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PS4版「ルフランの地下迷宮と魔女ノ旅団」、人形兵たちの新ビジュアルや登場人物を公開

9月28日 発売予定

価格:
通常版・DL版 6,980円(税別)
復刻限定版 8,980円(税別)
プレイ人数:1人

CEROレーティング:C(15歳以上対象)

 日本一ソフトウェアは、9月28日に発売を予定しているプレイステーション 4用RPG「ルフランの地下迷宮と魔女ノ旅団」の最新情報を公開した。

 今回は、プレーヤーの分身「レキテイ」やドロニア一行が出会う登場人物、ルフラン市に伝わる奇妙な“ルール”、 人形兵たちの新たなビジュアル、戦闘システムなどについての情報が公開された。本作は、2016年6月に発売されたPlayStation Vita版「ルフランの地下迷宮と魔女ノ旅団」を、PS4向けに最適化したもの。「PS4 Pro ENHANCED」にも対応しており、PS4 Proではより高画質、滑らかな描画でゲームを楽しむことができる。

キャラクター紹介

プレーヤーの分身「妖路歴程(ようろれきてい)」

 通称は「レキテイ」。かつて地下迷宮に挑み、その奥底から帰還した男が書き残したとされる伝説の書物。呪われた書物とも呼ばれており、長い間、その所在が不明となっていた。どこから入手したのか、魔女“ドロニア”の手によって、辺境の街・ルフラン市へと持ち込まれることになった。

 本来はただの“いわくつきの書物”であったが、ドロニアたちが街に到着する少し前、突如“何者かの魂”が書物に宿り、意思を持つ書物へと変貌。臙脂色の装丁が施されていた表紙には、目や口と思われる部位が発現し、意思とともに様々な動きを取るようになった。

【妖路歴程】

地下迷宮で出会う謎の青年「ネルド」

CV:福島 潤

「……僕を舐めるなよ、魔女ドロニア。これが最後の警告だ。今すぐ地下迷宮の調査はやめろ」

 腰に刀剣をたずさえた銀髪の青年。ドロニア一行による地下迷宮の調査をこころよく思っておらず、対立することになる。刀剣術を得意とする武闘派。

【ネルド】

ルフラン市に住む人々

 物語の舞台となる都・ルフラン市には、様々な人々が住んでいる。辺境の街では魔女に対する差別が根強く、ドロニアと弟子のルカは旅の人形劇の一座を装いながら、街の住人達から探索に必要な物資や情報を入手していく。

・ルフラン市の領主代行「ペトローネ」

CV:佐々健太

「おや、クラウス。戻っておったのか? バーバ・ヤーガ様は……お、おお! もしや、あなたが……?」

 ルフラン市の領主(代行)であり、この街で大きな商店を営んでいるペトローネ商会の会長でもある。地下迷宮の調査を稀代の大魔女といわれるバーバ・ヤーガに依頼した張本人。

・領主代行に仕える執事「クラウス」

CV:森嶋秀太

「私の名前を覚えていただいて光栄です。 今日は何かお探しですか?」

 ペトローネ商会で働く執事。物腰が柔らかく誰に対しても丁寧な言葉遣いで接する人格者。だが、そのためまわりの人間のわがままに振り回されることも少なくない。

・眼帯の修道女「マリエッタ」

CV:桑原由気

「申し遅れました。わたくし、この先の修道院に身を置いております、修道女のマリエッタと申します」

 修道院に身をおく隻眼の修道女。普段は芋を主食とし清貧をむねとした生活を営んでいるが、神に仕える身でありながらも、機会があれば肉を食べ酒も嗜む破戒僧。

妖しげな雰囲気が漂う街「ルフラン市」

 ルフラン市は王都から遠く離れた場所に位置する、他の都市との交流をほとんど持たない“忘れ去られた街”。かつては地下迷宮の噂を聞きつけた探索者達の来訪で賑わっていたが、あまりの難攻不落ぶりに今では挑戦する者もいなくなり、街の外からの訪問者は途絶えつつある。人気(ひとけ)が薄れても、ルフランの街には依然として住人達が生活を営んでいるが、その街の様子はどこかおかしく、奇妙な雰囲気が漂っている。

地下迷宮と繋がっている「カラザの井戸」。井戸の外側にあるガゼボ(あずまや)の扉には鍵がかけられており、許可なく近づくことはできない
王都からやってきたドロニアはルフラン市に存在する独自のルールや風習に違和感を覚えるが……

ルフラン市に伝わる奇妙なルール

 ルフランの街には、この街だけの“ルール”が存在する。住人達は夕刻の鐘が三度鳴ると雨戸を閉め、朝まで外に出ることはない。この街を訪れたドロニア達も、ルールを必ず守るように住人から言い含められる。その決まりを破った者には、夜にのみ現われる「穢レ人」と呼ばれる存在によって死が与えられると伝えられているからだ。一見、夜間の外出を禁ずるためのおとぎ話のようにも聞こえるが、「穢レ人」という怪異は実在するのだという。

夜の犠牲者を知らせる「葬式告知人」

 「葬式告知人」は、夜間に死亡した者の名を大声で読み上げながら巡回し、朝の訪れを知らせるという、ルフラン市にとっては身近な存在。この風変わりな習慣は、領主代行ペトローネが始めたものと言われている。「葬式告知人」をはじめとしたルフランの兵士たちは、瘴気を防ぐため香草を詰めたマスクを身につけている。

人形兵たちの職業「ファセット」

 「人形兵」には8種類の職業「ファセット」が存在する。「ファセット」は、「人形兵」たちの個性を決定づける最も大きな要素となっている。人形兵を作成する際には外見(ビジュアルタイプ)をはじめ、ステータスや性格、スキルなど、様々な初期パラメーターを自由に設定できる。PS4版では、PS Vita版に比べてファセットのビジュアルとボイスのタイプが新たに14種類追加されている。

迷宮の最奥を斬り拓く者「シノブシ」

 東の国の戦闘技術を習得した、戦いのプロフェッショナル。多くの武器を使いこなすことができるが、特に“刀剣”の扱いに長け、両手に装備すれば二刀流で手数を稼ぐことができる。耐久力は低いが回避力に優れており、敵から狙われにくい隠伏スキルを持つ。

【シノブシ(女)】
新ビジュアル
【シノブシ(男)】
新ビジュアル

鉄壁の守り、絶対の防護要塞「ピアフォートレス」

 全身鎧で身を固めた、防御特化の重歩兵。“戦術甲”と呼ばれる武装を得意とし、守りこそ“最大の攻撃”を信条とした“防御”からの攻撃展開に秀でている。最前線で仲間を守りながら反撃のチャンスを作りだす、攻撃の起点的な役割を担うディフェンダー。

【ピアフォートレス(女)】
新ビジュアル
【ピアフォートレス(男)】
新ビジュアル

燭火掲げる暗路の案内人「マージナルメイズ」

 “ドナム”と呼ばれる術に長けたファセットで、カヴンに1人でもいれば、術の威力などに補正がつく優秀なスキルを有する。また得意武器である“蝕台” には焔、泥、霧の属性が付いている場合が多く、前衛後衛どちらでも活躍が期待できる万能型人形兵。

【マージナルメイズ(女)】
新ビジュアル
【マージナルメイズ(男)】
新ビジュアル

魔女ドロニアより授かるスキル「壁壊し」

魔女ドロニアより授かる能力「壁壊し」

「壁など低ければ“乗り越えろ”。邪魔なら“破壊しろ”。私は過程など問わん。手段は選ぶな。成果だけを持ち帰れ」

 プレーヤーの分身「妖路歴程」は、魔女ドロニアによって様々な能力“レキテイスキル”を授かるが、その中で最も特異な能力が「壁壊し」だ。「壁壊し」は、壁を破壊し隣接する通路や部屋への移動を可能にする、ダンジョンRPGの前提を覆すようなスキル。この能力を使うことで、自らの進路を自由に作り出したり、強敵から身を隠したり、閉ざされた秘密の部屋を見つけだしたりすることができる。

 「壁壊し」は、「リインフォース」というポイント を消費して行なう。「リインフォース」は、「壁壊し」をはじめとする“レキテイスキル”を使う際に消費する力の源。「壁壊し」の他にも、人形兵たちのレベルアップの促進や一時的な脱出口の作成など、使い道は多岐に渡る。画面の左上に表示されているのはリインフォースの残量。概念としては、いわゆるMP(マジックポイント)などに近く、ダンジョン内で回復する手段は限られている。

「リインフォース」の残量は左上に表示される
取得できる“レキテイスキル”は、ゲームの進行に合わせて増えていく

迷宮探索

 地下迷宮には、人形兵たちの装備や換金アイテム、新たなカヴン結魂書など、地上には存在しない多くの宝箱やトレジャーが眠っている。これらの貴重なアイテムは、奥へ進むほど、また長くダンジョンに潜るほど多く入手できるが、その分危険も増加するため、スリルに満ちた探索が楽しめる。

装備品とレアリティ

 迷宮で手に入る装備品には、「COMMON」、「RARE」、「EPIC」、「LEGENDARY」といった“レアリティ”が存在する。高レアリティな装備ほど性能が良く入手は困難だが、入手すれば戦力を大幅に強化できる。高レアリティの装備には「二つ名」と、それに応じた性能が付加されるため、同じ性能の装備は、ほぼ存在しないと言える。

ハック&スラッシュ

 高レアリティの装備を入手するには、より多くの敵を倒し、迷宮の奥底にある宝箱にたどり着かなければならないが、そうした探索を行なうには、相応の準備と装備が必要となる。ダンジョンの探索と人形兵の強化を繰り返し、さらなる強敵の撃破や高レアリティアイテムの入手を目指すという、いわゆる“ハック&スラッシュ”も本作の魅力のひとつとなっている。

高い能力を持つ“強敵”は通常の敵とシンボルの色が異なる。倒すのは困難だが、貴重なアイテムをドロップすることが多い

迷宮内で繰り広げられる物語

【地下迷宮の“奥底”で待ち受けるものとは……】

 魔女ドロニアと弟子のルカ、そしてプレーヤーの分身たる書物“妖路歴程”に、数多の人形兵たち。奇妙な魔女の一行が挑むのは、前人未到・人跡未踏と謳われる伝説の地下迷宮。瘴気に満ち溢れた地下迷宮は、ただの迷宮であるはずもなく、その内部はいくつもの“区域”に分かれ、あたかも“別世界”のような空間が広がっている。

 時に“人ならざる住人”と遭遇し、時に“独自の文化”で彩られた奇抜な空間に迷い出ることも……。ルフランの地下迷宮に眠る秘宝――あるいはその“正体”はいったい何なのか?

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