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4K/HDR世代のレースゲーム「Forza Motorsport 7」ついに完成!
4K/60fpsプレイには、Xbox One XもしくはGeForce 1080/RX Vega 64搭載PCが必要
2017年8月25日 23:43
いよいよ発売を10月3日(Ultimate Editionは9月29日)に控えた「Forza Motorsport 7」。シリーズ初となる4K/HDR対応のレースゲームで、ナンバリングとしては初のXbox Play Anywhere対応タイトルとなる。PCゲームは、マシンスペック的にも、ホイールをはじめとしたペリフェラルの充実度という点でも最高の環境が整っており、そのPC史上でどのような評価となるのか注目されるところだ。
なお、発売に先立ち、PC版の必要環境も発表された。ミニマム環境はモバイルPCを意識した720p/30fpsで、これはオンボードGPU(Intel HD 520 以降)で動作する。逆に最高のウルトラ環境は4K/60fpsで、CPUはi7-6700K/Ryzen 7以上、GPUはGeForce GTX 1080/RX Vega 64が必要となる。そう考えると、ウルトラ環境でプレイ可能なXbox One Xがいかにパフォーマンスの高いゲームコンソールかがわかる。予算や環境に応じて、どのマシン、どの設定でプレイするか選択したいところだ。
さて、gamescomでは発売前の最後のプロモーション機会ということで、E3版をベースにした最新バージョンを使った試遊台を10台以上展開し、100人規模、2時間以上の待ち行列ができていた。
メディア向けのブリーフィングでは、マスターに近い状態のバージョンが披露され、待望の復活となる雷雨の鈴鹿サーキットを走行するデモを見ることができた。以下、E3の解説と一部被る内容も含んでいるが、改めて「Forza Motorsport 7」の特徴をまとめておきたい。
ちなみに鈴鹿サーキットについては自身で走行したわけではないため、過去作とのプレイフィールの違いなどは語れないが、グラフィックスはまさに別物というほど綺麗になっており、小さなバンプを掴んで車体がガタガタ揺れる感じや、ダイナミックウェザーシステムにより、土砂降りの雨が、走行途中で止み、完走する頃には夕焼けが見えるといった演出。雷雨でコース上にできた水たまりへの映り込みなど、かなり良い感じだった。
「オッ」と思ったのは、レース前のピット上でシームレスにForza Vista(クルマの鑑賞モード)が楽しめるところで、いちいちモードを切り替える必要がなくなっているのは便利だと思った。そのままレースへとなだれ込むこともでき、ますますリアルになっている。
システム面では、4Kという更なる高解像度表示をサポートしたためか、1画面内に25台(5台×5ライン)の表示が可能になっており、ストアやガレージでの一覧性がすこぶる向上している。また、すべてのクルマにはコモンからスーパーレアまで4段階のレアリティが設定され、あまりクルマの知識がない人でも、クルマのレアリティが理解できるようになっている。
ゲームモードは、大別してキャンペーンとマルチプレイ、そしてリーグの3つで、キャンペーンは6つのチャンピオンシップで構成され、1つのチャンピオンシップには7つのシリーズ、3つのショウケースが用意され、クリアしていくことでレベルアップし、クルマや、クレジット、ギア(ヘルメットやコスチュームなどの衣装セット)などが手に入る。ショウケースは、「ケン・ブロックとの1on1」など、通常のレースとは異なる趣向を凝らしたアクティビティで、クリアすることで、ユニークデザインのクルマが獲得できる。
500万人以上のアクティブユーザーを誇るマルチプレイモードについては、通常のマルチプレイに加えて、中長期でランクを競うリーグ戦が、正式サービス後からスタートする予定。Xbox One、PCのどちらからでも参加でき、言うまでもなくクロスプラットフォームプレイにも対応している。
ちなみにゲームモードを問わず、すべてのゲーム映像はMixer経由で最大4Kで配信が可能。4K/HDRまで表現を高め、PCにもプラットフォームを拡大したことで、さらなる盛り上がりが期待できそうだ。