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【クリスマスおもちゃ見本市】「ビルドドライバー」イチオシのバンダイブース
秘密基地が楽しい「ムシ忍」や、凝ったギミックの犬のお散歩玩具なども
2017年9月6日 16:32
クリスマス商戦に向けた玩具業界の商談会「クリスマスおもちゃ見本市2017」が、台東区文化会館にて、9月6日と7日で開催されている。弊誌ではこの商談会での注目の商品をピックアップしていきたい。
本稿ではバンダイを取り上げたい。バンダイはやはりキャラクター玩具が強い。「宇宙戦隊キュウレンジャー」、「キラキラ プリキュアアラモード」、「ウルトラマンジード」、「妖怪ウォッチ」などなど、これらの新製品はこれからのテレビの展開に合わせて展開していくため、“ネタバレ”になってしまうので基本的に商品のメディアの露出はNGのものが多い。
そのなかで東京おもちゃショーでなかった公開可能の目玉商品が「仮面ライダービルド」だ。9月よりスタートした新番組で、主人公は“天才物理学者”として、“実験”をイメージした変身を行ない仮面ライダービルドとなる。今回はメインアイテムとなる変身ベルト「DX ビルドドライバー」を中心に新製品の展示を行なっていた。
ビルドドライバーは薬品をイメージした「フルボトル」を2本セットしてそれを混ぜ合わせるイメージで変身する。フルボトルには薬品のような中身が入っておりボトルを振ることでカタカタと音がする。これをビルドドライバーにセット、ハンドルを回すことで歯車が回転し、一番大きなギアが発光、仮面ライダービルドに変身する変身音が鳴る。ボトルはいくつも種類があるが、決められた「ベストマッチ」が存在し、ベストマッチでフォームチェンジする。
今回は「DX ビルドドライバー」のほか、9月で公開される2つのフォームのボトル、と武器「DXドリルクラッシャー」と、「DXホークガトリンガー」も紹介されていた。もちろん「仮面ライダービルド」関連商品はこのほかにも多数展示されており、クリスマスに向けて積極的なセールスが行なわれていく。
「妖怪ウォッチ」でも様々な新商品が出るが、公開されたのは「DX妖怪スナイパー」という商品。その名の通りスナイパーライフル型のアイテムで、スコープに当たるところが巨大なタンクとなっている。まずこのタンクに妖怪メダルを接触させることでメダルの妖気をタンクが吸収、これを銃にセットし、メダルも銃に取り付ける。
妖気を吸ったり、銃にセットするとタンクが発光して音が鳴る。射撃の後、銃のレバーを操作するとボルトアクション型のライフルが排莢するように、メダルが飛び出すという、凝ったギミックが用意されている。スポンジ製の弾も撃ち出す、なかなか凝った銃アイテムになっている。
ユニークな新製品としては「ムシ忍フィギュアシリーズ」がある。カブトムシやカマキリなど昆虫の特徴を取り入れた3頭身の“小人”をモチーフとしたフィギュアシリーズで、建物とセットで遊ぶ「ドールハウス」的な楽しさを取り入れている。ムシ忍は人に気がつかれず生活しているというストーリーだ。
フィギュアの基本セットは切り株のようなカプセルがセットされており、足に磁石が組み込まれているので床がくるりと回転してムシ忍が一瞬で切り株に隠れてしまう。また、セットで遊ぶハウスは空き缶や目覚まし時計が展開して変形、さらにムシ忍フィギュアを置くと磁石の力で3段変形をする。ハンバーガーのパッケージ型のハウスが開くとバーガーショップ、ムシ忍を置くと武器庫としての扉が開くなど秘密基地としての楽しさと、ストーリー性を盛り込んであるのが特徴だ。
女児向けでおもしろかったのが「おさんぽしよう! トコトコわんちゃん」。足を動かすユニットが搭載されており、硬質のリード型パーツで押すことでユニットの車輪が回転、ちゃんと犬が歩いているように足が動く。リードパーツは分割が可能で、真ん中のパーツを外すことで子供の背丈にちょうど良い高さになる。
歩行ユニットは取り外し可能で、取り外すことでシンプルなぬいぐるみとしても遊べる。犬種も人気のものを用意している。通常のラインナップは定価3,500円'(税別)だが、定価5,000円'(税別)の「トイプードル」と、「ポメラニアン」は毛並みも細かく、ブラッシングキットも入っていて犬のおしゃれが楽しめるようになっている。「犬の散歩」が楽しめる玩具は定番商品の1つだが、様々なアイディアとギミックを盛り込んでいるところが楽しい商品だった。