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LANパーティ「C4 LAN 2017 SPRING」ゲームコミュニティの祭典で盛り上がる

人気のゲームは「オーバーウォッチ」と「PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS」

【C4 LAN 2017 SPRING】

5月3日~5月5日 開催

入場料:
3,000円(全日程入場券)
2,000円(単日入場券)
※別途有料でモニター貸し出し、PC貸し出しプラン有り

会場:浅草橋 ヒューリックホール

時間によってはピザの差し入れや綿アメの差し入れが用意されることもあった

 日本最大級規模のLANパーティ「C4 LAN 2017 SPRING」が5月3日開幕した。会期は5月5日18時までで、会場は浅草橋 ヒューリックホール。

 LANパーティとは、参加者が1カ所に集まりそれぞれがゲーミングPCやゲームハードを持ち寄り、一緒に(またはそれぞれで)ゲームを楽しむユーザー主導のイベントのこと。通常ゲーム大会などは1タイトル……もしくは数タイトルのユーザーが集まって楽しむことになるが、「LANパーティ」では基本的に遊ぶタイトルは自由であるため、かなり多様なゲームがずらりと並ぶことになる。

 「知らないゲームが並んでも……」と思う方もいるかもしれないが、けっこう気になるゲームタイトルを見かけたりするものだ。たとえばコンシューマゲームを中心にプレイしているユーザーであればPCゲームは新鮮に映るかもしれないし、逆にPCゲームを主戦場とする人であれば、国産コンシューマタイトルをプレイしてみるとまた新たな発見もあるだろう。

 こういった「横の繋がり」を楽しめるのが「LANパーティ」といえる。「C4 LAN」はその規模が大きなイベントで、なんと52時間ぶっ続けでゲームプレイが楽しめる場となる。まぁ、正直、来場者も52時間ずっといる人は少ないかもしれない。食事に出たり、夜は帰って寝たりする人もいる。会場の様子はネットで中継されている時間もあるので、そこはまったりと楽しめるイベントでもある。

 今回のイベントのオープニングから、来場者が楽しんでいるゲームを見ていると、「オーバーウォッチ」がやはり大人気。冒頭に開催されたイベントも「オーバーウォッチ」だったことも原因かもしれないが、現在の人気の高さを裏付けている。

 そしてその次に多いと言えるのが「PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS」。生残りを賭けたサバイバルシューターだが、とにかくあちこちのPCでプレイしている姿が見かけら、いずれもかなりの盛り上がりを見せていた。

 冒頭でゲーミングPCやゲームハードを持ち寄ると書いたが、会場には各PCメーカーが提供したゲーミングPCが置かれているコーナーがある。CPUに第7世代Core i7-7700K、GPUにGeForce GTX 1080 Tiもしくは1080を搭載した最新ゲーミングPCでゲームをプレイすることができるのだ。さらにはWebカメラと配信ソフト「XSplit Broadcaster」がインストールされており、生主を体験することもできる。イベントが開催されているときは利用できないが、会場にフラリと立ち寄ってイベントが終わったら最新のゲーミングPCやディスプレイでゲームを楽しんでみるのも良いだろう。

縦長のディスプレイでピンボールゲームをプレイする人もいれば、コンシューマーゲーム機を持ち込んでプレイする人たちもいた。基本何でもありなのだ!
Twitchのコーナーまったりとした雰囲気
メーカー提供のPCには実況用の「XSplit Broadcaster」がインストールされているので、ゲーム番組の配信も可能

オープニングは、「オーバーウォッチ」の豪華選手が集まったエキシビションマッチ!

左がUnsold Stuff GamingのVader選手、右がGreen LeavesのNoanoa選手
はじめのチーム分けはこの通りに

 オープニングにステージで開催されたイベントは、GAME STAR主催の「ゆるだらオーバーウォッチ会」。Green LeavesのNoanoa選手とUnsold Stuff GamingのVader選手がリーダーとなり、じゃんけんを行なって勝った方からゲーミングプロチームの選手を選択してチームを構成、6対6で戦うという「ドラフトピック紅白戦」だ。

 静かに闘志を燃やすVader選手と、熱くアピールするNoanoa選手とリーダータイプが全く違う戦いとなったが、常に冷静に堅い戦いを繰り広げるVader選手チームを崩すことができず、空中戦を制することができないNoanoa選手チームは連敗。

 早々に負け越してしまった(というか1勝もできなかった)。このためイベント半ばで再度じゃんけんをしてチームを組み直すことに。まずはNoanoa選手から選手を選択していったが、プレイするとなかなかNoanoa選手チームは勝利することはできない。ラストのラストでついにNoanoa選手が勝利を手にすることが出来、喜びを爆発させていた。

 今回のエキシビションマッチは、プロ野球で言うところの「オールスターゲーム」なだけに、大いに盛り上がった。Vader選手は「いつもは敵として戦っている選手と一緒に戦って、素直に楽しかったですね。それに、たくさん勝てて嬉しかったです」とコメントした。

エキシビションマッチに参加する選手の皆さん。リラックスした表情が印象的。LANパーティ奈良では
試合は一方的なゲームに。結果、途中で再度じゃんけんをしてチームを組み直すことに
ゲームが行なわれたのはイベントスペース。イベントスペースの周りにはぐるりとギャラリーが詰めかけていた
手堅い試合展開を見せたVader選手チームが連勝に次ぐ連勝。だが、最後の試合に勝利したのはNoanoa選手チームだった

PC Watch・4K修行僧、がんばる!

 5月3日のオープニング後すぐに、PC Watchの4K修行僧こと若杉編集長が会場で「ストリートファイターV」で組み手を行なうというイベントが行なわれた。過去に「ストリートファイター」シリーズをプレイしていたこともあると言うが、最近では「ツムツム」しかプレイしていないという若杉編集長。

 今回は4Kモニタを会場に持ち込み、来場者からの対戦プレイには受けて立った。世界ランキング22万位くらいの腕前とはどれほどなのか? 「一勝もできない」という最悪の展開も考えられたが、いやいやどうして、華麗なる腕前を披露し、5割……5割くらい? の勝率となった。

 けっこう対戦待ち行列もできあがり、なかなかの人気の4K修行僧。プロ選手に瞬殺されもしたが、今回はなかなか満足のいく戦いだったよう!

4K修行僧こと若杉氏と、春麗のコスプレで登場した勝又楓さん
LEVEL∞の4K修行僧のバトルチャレンジモデル
時間いっぱい戦い抜いた若杉氏! 参加者の中にはプロゲーマーも

スーパープレイ連発! 「Rocket League Skylanders Cup Grand Final」

優勝したRule The Sky

 初日となる5月3日の真夜中には「Rocket League」を使用した大会「Rocket League Skylanders Cup Grand Final」が開催された。この大会は4月にオフライン大会が開催され、勝ち抜いたチームがこの場に集結。オフライン大会で優勝チームを決するというものだ。

 大会ではスーパープレイが連続する高度な内容となった。特に、自車で天井を走りそこから垂直に降下してボールに当ててゴールすると行った高度なテクニックが披露され、実況者や解説者スラも舌を巻く試合内容となった。

 結果は、完璧な連携でゴールを量産する一方で完璧な守りを見せたRule The Skyが、勢いを見せながらも今一歩押し切れなかったDark Emblemに3-1で勝利し、優勝を決めてみせた。

「Rocket League Skylanders Cup Grand Final」の決勝
決勝戦が行なわれたイベントコーナー周りにはずらりと人垣ができて試合を見守った

各社スポンサーもブース展開や機材協力などで参加

ASUSは発売直後の液晶ディスプレイ「ROG SWIFT」を出展

 会場には、最高240Hz対応、NVIDIAのG-SYNCに対応した液晶ディスプレイ「ROG SWIFT PG258Q」を出展。実際にこのディスプレイを使用してゲームをプレイすることもできる。最高240Hz対応という最新のディスプレイを使ってのゲームプレイはなかなか体験できる機会はないので、この機会に体験してみたいところ。

 ASUSはこのほかにも多数のディスプレイを機材協力で提供しており、その使用感を試すことができる。

ASUSは、最高240Hz対応の液晶ディスプレイ「ROG SWIFT PG258Q」を出展
印象的なPCケースを採用したゲーミングPCも出展
「ROG SWIFT PG258Q」のスタンド部分には赤く光るギミックが用意されている。このギミックの所に自作のライトロゴをセットすると、自分の好きなマークを浮かび上がらせることができる

ロジクール、今年もキーボードなどの貸し出しやってます!

 ロジクールは入り口近くにブースを構え、キーボードやマウスなどゲーミングデバイスの貸し出しを前回イベントに続いて出展している。キーボード(G910)、マウス(G400)、ヘッドセットなどが用意され、1日1回受付を済ませば使い放題となっている。どういった使用感なのか確認できるのだからこんなにうれしいことはない。

 会場を眺めていると、PCはもちろんだが、それ以上に来場者のゲーミングデバイスへのこだわりを感じた。そういった意味では、使用しているデバイス以外でも、手にフィットすれば乗り換えも考えられるわけだが、ゲーミングデバイスも製品も多い。こういった機会を有効に活用すると良いだろう。

ロジクールは今回もゲーミングデバイスの貸し出しサービスを行なっている。気になるデバイスを試すチャンスと言える

各PCメーカーの最新ゲーミングPCがずらり!

 「C4 LAN 2017 SPRING」のスポンサーに名を連ねているPCメーカーの最新ゲーミングPCがずらりと並んでいる。並んでいるだけであれば特筆すべきものではないが、これらを自由に使用できることができるというのだからたまらない。

 CPUに第7世代Core i7-7700K、GPUにGeForce GTX 1080 Tiもしくは1080を採用したハイパフォーマンスモデルを体感できるだけに、是非とも来場して、最新モデルでゲームをプレイして頂きたい。

会場には様々なブースも設置

 会場には様々なブースが設置されている。サイコム(@Sycom)とMSIのブースの合間には、ゲームに疲れた時用になんと足湯まで設置されている。また、ブーストは関係ないが、時間によってはピザや綿アメの差し入れが入るときもあった。

サイコムブースにはプロゲーマーモデルが展示されている。またMSIブーストの間には共同で作られた足湯が用意されていた。長時間のゲームプレイでむくんだ足をここで休めよう
ALIENWAREのコーナーでは、マスクを被って写真を撮ってTwitterに投稿するキャンペーンを行なっている
オーバークロック入門コーナー。今回は冷却用の液体窒素を使ってオーバークロックを行なっていた
夜も更けてきて照明も控えめになったが、まだまだこれからがゲームプレイのメイン時間だ! 来場者の皆さん、まだまだ楽しんで!