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ムキムキに完成度を上げてきたオンラインRTS「Total War: ARENA」レポート
日本を入れる理由は、「複数の時代を扱うゲームであることを示すため」
2017年9月22日 21:35
ウォーゲーミングジャパンが今年もっとも出展に力を注いでいた新規タイトル「Total War: ARENA(TWA)」。既報のように、現在クローズドβテスト中で、実質的な正式サービス開始となるオープンβテストに向けて、日々バージョンが進化している状態だ。
今回東京ゲームショウでは、開発元の英Creative Assemblyの主要スタッフが来日し、インタビューに応じてくれた。筆者は、E3やgamescomでそれぞれ最新バージョンを体験しているが、今回見せてくれたCBTバージョンは、さらに進化し、正式サービスの姿が完全に見えてきた。
「Total War: ARENA」は、ストラテジーゲームファンなら知らぬものはいない「Total War」シリーズに、「World of Tanks」のオンラインマルチプレイやFree to Play要素を大胆に取り入れ、10対10での対戦を実現したオンラインRTS。1人が100人編成の部隊を3つ指揮することが可能で、それが10人対10人ということで6,000人の兵士が入り乱れるかつてないチームバトルゲームとなっている。
「Total War」らしい要素として、「モラル」の概念が存在する。このモラルは、第2のHPといっても過言ではない重要パラメータで、部隊の士気を表現している。このモラルが低下すると、敵前逃亡したり、指示に従わなくなる。「TWA」では、相手の意表を突いてモラルを如何に下げるか、こちらのモラルを如何に高く維持しながら攻撃を成功させるかが勝利の鍵を握る。
このモラルをリアルに表現するために、「TWA」では、フレンドリーファイアが存在する。たとえば、騎馬部隊同士が激突しているところに弓矢を射かければ敵のみならず味方にもあたり、HPと共にモラルも削られてしまうのだ。
また、部隊には向きの要素が存在する。正面がもっとも攻撃防御共に強く、逆に背面はもっとも弱い。騎馬部隊に後方から突撃を許してしまうと、モラルは一気にゼロになり、まるで漫画のような大潰走状態になってしまう。どこから撃たれても耐えられる「World of Tanks」の重戦車マウスと比較すると、「TWA」の部隊は誠に脆弱な存在と言えるが、この部隊を上手く率いて敵を撃破するところに同作の醍醐味がある。
CBTでは、バーバリアン、ローマ、ギリシャの3勢力に、10人の司令官、そして159種類のユニット(うち16がプレミアムユニット)が登場し、プレーヤーは、好きな勢力を選択し、自由に司令官を選んでゲームをプレイできる。
もっともユーザーが多い地域は同社のホームグラウンドであるロシアということで、ロシアほどではないものの、APACの中では日本のユーザー数は多いという。ユーザーからのフィードバックでもっとも多いのは、「特定のユニットが強すぎる」というもの。Creative Assemblyとしては、基本的にはそのカウンターとなるユニットが弱すぎ、バランスがとれていないケースが多いため、要望が多いからといって弱体化するのではなく、全体のバランスを見ながらじっくり調整していきたいという。
東京ゲームショウでは、4つ目の勢力として日本が開発中であることが、Wargaming.net CEOのビクター・キスリー氏より発表された。内容についてはまだ話せないということだったが、最低でも1人のコマンダーに、日本ならではのツリーを用意する予定で、じっくりバランスを取った上で実装したいと抱負を述べてくれた。実装時期は近日としており、CBTの途中で入る可能性もあるようだ。
なお、世界には無数の勢力が存在する中で、あえて4つ目の勢力として日本を選択した理由は、日本を入れればたくさんの日本人が遊んでくれるという商業的な理由でも、日本ユーザーが突出して多いからその支持を集めるためでもなく、「異なる時代をモチーフにした勢力を入れることで『Total War: ARENA』が複数の時代を扱うゲームであることを示すことができるから」という意外なものだった。
「TWA」は、「World of Tanks」や「World of Warships」と同じように、様々な国(勢力)のユニットが登場するだけでなく、時代を超越する形で、様々な勢力が弓矢を交えるという“歴史上の壮大なIF”を実現するオンラインストラテジーゲームになるようだ。
「TWA」の今後のサービススケジュールは、現在実施しているCBTは8週間前後、だいたい10月一杯まで実施し、8週間前後の再開発期間を置く予定。順調にいけば年末から年明け頃にもオープンβテストがスタートする見込みだ。東京ゲームショウのウォーゲーミングジャパンブースでは、CBTを日本語版で体験することができる。会場に行けないという人も、CBTは順次規模を拡大する計画としており、機会を見つけてぜひ参加してみてはいかがだろうか。















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