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バルログ登場! 「シャドウ・オブ・ウォー」プレイレポート

前作を超える戦略性と、ド派手な演出を楽しめ!

9月21日~24日 開催

会場:幕張メッセ

 前作はGDCで「Game of the Year」を受賞、今作「シャドウ・オブ・ウォー」もそのゲーム性に高い期待が掛けられている。今回、「シャドウ・オブ・ウォー」では、開発者によるデモに加え、実際にゲームを触ることができた。

ターゲットのオークを決め、屈服を狙う
屈服させたオークを再び軍団に忍び込ませ、攻略時に寝返らせることも可能
巨大なバルログ。「指輪物語」で屈指の人気を誇るモンスターだ

 「シャドウ・オブ・ウォー」の大きな注目ポイントは「砦の攻略」である。前作からのパワーアップをきちんと感じるし、オーク達のキャラクター性と彼らが織りなすドラマも面白い。しかし本作の魅力はそれだけではないのではないか? 今回は限られた時間ではあったが、その他の要素を重点的にプレイしてみた。

 まず筆者が試してみたのはオークの支配である。1つの地域は多くのオークリーダーの支配図によって制圧されており、リーダー達には厳しい上下関係がある。ゲームではコレに亀裂を入れていくのだが、改めてオークリーダー一体に絞った支配下に置く買うションを試してみたくなったのだ。

 マップを広げ、オークのアイコンがあるところを選ぶと、対象であるオークの居場所を知ることができる。彼をまずダメージを与えれば良いのだが……敵だらけなのだ。見つかると10体以上のザコオークに追われてしまい、リーダーどころではない。何とか周りのオークの数を減らし肉薄しなくてはならない。

 筆者はここで改めて前作を思い出した。前作もとにかくフィールドを走り回り追っ手をまき、少しずつ敵を減らしてリーダーに迫るゲームだったのだ。感触を思い出した筆者は敵を分断し、減らしていきリーダーに迫ることができた。「シャドウ・オブ・ウォー」ではオークリーダーはただ闇雲に突っ込んでも勝てない。幽鬼の力を使ったアタックでまずひるませてから攻撃を当てていく必要がある。時には弓を使い、チャージアタックを活用する。本作ならではの戦略性の高い戦いを少しだけ味わえた。

 ちなみに「シャドウ・オブ・ウォー」ではフィールドに回復アイテムがない。前作はタリオンがレンジャーである設定を活かして薬草を探して回復していたが、今作では敵を屈服させるドレインでの回復となった。ザコのオークなら通常の状態でドレインできる上、ドレインされたオークは味方となる。こうして味方を増やし、リーダーを孤立させる戦い方も有効だ。

 もう1つ、ストーリーミッションを進めてみた。ここでは何と、オークが「バルログ」を復活させようとする。「指輪物語」で、モリア鉱山で魔法使いのガンダルフと対決した炎の魔神、その眷属をオークが呼び出そうというのだ。

 ストーリーミッションでは決められたポイント兵器、提示された目標をクリアすることで物語が進む。オークはバルログを復活させようとして失敗、バルログが辺り構わず大暴れをし始める。ここで登場するのが樹木の精霊だ。E3でプレイしたことがあったが、バルログと戦う木の精霊はオークを迷わし捕食していたのだが、タリオンに倒され協力の約束をしたのだ。

 今回のミッションでは木の精霊が押さえつけている間にバルログの背中にある弱点に矢を撃ちひるませるという戦い方で進行した。しかしバルログは止まらず、タリオンは木の精霊の瀬に乗り逃げながら戦う……というところでプレイ終了になってしまった。もっともっとプレイしたいと痛切に思った。

 10月12日の発売はもうすぐである。筆者もどっぷりとこの世界に浸かってみたいと思う。やはり本作は超時間プレイし本作ならではのルールになれ、それを活用してこそ楽しい。「シャドウ・オブ・ウォー」の本当の魅力にきちんと触れ、その楽しさをレポートしたい。弊誌ではレビューも掲載予定なので、お楽しみに。

様々なスキルを強化していく
クエストを選び、挑戦していく
バルログと木の精霊の対決は、怪獣映画の様だ
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