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「ウルトラストリートファイターII」発売記念イベントが開催

セクシーな春麗、ならぬ綾野アシスタントプロデューサーが参加

5月26日 開催

 カプコンは、Nintendo Switch用格闘「ウルトラストリートファイターII ザ・ファイナルチャレンジャーズ(以下ウルII)」の発売を記念して、ゲオ北新宿店にて発売記念イベントを5月26日13時より開催した。

ソフトを購入したユーザーには、会場を訪れた「ウルII」アシスタントプロデューサーの綾野
智章氏により、パッケージとポスターにサインを入れて手渡された。写真撮影会やユーザー対戦会も同時に開催され、さらに綾野氏に「ウルII」についてインタビューすることもできた。今回はそのイベントの模様をお届けしたい。

【Nintendo Switch「ウルトラストリートファイターII」発売記念・ゲーム紹介トレイラー】

曇天の中、熱心なユーザーが集う

 当日は生憎の雨模様で、その合間の曇り空、といった天候ではあったが、会場には熱心な「ストII」ファンが詰めかけていた。かつて「ストII」を現役でプレイしていたであろう年齢の方から、もしかしたら「ストII」そのものは実機、もしくはアーケードでプレイしたことがないのではなかろうかという比較的若年のユーザーまで、幅広い年齢層のユーザーが並んでいたのが印象的だった。年齢は違えど「ストII」にかける期待がひしひしと感じられた。

 売り場は大々的に展開され、大量にならんだパッケージやPV、ポスターでまさに「ウルII」一色であった。そしてBGMにはファンなら懐かしさを感じられずにはいられない、1994年に公開された映画「ストリートファイターII MOVIE」の挿入歌「恋しさとせつなさと心強さと」が流れていた。これは「ストリートファイター」30周年日本版テーマソングとしてのカバーバージョンとなり、歌っているのは篠原涼子さんではなく、「マクロス フロンティア」のシェリル役でその歌唱力をみせつけた、may'nさんによる新バージョンだ。篠原涼子さんの原曲とはまた違った良さがあり、しばし聞き入ってしまった。

会場のディスプレイ
ユーザーに配布された非売品のポスター
開始を待つユーザーの列

恒例の春麗コスでソフトを手渡し

「ウルII」アシスタントプロデューサー 綾野智章氏

 開始の時刻になると、綾野氏はある意味恒例の春麗のコスチュームを纏って登場した。化粧までする念の入れようで、紅の入った唇、そして大胆に入ったスリットから覗くセクシーな太腿……なのだが何かが違う気がしてならない。そんな綾野氏より、購入者はソフトを手渡された。並んだユーザー全員に商品がいきわたると、次はサイン会と写真撮影会に移った。パッケージに綾野氏のサインを入れてもらえる上、非売品のポスターにもサインを入れてプレゼントされるというだけあって、ユーザーは皆、とても素敵な笑顔だったのが印象的だ。写真撮影では綾野氏とともにガッツポーズで映るなど、和気藹々とした雰囲気でイベントは進んでいった。

ソフトを手渡す綾野氏と、記念撮影の様子。その場でサインの記入もしていた

新作なのに、どこか懐かしさを感じさせるユーザー対戦会

ユーザー対戦の様子

 次に、購入者の中から挙手による早いもの勝ちで綾野氏との対戦会が行なわれた。試合は全部で5戦、ルールは2本先取で行なわれたが、綾野氏は4勝1敗とその強さを見せつけた。綾野氏はJoy-Con、ユーザーはProコントローラーを用いての試合となっており、試合前はProコントローラーのほうが操作感で勝るのでは?と思っていたのだが、綾野プロデューサーは「ずっとこれ(Joy-Con)でやってるから慣れてるんですよ」と涼しい顔を見せた。1敗の試合内容は新キャラクターである「洗脳されたケン」のミラーマッチだったのだが、綾野氏からもユーザーからも「HPが低い!」という声が聞かれ、的確に読み合いを制してHPを削ったユーザーの勝利となった。

 対戦の様子を眺めていると、隣に並んで同じ画面を真剣な表情で見つめながら、指が凄まじい勢いで動いている。これはかつて、スーパーファミコンでプレイした「ストリートファイター II」の光景そのものだ。スーパーファミコン全盛のあのころから時代は変わり、アーケードを挟まなくても、隣にわざわざ並ばなくても、ネットワークを通じて対戦ができるのが当たり前になった昨今、この光景にはとても懐かしいものを感じた。「家族で、親子で世代を超えてプレイしてほしい」という綾野氏の言葉の通り、Nintendo Switchというハードの、「その場で一緒に遊べる」特性を鑑みれば、かつてのプレーヤーが新しい世代のプレーヤーとともに遊ぶという光景はおそらく日常のものとなることだろう。

「ウルII」について語る綾野氏

 綾野氏はメディアインタビューに先駆けて、発売にあわせて公開されたPVについても言及しつつ「ウルII」について語った。

 綾野氏:発売日を記念したPVというのは普通、ゲーム全体の雰囲気がわかったりとか、今までの総まとめという形になるのですが、「ウルII」ではガチガチのコアPVにしようということで、「スーパーストリートファイターⅡ X」からどのような変化があったかというPVになっています。例えば「殺意の波動に目覚めたリュウ」の通常技がレバーを入れると遠距離・近距離の使い分けができるぞという感じで、これは本当に一日目に出す情報なのかというところはあるのですが(笑)「ストII」は今年で25年なので、ここで広い層に向けたPvというよりは、深いところの情報を最初に出してしまおうという考えでこうなっています。

 「ストII」からバトルバランスは基本的にはいじっていませんが、公平性を保ちつつ、ちょっとここは……というところを修正しました。例えば外れたバルログの爪は「スパII X」では拾えますが、「ウルII」では「ストリートファイターV」と同じで拾えないようになっていたり、ダメージ軽減が投げぬけに変更となることでよりe-Sports感を意識した作りになっていますので、「スパII X」とは違うというところを楽しんでもらえればなと思います。

 また、「ウルII」はいきなり触っていきなり25年前のテクニックがそのまま使えるように作っているので、それを使って次の世代にユーザーの技術を伝承してもらって、未来のプロゲーマーを育てていってもらえばと思います。

綾野氏メディアインタビュー

――今日は熱心なファンが訪れていたように感じますが、感想はいかがですか?

綾野氏:今日の朝は西から新幹線できたのですが、東に来るほど雨が降っていて、大丈夫かなと思っていました(笑)熱心なファンに来ていただいて本当によかったなと思っています。それと同時に我々も「ストリートファイター」30年の歴史を背負っているのだなと改めて感じています。

――実際にファンと対戦してみていかがでしたか?

綾野氏:わざと1:1にしたりすることができないほどユーザーさんはほんとに強くて、楽しかったです。新作の格闘ゲームであれば僕も1日くらいは有名プレーヤーに勝てる期間もあって、イベントではウメハラさんやマゴさんに勝ったこともあるんですが(笑)。「ウルII」に関しては、古いタイトルということもあって実力がほぼ同じところからのスタートなので、アドバンテージがあったとすれば、僕がjoy-conに慣れてるということくらいだと思います。ホリさんから出たアケコン(リアルアーケードPro.V HAYABUSA for Nintendo Switch)や、Proコントローラーを使って慣れてもらえば、触ってすぐ当時スーパーファミコンなどで培った実力を出すことができると思います。そういった作りのおかげで、今日は友達とやるようなワイワイガヤガヤした感じでできたのかなと思います。本当は時間が許せば全員と朝までやりたいくらいです(笑)。

――25年前の「ストリートファイター」の想い出はありますか?

綾野氏:当時中学生のころ、ゲームセンターでプレイ中に先生に見つかって叱られ、廊下を10往復分雑巾がけさせられていたことを今でも思い出します。ちょうどベガ戦のときにポンポンと肩をたたかれたんです(笑)皆さんも当時の思い出が蘇るようであれば、それも「ウルII」の魅力なのかなと思います。

――「ウルII」は家族で遊ぶことを想定しているのですか?

綾野氏:まずは25年前にブームを体感した世代にプレイしてほしいなと思っています。そこから家族とともに遊べるように、最適なプラットフォームとしてNintendo Switchを選びました。「ウルII」は「みんなでワイワイ楽しめる」をコンセプトとして目指して作っているので、対戦だけではなくて、共闘やその他のモードでも一緒に遊べるようにしました。そういった意味で目標は達成できているかなと思います。

――「ウルII」ならではのオンライン機能はありますか?

綾野氏:新規のオンライン要素というよりは、オンライン対戦でプレーヤーにストレスをかけないように作ったつもりです。発売当日の今日はオンライン対戦が意図したとおりうまく動くのかドキドキしてるところですが、パッケージ販売よりも少し先に販売されたダウンロード版のユーザー配信をみたところ、普通に対戦ができているのでひとまず安心しているところです。

――今作ではボタン1つで必殺技がだせる「LITE操作」の強さの調整はどのようにされたのですか?

綾野氏:ネットワーク対戦では自分と同じモードのみ対戦を受け付けるか、すべて受け入れるかというフィルタリングができます。なのでLITE操作でもできるし、プロ操作だけでやりたいプレーヤーはそのように設定できるようになっています。また、LITE操作は強すぎないように調整をしていて、例えばため技は3DS版とは違ってため行動をとるようになっています。上級者にとってはプロ操作のほうが意図した動きができるようになっているので、バランスは取れていると思います。

――本日はありがとうございました。

 綾野氏は最後に、今後もe-Sportsシーンをどんどん盛り上げていくため、カプコンとしては対戦タイトルをずっと出し続けていきたいと考えていて、その原点となる「ウルII」を様々なプレーヤーに遊んでいただきたいと考えている。と述べてインタビューを締めくくった。