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「グランツーリスモSPORT」、中文簡体字版の発売が決定

アジアは日本より早い10月17日に発売へ

7月27~30日開催

会場:Shanghai New International Expo Center

 ソニー・インタラクティブエンタテインメント上海(SIE上海)は、ChinaJoyにおいて2016年に続いて今年も「グランツーリスモ SPORT」をプレイアブル出展を果たした。昨年スペシャルゲストとして登場した山内一典氏は、開発が佳境を迎えているためか不参加で、その代わりChinaJoyの来場者に向けたビデオレターを公式Weibo上で公開した。

ブースでは、PS4 Proと4Kモニターというリッチな環境でプレイする事ができた

 山内氏はビデオレターの中で、アジア市場の発売日が10月17日に決定したこと、20年の歴史を持つカーレーシングゲーム「グランツーリスモ」シリーズの最新作であり、初のPS4向けタイトルであること、既存の「GT」ファンのみならず、クルマに乗ってみたいというまったくの初心者でも楽しめる要素を盛り込んだゲームに仕上がっていること、4K/HDRなど最新のグラフィックステクノロジーに対応していることなどを簡潔に語り、最後に「中国大陸の皆さんに良いニュースがあります」と切り出した。

 山内氏は「僕らは中文簡体字バージョンの制作にチャレンジしています。いずれ皆さんに具体的なプランをお話しできると思いますので、ぜひ期待して待っていてください」と笑顔で語った。中国では独自のセンサーシップが存在するため、発売日こそ明言しなかったものの、早ければアジア版に近いタイミングで投入される可能性がある。

 山内氏は今回のビデオレターでは言及しなかったが、「グランツーリスモ SPORT」はVRモードも存在する。PS VRの人気がすこぶる高い中国市場において、大きなアピールポイントで、非常に親和性の高いタイトルといえる。

 「GT」シリーズの歴史の中でも中文簡体字版が発売されるのは今回が初めてで、台湾や香港と並んで“隠れ「GT」ファン”が多いとされる中国市場において、どのようなセールスを記録するのか注目されるところだ。