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「World of Tanks Meets ガールズ&パンツァー」スペシャルステージの模様をお届け
「ガルパン」登場声優の3人が、「WoT大好き声優」の称号を賭けてミッションにチャレンジ!
2017年9月23日 18:25
ウォーゲーミングジャパンは東京ゲームショウ2017(TGS2017)の一般公開日1日目にあたる9月23日、同社ブースにて「World of Tanks Meets ガールズ&パンツァー」スペシャルステージを開催した。ステージではブリドカットセーラ恵美さんが司会をつとめ、12月9日に公開予定の劇場アニメ「ガールズ&パンツァー 最終章」にて西住みほ役を務める渕上舞さん、五十鈴華役の尾崎真実さん、河嶋桃役の植田佳奈さん、そして同作プロデューサーの杉山潔氏が登壇。
本ステージでは12月にせまった「ガルパン最終章」公開に向けて、出演者それぞれに作品に対する思いを聞いた。最初に「最終章」公開が決定しての感想を問われ、渕上さんは「続くんだ、という思いと『最終章』という事実にひっかかる部分が少しある。これで終わりだという寂しさと2つの感情が入り交じって、発表を聞いたときは若干の混乱があった」と答えた。今ではキャラクターたちの成長が楽しみで寂しさを忘れられたという。
尾崎さんも同じく「最終章」への寂しさもあったが、現時点では全6章のうちの1作目であることから「終わりに向かっている」実感はないとしていた。「またこんなに面白い作品の新作が観られるんだと思ったら、ファンとして楽しみ」と答えている。植田さんは旧生徒会メンバーに出番が無いのではと思っていたが、アフレコが終わって出番があったことにホッとしていたそうだ。
杉山プロデューサーは、TVシリーズのみで終わらせるため全力投球していたと語り「まさか劇場版まで行くとは思わず、その後に新作を作れると思っていなかったため、感謝の気持ちと『長いな』という気持ちがある(笑)。まだ始まったばかりなので、面白いものを作り続けようと思う」と「最終章」への意気込みを話した。
また「最終章」で活躍して欲しいキャラクターを聞かれ、尾崎さんは「どのチームでも熱い展開があって、すべてのキャラクターに思い入れがある。新しい生徒会メンバーがどのように活躍するか注目している」、渕上さんは「劇場版で他校のリーダーが助っ人に来る展開は魅力だった。どこかでいいのでお姉ちゃん(西住まほ)が転校してこないかな、と思っている」、植田さんは「やっぱり(五十鈴)華ちゃんですかね。会長としての責任をどう引き継いでいくのかが楽しみ」と話した。これまでのキャラクターたちは全員出演するうえ新キャラクターも多く登場することが決定しているというが、詳しい展開がとても気になるところ。
「ガルパン」シリーズ開始から5年が経つ今、キャラクターを演じてきた上で感じた変化についても問われた。植田さんは「桃は作品のなかで最も成長したキャラクターだと思う。自分自身も桃と一緒に成長していける気がした」と語る。尾崎さんは「華は出世したなと思う。最初の頃はマイペースなキャラクターだと思っていなかったが、作品の進行とともに隠れた部分が分かって、これからの変化にまた期待している」と話し、渕上さんは「みほはみほ、という印象はあまり変わらなかった。でも最初と比べると心も技術も強くなったということは明らかなので、そういった部分ではうんと成長しているなと感じる」と話した。
また杉山プロデューサーは、今回の「最終章」のためにイギリスのボービントン戦車博物館へ取材に向かったという。「趣味じゃないですか!」というツッコミも入ったが、もちろん取材としての訪問。保存された車輌の内部を360度撮影可能なカメラを使用し、資料として使用している。
「World of Tanks(WoT)」に渕上さん、尾崎さん、植田さんが挑戦するコーナーも設けられた。杉山プロデューサーがミッションをくじ引き形式で選び、見事成功すればウォーゲーミングジャパン公認「WoT大好き声優」の称号がプレゼントされるという企画となっていた。
ミッションは稼働中のサーバーを使用して計3回行なわれ、1回目は「3分間1人でも生き残る」。「生き残るなら重戦車乗りたいんですけど!」と植田さんは言っていたが、自分が演じる桃が乗る駆逐戦車「Hetzer」を選択。杉山プロデューサーは尾崎さんに向けて「M4(シャーマン)って戦車があります」と何度も推していた。バリエーションが数多く生産され、杉山プロデューサー自身も愛する車輌である。
選択されたマップは「北極圏」。渕上さんと尾崎さんは戦闘開始から1分ほどで撃破されてしまったが、植田さんはギリギリまで会敵しない幸運とともに3分間生き残る。それでも最後は撃破されてしまったが、3分以上生き残ったのでミッションクリアだ。
2回目のミッションは「1輌撃破」。植田さんの駆る「Type 3 Chi-Nu」をはじめとした3人はプライベートでも「WoT」をプレイしている経験豊富な植田さんの指示によって進軍していったが、相手自走砲の正確な砲撃や激戦区での事故により次々と撃破、ミッションに失敗してしまった。
そして第3回目のミッションは「敵のフラッグへ辿り着く」。これは敵味方の両方にフラッグの存在する「通常戦」ならば困難を極めただろうが、運良くマッチングされたのはマップ中央に位置する中立フラッグを取り合う「遭遇戦」。植田さんと尾崎さんが選択した中戦車「M4」の機動力が活きたこともあり、めでたく3名ともゴール。全3回のミッションのうち2回に成功し、渕上さん、尾崎さん、植田さんは「WoT大好き声優」の称号を手に入れた。
最後に行われた観覧者へ向けた挨拶で、杉山プロデューサーは「WoTとガルパンのコラボをはじめ、一緒にできたことに感謝している。ガルパン成分も含めて、引き続きWoTとガルパンに期待してほしい。12月には『劇場版 シネマティックコンサート』のBlu-rayディスク発売や11月19日に開催されるあんこう祭りも是非期待していてほしい」とコメント。植田さんは「『最終章』第1章は非常に力がこもっているので、是非観て欲しい。WoTも簡単に始められてガルパン仕様のカスタマイズもできるので、興味を持ったらプレイしてほしい」とコメントした。
尾崎さんは「『最終章』公開までにWoTを楽しんだり、TVアニメシリーズなどの映像を見ながら待っていてもらえたら嬉しい」とし、渕上さんは「WoTを以前同じようなイベントでプレイしたことがあったが、その時より戦車の知識が増えてプレイしやすく感じた。TVアニメを演じていく中で蓄えられたのかなと実感している。TVアニメを楽しみ、WoTも楽しんでもらえたらと思っています」と話した。終わりの挨拶は観覧者とともに「いつもの」セリフ、「ぱんつぁー、ふぉー!」で締めくくられた。