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「北斗が如く」、ストーリーやアドベンチャーの基本システムなど最新情報を公開
多数のプレイスポットやサイドミッションを収録
2017年10月10日 12:02
セガゲームスは、2018年2月22日に発売を予定しているプレイステーション 4用アクションアドベンチャー「北斗が如く」の最新情報を公開した。
今回公開されたのは、ストーリーと、アドベンチャーの概要、登場キャラクターについて。スクリーンショットとともに紹介していく。
【ストーリー】
199X年 世界は核の炎につつまれた!
海は枯れ、地は裂け、あらゆる生命体が絶滅したかにみえた……。
だが……人類は死滅していなかった!!
一子相伝の暗殺拳、北斗神拳。
その伝承者・ケンシロウは南斗聖拳の使い手・シンに敗北し、
最愛の婚約者・ユリアを奪われてしまう。
ユリアを取り戻すべく再び立ち上がるケンシロウ。
独りシンの居城へと攻め込むと、死闘を制し復讐を果たす。
しかし、その激闘の末シンから告げられたのは、ユリアの死という衝撃の事実だった。
絶望のどん底に叩き落とされ、荒野をさまようケンシロウ。
だがある日、ユリアという名の女性が生きているという噂を耳にする。
何の根拠もないただの噂話。だがケンシロウにとって、それは唯一の生きる希望となる。
ユリアが向かったといわれる街、「エデン」を探すケンシロウ。
生命の存在を許さない広大な砂漠を歩いていく。
ユリアに会いたい。
その思いだけを胸に、猛烈な砂嵐を乗り越えた時、巨大な街が姿を現す。
奇跡の街、「エデン」だった。
街の背後にそびえ立つ異様なドーム状の建造物。
その麓に広がる街は、固く塀で閉ざされていた。
水と食料、物資を求めて城門の前に群がる人々。
だが門を守る衛兵たちは、まるで血の通わない人形のように立ちはだかるだけだった。
ユリアがこの街にいるかもしれない。
意を決したケンシロウは、街へと入るため意外な行動にでるのだった……。
城門の前では集まる人々を狙う野盗たちがいた。
女子供関係なく強奪と殺人を繰り返す野盗たち。
ケンシロウは、衛兵が様子を見守る中、北斗神拳を使い野盗たちを次々と倒していく。
人が爆発する謎の暗殺拳に怯える衛兵たち。
そんな中、突然ケンシロウに向かって銃を突きつける1人の男。
エデンの衛兵隊長を務めるジャグレという男だった。
拳士を忌み嫌うジャグレは、怪しげな暗殺拳を使うケンシロウを捕えると、
罪人として街の地下にある牢にぶち込む。
それこそがケンシロウの狙いだった……。
夜、牢を破り、脱獄を図るケンシロウ。
地下から抜け出し、街に出た直後、偶然街に住む若い女と出会ってしまう。
脱獄を疑う女。ケンシロウは人探しのために脱獄したと正直に話す。
すると女は言うのだった。囚人闘技で優勝しろ、と。
囚人闘技……。
月に1度街で開催されている囚人たちによる殺し合いのショー。
それに優勝すれば、街の指導者に望みをいうことができるという。
ユリアを探すため、罪人として追われるより、自由を勝ち取る道を選ぶケンシロウ。
囚人闘技に出場するため、牢へと戻るのだった……。
翌日。街の中央にあるコロセウムへと集められる罪人たち。
人を殺したくて仕方がない拳士に、女と寝ることだけを夢見る荒くれ者……。
救いようのない下衆な男たちの群れに放り込まれるケンシロウ。
だが、圧倒的な力で男たちを始末すると、ショーの最後の相手が姿を現す。
それはエデンの地下に棲むという悪魔の化身、デビルリバースと呼ばれる化物だった。
「囚人闘技ってのはただの公開処刑なんだよ」
コロセウムの観客席でそうつぶやき、ほくそ笑むジャグレ。
コロセウムにいるすべての人間が、ケンシロウの死を信じていた。
だがケンシロウだけは、違った……。
数分後、エデンの人々はあり得ない光景を目にする。
体格差で圧倒的に小さいケンシロウに倒されるデビルリバース。
大きな地響きを立てながら狂乱の渦に湧き上がる観客たち。
唖然とし声を失うジャグレを余所に、街の指導者がケンシロウのもとに歩み寄っていく。
白いドレスに身を包んだ美しい女性。指導者の登場に静まり返るコロセウム。
女は口元を隠しているベールを外して顔を見せる。
その女は、昨晩ケンシロウに囚人闘技の存在を教えた街の女だった。
「あなたはこのエデンで何を望みますか?」
「俺はこのエデンにいるユリアという女に会いたい。……それだけだ」
新たなケンシロウの魅力を体感できる! アドベンチャーパートについて
「こんなケンシロウ見たことない!」
アドベンチャーパートでは、数ある北斗作品でこれまでに見たことがない新たなケンシロウの魅力を体感できる。
アドベンチャーの基本システムは「龍が如く」シリーズ同様、多数のプレイスポットやサイドミッションが用意されている。バザールと呼ばれる市場やネオンがきらめく歓楽街などが存在する「奇跡の街・エデン」の昼と夜、さらには、エデンの外に広がる広大な「荒野」を舞台に、様々なスポットで遊ぶことが可能で、プレーヤーは、ケンシロウとなって世紀末ライフを満喫できる。
プレイスポット
【ヒャッハーラリー】
カスタムバギーで荒野を大爆走する「ヒャッハーラリー」。エデンの外に広がる荒野をバギーに乗って探索可能だ。
各種素材を集め、カスタマイズすることでバギーを強化できる。バギーを強化することで、バギーの探索範囲も広がっていく。ただし、危険な無法者たちが徒党を組んで襲ってくることもあるので注意しなければならない。また、荒野で開催されるラリーレースに参加することで様々な報酬を得ることもできる。
【バーテンダー・ケン】
「出るか伝説の百裂シェイク!」
「バーテンダー・ケン」は、ケンシロウがバーテンダーになって接客を行なうミニゲーム。酒場に現れる様々なお客さんの悩みに対し、状況にあったお酒を上手く作ることで解決に導いていく。
【デス・バッティング】
「怒りのフルスイングで長打を狙え!」
「デス・バッティング」は、荒野にある旧野球場で行なうことができるミニゲーム。バイクで迫ってくる悪漢を鉄柱で豪快にかっ飛ばすことができる。北斗版バッティングセンターとも言えるプレイスポットだ。
【ケンシロウ・クリニック】
「北斗神拳でエデンの人々の疲れを癒せ!」
「ケンシロウ・クリニック」では、白衣を着たケンシロウが「秘孔による治療」技術で人々を癒す、リズムアクション型のミニゲームとなっている。タイミング良くボタン入力することで患者を上手く治療することができる。ただし、診療所に来る患者の中には悪党も。エデンの平和のための“治療”も必要とされる。
【黒服ケンシロウ】
「無法な客は強制退店!」
夜のエデンの象徴であり、最大の娯楽施設でもある「ナイトクラブ」。このナイトクラブを舞台にケンシロウが黒服に挑戦するのが、「黒服ケンシロウ」で、ナイトクラブの治安と売り上げを守り抜く。酔っぱらって暴れるお客に“ケンシロウならでは”の対処も可能となっている。
【セガ・マークIII版 北斗の拳】
「荒野で旧世界のゲームを収集!あの名作もプレイできる!」
荒野を探索し、旧世界の文明の遺物である「ゲーム機やゲーム筐体」を発掘することができる。発掘したゲームは、エデンに持ち帰ることで当然プレイすることも可能。
今作では1986年に発売された横スクロール型アクションゲーム、セガ・マークIII版「北斗の拳」もプレイできる。
キャラクターについて
「北斗が如く」は、人気漫画「北斗の拳」の世界を、「龍が如くスタジオ」の手によって描くアクションアドベンチャーゲーム。荒廃した世界を舞台に、完全オリジナルストーリーが展開し、原作キャラクターである、ユリアやシン、ラオウたちも登場する。主人公・ケンシロウにどう絡んでいくのか……、続報に期待したい。
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