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NVIDIA、Warner Bros.Interactive Entertainment、Monolith Productions、PC版「シャドウ・オブ・ウォー」の提供に向けて連携を発表

8月22日 発表

 NVIDIAと、Warner Bros.Interactive EntertainmentおよびMonolith Productionsは、PC版「シャドウ・オブ・ウォー(Middle-earth:Shadow of War)」の提供に向けて連携することを発表した。

 「シャドウ・オブ・ウォー」は、2014年に発売されたアクションRPG「シャドウ・オブ・モルドール」の続編となる作品。「シャドウ・オブ・モルドール」は「ホビットの冒険(The Hobbit)」や「指輪物語(The Lord of the Rings)」と同じ世界「中つ国」を舞台としており、続篇となる「シャドウ・オブ・ウォー」でも「中つ国」での物語が描かれる。

 今回の連携は、「シャドウ・オブ・ウォー」への、PCプラットフォームの先進ゲーミング機能の採用を促進し、PCゲーマーのために、NVIDIA GeForce GTX 10シリーズGPUのパフォーマンス上の利点を最大化するためのものとしている。

 PC版「シャドウ・オブ・ウォー」には、NVIDIAのゲーム内写真撮影ツール「NVIDIA Ansel」が搭載される予定で、NVIDIAは色や輝度の範囲を広げ、より現実に近いイマーシブなゲームを実現するハイダイナミックレンジ(HDR)ライティングなど、その他の先進PC機能でもMonolithと連携していく。

 Monolith Productionsのバイスプレジデント兼スタジオ責任者のケビン・スティーブンス (Kevin Stephens) 氏は、「NVIDIA は、PC ゲーミングに関する豊富な知識とともに、潤沢な開発者リソースや先進ゲーミングテクノロジを提供していただける重要なパートナーです。当社は、ドライバーベースの安定性とパフォーマンスから、AnselやHDRといった最先端テクノロジまで、『シャドウ・オブ・ウォー』のさまざまな面で NVIDIA と連携しています」とコメントしている。

 また、NVIDIAのビジュアルエフェクトエンジニアのチームは、「シャドウ・オブ・ウォー」の開発でMonolithと密接に協力し、最新のグラフィックステクノロジの専門知識を提供するほか、Monolithはビジュアルエフェクトライブラリ、開発者ツール、研究論文、ソースコードサンプルなどNVIDIAの豊富な開発リソースを、自由に利用することができるという。

 ゲームのリリースまでNVIDIAとMonolithは、引き続きパフォーマンスを調整し、プラットフォームの安定性を強化するとともに、GeForce GTXを採用したPCゲーミングプラットフォームでのみ提供される機能やテクノロジ (NVIDIA SLI、Game Readyドライバー、NVIDIA G-SYNC モニターテクノロジ、最適化されたプレイアブル設定、GeForce Experienceなど)のサポートの最終調整も進められる。

 NVIDIA のコンテンツ&テクノロジ担当シニアバイスプレジデントであるトニー・タマシ(Tony Tamasi)は「『シャドウ・オブ・ウォー』の提供でMonolithの力になることができ大変光栄です。照明などの繊細な要素によってゲームの没入感が高まるため、私たちはゲーム開発者と緊密に連携し、開発者の皆さまが当社のテクノロジを利用して作品のビジョンを実現できるよう支援しています」と語っている。