コーエー、PS3「TRINITY Zill O'll Zero」

前作「Zill O'll」の過去の時代を描いた新作アクションRPG


今冬 発売予定

価格:未定



オープニングムービーよりアレウスの勇姿

 株式会社コーエーは、プレイステーション 3用アクションRPG「TRINITY Zill O'll Zero(トリニティ ジルオール ゼロ」を今冬に発売する。価格は未定。

 「TRINITY Zill O'll Zero」は、「真・三國無双」シリーズなどを手がけた開発チーム「オメガフォース」が開発しているアクションRPG。1999年にプレイステーション用ゲームソフトとして誕生した「Zill O'll」シリーズの特徴を受け継ぎ、重厚な世界観や魅力的なキャラクター、自由度の高いフリーシナリオ進行といった要素が盛り込まれている。

 本作の舞台は、さまざまな種族が共存する架空の大陸「バイアシオン」。時代設定は、「Zill O'll」の中で、過去の話として語られている“魔王バロルによって引き起こされた戦乱の時代”で、その激動の時代を駆け抜けた主人公たちの姿が描かれる。また、前作で語られていたできごとの顛末や、前作に登場していたキャラクターたちの知られざるエピソードなども登場する。

 戦闘システムは、個性の異なる3人のキャラクターを任意に切り替えて戦う「剣魔パーティアクション」を採用。剣で敵をかち上げ、空中に浮かぶ敵に魔法で追い討ちをかけたり、仲間が敵の動きを牽制している間に敵の弱点を強襲するなど、武器と魔法のコンビネーションやパーティーならではの戦いが手軽に実現できる。

 さらにフィールド上では、物理的な攻撃によって柱が倒壊したり、炎の魔法で可燃物が炎上するなど、プレーヤーのアクションによって変化する「インタラクティブフィールド」を採用。これを利用して水辺に群がる敵を水を凍らせて足止めしたり、水を凍らせて新たなルートを見つけるといったことも可能になっている。

 メインキャラクターデザインは前作に引き続き、イラストレーターの末弥純氏が担当。脚本・演出は「砂時計」などの映画作品で監督・脚本を手掛けた佐藤信介氏、BGMは「相棒」シリーズや「女王の教室」などの映画やテレビドラマの作曲を手掛けた池頼広氏が担当している。

【アートワーク】
ディンガル帝国のイメージビジュアル寺院内部での戦いのイメージビジュアル

【登場キャラクター】
アレウス(魔法剣士)
攻撃系の魔法と剣による攻撃を織り交ぜて戦う。主人公パーティのリーダー的存在。ハーフエルフという境遇から人間、エルフのいずれにも幼いころから迫害を受けてきたため、人間もエルフも基本的に信じず、斜に構えた性格になっている。
ダグザ(戦士)
戦闘能力が高いボルダン族の戦士。素手で戦う豪腕の持ち主で、一撃の破壊力が特徴。投げ技やフィールド上のオブジェクトを手にして振り回すといった戦い方をする。戦いに身をおくことを信条とするが、無骨一辺倒な人物ではなく人生と戦闘の経験から来る豊富な知識と余裕を持ち合わせている。
セレーネ(レンジャー)
飛び道具や罠、アクロバティックな体術や分身といった変則的な戦い方を得意とする。人間から迫害を受けている吸血種族ダルケニス族の数少ない1人。ある王国の密偵として活動するうちに、アレウス、ダグザと共にパーティを組むことになる。

【スクリーンショット】

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(2009年 6月 1日)

[Reported by 滝沢修]