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なんと“犬バージョン”も登場! SWERY氏による「The Good Life」
ゲームの情報が明らかに、マルチプレイ要素も!
2017年9月28日 14:37
SWERY氏による新作Windows向債務返済生活シミュレーションRPG「The Good Life」は、最新情報とトレーラー、イラストを公開した。
今回明らかになったのは“犬バージョン”。イギリスの片田舎、「Rainy Woods」という町を訪れた主人公・ナオミは、殺人事件に巻き込まれる。その殺人事件はやがて“連続殺人事件”と繋がっていく。犯人は誰なのか? ナオミは町の中で人々と触れあいながら謎に迫っていくが、町の人々は夜、「猫」に姿を変えてしまうのだ。
……という情報が出ていた「The Good Life」だったが、今回“犬バージョン”として町の人々が犬になってしまうトレーラーが公開された。White Owlsでは「The Good Life -Cat-」、「The Good Life -Dog-」の2バージョンでの発売を予定しているという。猫と犬ではそれぞれが全く異なる行動を取る。彼ら自身のユニークなアイテムと行動様式を持ち、ゲームの“空気”は大きく変わってくる。例えば、猫は、狭いスペースを通ることができ、木や屋根に登ることができる。
犬はグラウンドを掘ってアイテムを埋めることができ、匂いの跡をたどれる。また、より大きいオブジェクトを動かすことが可能だ。まだ開発中だが、物語も変わるかもしれない。プレーヤーは2つのバージョンを比較することで、より深くゲームを楽しめるという。
ゲームのディテールも明らかになった。ナオミは膨大な借金を背負い、その返済のために奇妙な依頼を受け取った。それがナオミがこのRainy Woodsを訪れた理由だ。ナオミは町の人々と交流し、様々な町の風景や人物を写真に収め、人々から聞いた話をレポートにまとめる。それを依頼主である大手出版社に送ることで、借金を返済していくのである。殺人事件に巻き込まれてもその仕事は変わらない。そしてナオミの行動は、町の驚くべき秘密へ迫っていくのだ。
交流の間に「アルバイト」をすることも可能だ。羊飼いのバイト、バーテン、牛乳配達……これらを通じて取材を進めることもできる。また、借金はあるが、この町での住居を飾り立てることもでき、それはプレーヤーの楽しみとなる。農場や茶畑、鉱山を借りて、運用することすらできるのだ。パートをしたりすると町の探索に時間が割けなくなってしまう。バランスを考えることも必要だ。
町の人々はスケジュールにしたがって活動している。日曜日は多くの店が閉まり、金曜の夜人々はパブに集まる。春夏秋冬があり季節によっても町の人々の行動は変わる。人々はナオミと親密になることでも行動を変える。しかしそれは「こういうパラメーターにすればゲームが有利になるぞ」といったたぐいのものではなく、自然な人間関係によるものだという。ナオミは写真を撮り、町で生活するために住人と触れあう、それに合わせて住人も彼女を受け入れてくれる、というわけだ。
……そしてナオミ自身も猫や犬になれる。その行動は人間とは大きく違うものだ。猫ならではの行動、犬ならではの行動で同じように変わった人々と交流ができるのだ。何故彼らが犬や猫に変わるのか? それは物語の根幹に関わることで、今は明かすことができないという。
さらにマルチプレイ要素も明らかになった。プレーヤーが「他のプレーヤーの町」に行くことができるのである。その際プレーヤーは猫や犬の姿に変わる。他のプレーヤーを自分の町に招待することも可能だ。犬バージョン、猫バージョンをそれぞれ購入した人も、この機能を使って違う町を訪問できるとのことだ。犬、猫のマップでは収集できるアイテムも異なる。マルチプレーヤーはアイテム収集にも役立つのだ。
徐々に明らかになっていく「The Good Life」。非常にユニークで面白いゲームになりそうだ。ここに連続殺人がどう絡んでいくかも気になるところだ。続報を待ちたい。
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