イーズ」は、「機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY」に登場したデラーズ・フリートが「コロニー落とし」のターゲットとした、コロニー再建計画で移送中のスペース・コロニーの1つ。「戦場の絆」における当ステージは、すでに攻撃を受け、半壊した状態のコロニーでの戦闘となる。すでに空気は流出しはじめており、コロニーの自転も止まっているため、「ア・バオア・クー」や「ルナツー」と同じく重力があまり働かない宇宙ステージ扱いとなる(コロニーで出撃できない『ボール』や『オッゴ』が出撃可能)。太陽光が直射するからか、明暗がはっきりした景色となっている。

【アイランド・イーズ】
コロニー内の空気が抜けつつあり、重力も宇宙と同じ状態のステージとなっている(戦略マップはこちら

 公開されている戦略マップをご覧になればわかると思うが、中央に「管制塔」と呼ばれる高所がお互いの拠点に対して斜めに向いた状態で存在し、その左右には大きめのビル街が存在。お互いにスタート地点から直進するとすれ違うように設定されており、ステージを斜めに分断する大通りが存在。そこからほぼ線対称の形状になっている。全体の広さは四隅まで伸びた「オデッサ」程度といえそうだが、ビル群など障害物があり、高低差もあるため、そこまで狭さを感じない。

 拠点は地球連邦軍が「サラミス改」、ジオン公国軍が「ムサイ後期型」で、「ルナツー」の「パプア」と同様、宙に浮いた形で固定されている。つまり、拠点は高いところにあるため、地上部からのブラインドショット時は足元に届くような砲撃は当たらないので、注意が必要となる。また、拠点砲撃を機体で受け止めるキャッチはほぼ無理だろう。リスタートポイントはスタート地点と左右の前の位置に2つ存在するようだ。

 主な砲撃ポイントとしては、スタート地点から直進した場所にある「MS作業用ハッチ(地球連邦軍)」と「メンテナンスセンター(ジオン公国軍)」がまず挙げられるだろう。どちらも低い建物が周囲にあるため、ロックオンを取れば砲撃はしやすそうだが、前が開けているため、護衛のライン形成は重要なポイントとなる。しかし、そこから右前にある、覆いかぶさるように存在するパイプが砲撃の邪魔になるため、前に突っ込んで敵アンチモビルスーツを引き付けながらの砲撃は気をつけたい。

地球連邦軍側は「MS作業用ハッチ」からが最速の砲撃ポイントとなるジオン公国軍側は「メンテナンスセンター」が最速の砲撃ポイントとなる

 ほかには、「管制塔」も見晴らしがよく、前半分まで進めばロックオンによる拠点砲撃が可能だ。「管制塔」周辺には浮遊する岩や高めの建造物があり、足場にして「管制塔」に登ったり、移動しながら砲撃するには便利。ただし、「ルナツー」の浮遊岩ほどの数はないため、たやすく登れるが、迎撃もされやすそうだ。後ろ半分からはブラインドショットによる砲撃もやりやすい。

「管制塔」からの砲撃は、前に出ればロックオンが可能。お互いに進行ルートに中央ルートを選択した場合、砲撃地点がかぶるため、先に制圧したほうが有利なのは間違いない

 地上部でのブラインドショットは、ビルの高さが影響し、密着してのブラインドショットができない場所が多い。少し下がって砲撃する必要が出てくるので、残り数発で撃破されたときのフォローとして使っていくには、位置取りには気をつけたい。また、ロックオンを取りに行くためにはジャンプが必要なことが多くなるので、そこで敵機に見つかることが多くなるだろう。

 撃破された後の選択肢として考えられる各々の左ルートだが、リスタートポイントはなかなか見えづらいものの、通りに出るときに長距離射撃などには警戒が必要。また、ロックオンがとりにくい印象があるので、単独行動はしないほうがよさそうだ。

 各軍ともスタート地点横にかなり高いビル「高台」が用意されているため、狙撃される可能性は高いが、障害物も多いため、身を隠しながらの砲撃は十分可能。1対1での戦闘時もビルの影に隠れられれば、安全性は高そうだ。ただし、ビル群の並び方を把握していないと、攻撃を避けてビルの影に隠れたつもりが、逆に足の速い格闘型や近距離戦型モビルスーツに追い詰められることも考えられる。

 この中央にあるビル群は、高さがわりと均一になっているため、ビル群の上をブーストで移動するのはたやすい。逆に待ち受ける側は下からジャンプで上がるだけでなく、通路を使って背後をつくように移動するなどの工夫が必要になってくるだろう。また、角のあるビルが多いため、格闘で攻撃される前にロックオンを振り切ったり、連撃を振り切ることもできそうだ。

 宇宙ステージということもあり、ポンピングジャンプによる高所を長時間移動するテクニックや、格闘型機体のクイック・ドローはずしが効果を発揮しづらいため、やはり主力は近距離戦型と拠点攻撃機体になりそうな雰囲気。これまでの宇宙戦ステージで培ったテクニックを活用しながら、動き回れるようなセッティングが好まれるだろう。



■ 砲撃ポイントの周辺を削り取って小岩が増えた!?「ジャブロー地上 Ver.2」

 「ジャブロー地上」は2007年4月に登場した、今では割と古いステージになる。マップ全体の広さもさることながら、中央に横たわる川と、そこへ抜ける洞窟、そして2つの大きな高台が特徴のステージだ。BGMがこのゲーム初の歌もの「哀・戦士」であったこと、さらに、ジオン公国軍側は上空のガウから降下出撃し、さらに別のガウが一定周期で空爆を行なう、それまでにない仕掛けが用意されていたことも話題となった。

 今回、REV.2.12において、この「ジャブロー地上」がバージョンアップする。「グレートキャニオン」、「タクラマカン」、「ヒマラヤ」、「ジャブロー地下」に続く5つ目のステージバージョンアップとなる。主な変更点は、両軍における砲撃ポイント周辺の地形が変更されたほか、「水中洞窟」の地球連邦軍側のルートが変更されている。


【ジャブロー地上 Ver.1】
【ジャブロー地上 Ver.2】
川の上にある障害物の数が違うのはすぐにわかる。また、高台周辺の地形の変化にも注目したい
【Ver.1】【Ver.2】
ジオン公国軍側の高台。ジオン公国軍側拠点から見て右側が削り取られているため、迂回しやすくなっている
【Ver.1】【Ver.2】
同じ高台を地球連邦軍側から見たところ。地球連邦軍がロックオンして砲撃していたポイントの右側に岩が隆起し、さらに後ろ側にも岩が増えている
【Ver.1】【Ver.2】
地球連邦軍側高台をジオン公国軍側から見た視点。高台上のロックオン砲撃ポイント右側と後方に岩が増えているほか、高台を右に迂回した場合の砲撃ポイントにも岩が2つ増えている
【Ver.1】【Ver.2】
地球連邦軍拠点方向からの水中洞窟入口。池の中を降りると、2つのルートに分岐しており、右側には壁になりそうな障害物、そして通路左側には陰に隠れやすそうな岩が増えた
【Ver.2】
上の位置から左のルートを選択した場合(新しくつながったルート)。中央に柱のような岩があり、モビルスーツ戦が展開しやすそうな地形になっている
【Ver.1】【Ver.2】
地球連邦軍拠点方向からの水中洞窟出口。2つのルートがまた1つに合流する

 公式動画にも挙げられているが、増えた岩を利用して、敵の攻撃を防ぎながらのブラインドショットがやりやすい地形が増えている。また、新たにつながった水中洞窟は、その形状からして、水陸両用、もしくは水中で機動低下を受けないモビルスーツにとっては活躍の場が増えているのではないだろうか。

 なお、ガウによる空爆、そして地球連邦軍側のビーム砲による攻撃は相変わらずだ。特に地球連邦軍で拠点を砲撃する際は、ロックオンに縛られると、どうしても空爆によって拠点攻撃が遅らされるシチュエーションがあったことを考えると、ブラインドショットとロックオンによる砲撃をうまく使い分けて、より安全に、またはより迅速に拠点を撃破するためにはうれしい変更といえる。

 一方、ジオン公国軍側は、水中からの砲撃も奇策として機能しやすくなったと思われるため、ミノフスキー粒子濃度が上がっているときは、水中ルートも作戦の1つとして視野に入れてもいいだろう。マップ変更による戦術の大きな変化があるかどうかは未知数といえるが、新たに増えた地形をどううまく活用するのか、パイロットの皆さんの活躍に期待したい。



■ 射撃型の「ビーム・ライフル」の弾速が向上!

 「ガンダム」(リアルタイプカラーも含む)、「ジム・スナイパーII(WD隊)」、「フルアーマーガンダム」、「ゲルググ(リアルタイプカラーも含む)」、「ゲルググ(G)」のビーム・ライフルがおおむね(『フルアーマーガンダム』の『2連装ビーム・ライフルB』など例外あり)弾速が向上している。使ってみた限りでは、REV2.01あたりの猛威をふるったレベルには及ばないが、確実に使いやすくなった印象だ。最大ダメージを与えられる距離ではまだ熟練が必要だと思われるが、近距離機体と近いレンジでのカット役には十分な性能といえそうだ。



■ 全国大会「機動戦士ガンダム 戦場の絆 2010オフィシャル全国大会」3月1日より予選開始!

 3月1日、ついに全国大会の予選がスタートする。開催店舗はこちら

 今回の全国大会は、店舗予選を勝ち抜いた各店舗代表1チームが、4月に行なわれるエリア大会予選、代表決定戦と戦い、勝利した各エリア代表15チームが5月4日にディファ有明で行なわれる決勝大会に出場できる。1チーム4名(補欠1名追加可)にて店舗予選に参加できるが、1度登録したメンバーの変更(パイロットカードも登録される)はできない。複数店舗の大会に参加は可能だが、店舗代表になった場合、他の店舗での大会には出場できない。

 店舗予選に参加すると、参加賞としてカテゴリ別クリアファイル1セット(5枚)がプレゼントされる。地球連邦軍、ジオン公国軍2枚のカードを持って、是非エントリーしてもらいたい。

(C)創通・サンライズ

(2010年 2月 23日)

[Reported by 三番町第20小隊]