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"オン"のフレンドから"オフ"のフレンドへ!第2回「Vainglory ロードショー」が開催

映画館でのゲームプレイ、プロゲーマー&配信者と交流など盛りだくさんのオフラインイベント

9月24日 開催

 Super Evil Megacorpは、Android/iOS用MOBA「Vainglory(ベイングローリー)」において、参加型のe-Sportsイベント「Vainglory ロードショー」を9月23日にイオンシネマ 幕張新都心にて開催した。

 「Vainglory ロードショー」は映画館を貸し切り、プロプレーヤーや配信者を交えてゲームプレイを楽しもうという趣旨のユーザーイベントだ。今回はイオンシネマ京都桂川で開催された第1回に続くもので、今後も各地で開催を予定している。

開場前の風景。東京ゲームショウの初日終了後にも関わらず、多数のプレーヤーが訪れた
入場時には自分のロールのリストバンドが渡される。おみやげとして持ち帰ることもできた

 会場にはDetoNation Gaming 「Vainglory」部門所属の、ViViRoyaL選手や、Libalent Supernova所属hijiri選手、Johndoeさん、Yamanobedsさん、Moksonさんなど多数のゲストが会場を訪れた。

 座席は入場時から得意ロールとスキル階層によって割り振られており、座席の前後列で試合をする形式となっていた。「Vainglory」は3人で1チームなので、横に並んだ3人でチームを組む。そのため、場合によっては見知らぬプレーヤーとチームを組んで試合に臨むことになる。運営側は意図的にこうした形式をとったということで、同じゲームをプレイするプレーヤー同士、交流を深めて欲しいとの意図があったという。

 会場を眺める限り、この目論見は成功していたように思える。恐らく初対面であろうプレーヤー同士でもチームとしてコミュニケーションを取りつつ試合に臨んでいたし、試合の終了後には相手チームと和やかに談笑する姿も散見されたからである。

 また、試合や催しの合間にもユーザー間での活発なコミュニケーションが図られており、同じゲームをプレイする仲間同士、気軽に声をかけあってコミュニティを広げていた印象だ。フレンドのフレンドのフレンド、は言い過ぎかもしれないが、これまでユーザー名しか知らなかった関係が、顔を見知った友人となり、その友人ともフレンドになり……とコミュニティの輪がどんどんと広がっていくのを目の当たりにした。また、そこにプロプレーヤーや実況者やコスプレーヤーさんなども混ざり、ゲームトーク、写真撮影などなど、ある意味カオスといえるような温度の高い盛り上がりを見せていた。

映画館の大スクリーンで試合をプレイ&鑑賞ができる機会はなかなかないのでは。ちょっと、いやかなり羨ましい
イベントの合間にはプレーヤーが皆ステージに出てきて大交流会の様相を呈した
イベントに参加したコスプレーヤーのつっぴさん(左)とloveappleさん(右)。纏っているのは登場ヒーローのコスチュームで、写真撮影に引っ張りだこであった
イベントで開催された抽選会の景品。目玉は「スカーフ」のぬいぐるみだ
物販コーナーでは期間限定で「Vainglory」グッズの販売も行なわれた
「Vainglory」Tシャツを着て参加するか、ハッシュタグ「Vaingloryロードショー」をつけてTweetするともらえた限定うちわ

 そもそも「Vainglory」は「MOBA」というゲームジャンルに属するもので、「MOBA」は「マルチプレーヤーオンラインバトルアリーナ」の略称だ。タイトルによって多少の差異はあるにせよ、オンラインで繋がったプレーヤー同士でチームを組み、相手本拠地の破壊を目指すということは共通のゲーム目標となっている。

 ゲームにはスキルや能力が異なる様々な操作キャラクターと、そしてそれをさらに個性づける多種多様なアイテムが登場するのもMOBAの特徴で、これによって様々な戦略、ゲームプレイ、キャラクター育成などを楽しむことができる。

 そのため、1度ハマってしまえば何度も何度でもプレイしたくなる、ある種中毒的なリプレイ性を持つ反面、初心者に極めて優しくないゲームジャンルという側面も併せ持っている。というのも、ゲームをプレイするにあたってあまりにも覚えなければならないことや専門用語が多く、かついわゆる"テンプレ"的なキャラクター育成や行動を知らなければ試合に勝つことはおろか、さっぱり面白さがわからないということが十分にありえるのである。

 筆者にも経験があるが、MOBAというジャンルに慣れるのは本当に大変で、楽しさがわかってくるまでかなり時間がかかる。特に1人で初めると右も左もわからないままボコボコにされ、何が面白いのか首を傾げながら試行錯誤を繰り返すうちにようやく面白さがわかってくる……という長い回り道が待っている。

 そんな初心者、あるいは躓きかけた中級者の助けとなるのは、先輩となって導いてくれるプレーヤーの存在や、情報交換のできるコミュニティの存在だ。そうした意味で、「Vainglory」においては"温度の高い"コミュニティが醸成されつつあると言える。以前取材した「Vainglory8」の会場でも感じたことだが、どこでも遊べるスマホタイトルだからなのか、はたまたたまたまそういったプレーヤーが集まったからなのかは定かではないが、とにかくプレーヤー同士が非常にフレンドリーなのである。

 そうしたコミュニティに参加し、導いてくれる先輩プレーヤー、あるいは共に遊び、時には切磋琢磨するフレンドの存在があれば、ゲームの中だけではなく、こうしたオフラインイベントも楽しむことができるだろう。「Vainglory」ではこうした素地ができているように感じた。

 「Vainglory ロードショー」は今後も各地で参加されるとのことなので、既プレーヤーはもちろん、まだプレイしたことのないプレーヤーも、これを機会に「Vainglory」そしてMOBAの深淵にハマってみてはいかがだろうか。