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新たな物語の触りを、一足先に紹介! 「大逆転裁判2」プレイレポート第1弾をお届け!
2017年6月3日 18:11
- 8月3日 発売予定
- 【大逆転裁判2 -成歩堂龍ノ介の覺悟-】
- 価格:
- 5,800円(税別、パッケージ版)
- 5,546円(税別、ダウンロード版)
- 9,800円(税別、~龍ノ介の文明開化箱~)
- 【大逆転裁判1&2 限定版-成歩堂龍ノ介の冒險と覺悟-】
- 価格:7,200円(税別)
- CEROレーティング:B(12歳以上対象)
カプコンは、ニンテンドー3DS用タイトルとなる、大法廷バトル「大逆転裁判2 -成歩堂龍ノ介の覺悟-」のプレス体験会を、6月2日に開催した。今回の体験会向けに用意されていたのは、ゲームの第2話目と第3話目。今回は、そのうちの第2話「吾輩と霧の夜の回想」のインプレッションを掲載しよう。どうしても一部ネタバレしてしまう部分もあるので、ファンの方は気をつけて読んでいただきたい。
前作から、さらに練られたシナリオがプレーヤーを待つ!
今作も、「大逆転裁判」と同じく、舞台は19世紀末の倫敦。司法留学生として大日本帝國からやってきた、成歩堂龍ノ介が主人公だ。体験会では第2話の探偵パートを30分、法廷パートを30分、それぞれプレイすることができた。探偵パートでは前作と同じく、登場人物に話を聞いたり現場を調査しながら証拠品を集めていく。第1話目で容疑をかけられたのが、成歩堂と同じく倫敦へ留学している夏目漱石だが、成歩堂の活躍により無罪が証明され、2日ぶりに下宿先へと戻ってくる。しかし、彼はまたしても殺人事件に巻き込まれてしまう……。
事件現場には、スコットランドヤードの殺人捜査班の刑事であるグレグソン氏が捜査しており、さらには前作でも大活躍(?)したシャーロック・ホームズも、今回の被害者であるウイリアム・ペテンシーを前に名推理ならぬ迷推理を披露する。ここでは、「大逆転裁判」でも登場した「共同推理」で、ホームズが披露するツッコミ要素満載の超推理を修正し正しい推理結果を導き出していく。例えば、ペテンシーは毒を盛られて倒れてしまったのだが、それは彼が空腹のあまり“セッケンを食べた”からであり、それを示すのが手に持ったフォークだとホームズは推理する。
しかし、事件現場を見回すとそれ以外にも手がかりが見つかるので、それをプレーヤーが指摘して推理を正しい方向へと修正していくわけだ。もちろん、指摘をミスすればペナルティを喰らってしまうため、ただ闇雲に選んでいるだけでは先へと進まない。画面を注意深く見渡し、自らも探偵になった気分でロジックを組み上げることで、正しい推理が見えてくるのだ。最終的に論理が組み上がった時の快感は、また格別!
相手は検察官だけではない! 6名の陪審員にもムジュンを突きつけろ
第2話目法廷パートでは、検察官のバロック・バンジークスを相手に、シリーズお馴染みのフレーズを交わしながら真実を導き出していく。被告人が証言した後に尋問を行ない、被告人に“ゆさぶる”を使ったり証拠品や人物を“つきつける”ことでムジュンを指摘し、真実へと近づこう。
裁判では、毒を盛られたペテンシーに対して唯一犯行が可能だったのが、自室から紅茶を持ってきて一緒に飲んだ夏目漱石だったため、彼が被告人として被告人席に立つことになる。夏目漱石は、紅茶を持参してペテンシーの部屋を訪ねたものの、ペテンシーが服毒した時間より早いタイミングで戻ったと主張。夏目漱石が犯人でないと信じている成歩堂は、証拠品や証言から手がかりを集め彼の無実を証明していく。
集めた証拠品は、回転させることで裏側まで見られるため、法廷で新たな手がかりを得られることがあるのだ。しかし、19世紀の倫敦では科学捜査が現代ほど発達していないため、所々で歯がゆい思いをすることも。プレーヤーもまた、時代に翻弄されながら真実を追っていくことに。
今作でも、被告人席に複数の人物が存在する場合、ゆさぶっているときに隣の人物が反応することがある。見つけた時は、尋問対象をその人物へと移して話を聞いたりツッコミを入れて、新事実を引きだそう。
ただし、倫敦大法廷では陪審員制度が採用されており、参加している陪審員全員に「有罪」の評決を下されてしまうと、その時点で被告人の有罪が確定してしまう。ここで弁護側であるプレーヤーは、最終弁論にて陪審員たちの発言からムジュンを見つけつきつける事で彼らの過半数を無罪評決へと変えられれば、再び審理を続行することができるのだ。
被告人席に現われる登場人物たちやバンジークスは、「逆転裁判」シリーズらしい個性豊かなアクションを見せてくれる。机を叩いたり、持っているワイングラスを手で握りつぶすなど、細かな演出で楽しませてくれるのも本作の魅力の1つだろう。もちろん、事件に関係のないゆさぶりやツッコミなどをしたときでも、きちんと受け答えしてくれる“シリーズらしさ”も健在だ。