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コーエーテクモゲームスの新ブランド「midas」、新規2タイトルを発表!

「midas」の目指すゲーム志向についても語る

9月21日~24日 開催

会場:幕張メッセ

 9月22日、幕張メッセにて開催中の東京ゲームショウ2017(TGS2017)のコーエーテクモゲームスブースにおいて、コーエーテクモゲームスが4月に設立したスマートフォン用ゲームアプリブランド「midas(ミダス)」が開発中のタイトルを発表した。

 イベントには「midas」ブランド長の藤田一巳氏、プロデューサーの廣重演久氏らが登壇。2018年のリリースを目指して開発中のタイトルや、「midas」が目指すゲーム製作について発表した。

ブランド長の藤田一巳氏
プロデューサーの廣重演久氏

「midas」は若手の力を利用した作品を制作

 「midas」は「信長の野望」シリーズをはじめとしたコーエーテクモゲームスの既存IPを使わない新タイトルの制作と、ブランドを構成するメンバーのほとんどが平成生まれであることから、若者の感性と従来タイトルにて培った技術やゲーム展開との融合を目指している。藤田氏は笑いや遊びのポイントがまったく違うことに戸惑うことが多いというが、そういった違いを受け入れることで成功作を生み出したいとしている。

 藤田氏は「『midas』で何をやるかと考えたときに、プレーヤーが驚くものを作りたい。感情的なデザイン、論理的なデザイン、レベルデザインについてブランドではよく話している」とした。プレーヤーが直感的にプレイでき、興味を引ける爽快感を重視し、失敗を繰り返さず成功体験を積み重ねられる作品を制作できるようにと考えているという。

 本ブランドに廣重氏が加わった理由は、ブランドの目指すデザイン志向をまとめる存在が必要だったからと藤田氏。「コーエーテクモらしくないもの」を作る存在であったためと話している。

「midas」は「黒」と「白」の趣向で展開

 本イベントで、「midas」は新規タイトル2作品を2018年中にリリースすると発表し、それぞれ「Black」と「White」の2つのテーマを持たせて制作しているという。「Black」では戦いや夜をイメージさせる「大人向け」のタイトルを、「White」ではファンタジーや楽しさを意識したライトユーザー向けのタイトルを意識している。

 それぞれのタイトルのティザートレーラーも公開された。「Black」の作品は「PROJECT CODE:F」と題し、「詠唱(さけ)べ」というキーワードとともに様々な言葉が並ぶ映像で、ゲームにおける呪文などの「詠唱」をテーマにアクション性の高いゲームとなるという。

「Black」タイトルトレーラー

 「White」としてリリースされる作品のタイトルは「PROJECT CODE:PUCK」。「絵本とこびとたちとのものがたり」として、絵本の中で描かれる明るいテイストの可愛らしい作品を目指しているという。どちらのタイトルも詳しい内容は明かされなかったが、どちらも2018年リリースを目指して制作中と発表された。

「White」タイトルトレーラー