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日本最大規模のゲームLANパーティ「C4 2016 Fall」。ゲームを楽しめる場をここに!

G-Tuneなどイベントも開催

10月8日14時~10日16時 開催

会場:ヒューリックホール浅草橋

G-Tuneは、側面がアクリルパネル/LED照明のついた「LITTLEGEAR」シリーズを提供。取っ手がついているため、持ち運びが楽というポイントをアピール
ドスパラは「GALLERIA」シリーズを15台提供した

 ゲーム大会の開催を通じてコミュニティーの活動の場の提供、活性化を行なっているCyAC(サイアック)は、10月8日から10日の16時まで東京・ヒューリックホール浅草橋においてゲームLANパーティ「C4 2016 Fall」を開催している。

 LANパーティ「C4 2016Fall」は、ゲームタイトルやコミュニティを限定することなく開催され、オープンにゲームをプレイする場となっている。「LANパーティ」ではあるが、ボードゲームなどオフラインのゲームでもプレイ可能であり、PCはもちろん家庭用ゲーム機など、ゲーマーが同じ場所に集まり好きなゲームを遊び倒すことを目的とした持ち込み型ゲームパーティとなっている。

 LANパーティは、プレーヤーがゲーミングPCなどを持ち寄ってともに楽しむ場であるが、同時にPCの持ち運びに億劫な人には敷居が高いイベントであったことは否めないだろう。

 今回のイベントではマウスコンピューター(G-Tune)やドスパラといったゲーミングPCを発売しているメーカーが、機材提供という形で多数のゲーミングPCを出展。たとえばG-Tuneは取っ手のついた持ち運びやすい「LITTLEGEAR」シリーズを40台、ドスパラは「GALLERIA」シリーズを15台提供している。これにより、以前に比べゲームを楽しむための敷居がグッと下がり、より身近なイベントとなったようだ。実際、会場では様々な人がゲームを楽しんでいた。

 日本ではノートPCを選択するユーザーも多いが、ことゲーミングPCとなるとやはりパワー、スピードともに快適にゲームをプレイすることができるデスクトップPCを選択するユーザーは多い。今回のイベントでも大きなゲーミングPCをキャスターに乗せ、電車で移動し会場に持ち込む人も多数いた。

入場時に配られた注意書き。底抜けにゲームを楽しみながらも、節度を守って参加したい。問題があって開催できなくなるのは寂しい

 今回のイベントを手がけたニチカレの小林泰平代表取締役社長は「実感としてe-Sportsが盛り上がっていると感じられないが、結構な規模のゲーム大会はそれぞれのユーザーが独自に開催していたりしている」と話す。ただゲームタイトルによってそれぞれのユーザーが分断されているため、なかなか集まることはない。このため「タイトルに関係なくゲームプレーヤーが集まれるハコ(会場)を我々が提供することで、たとえば100人のプレーヤーが集まるゲームが10本集まれば1,000人の人が集まることになる」と考え、今回のイベントを開催する決心をしたという。

 サイアックはこれまでゲーム大会の開催ノウハウをプラットフォームとして策定し、ユーザーに無償で提供してきた。今回のイベントも基本的にはこの“プラットフォーム”を広めることを目的としているという。ただし、24時間で入り自由で大規模な集客を見込まれる会場を手配することは難しく、1つの壁となったのが入場料の設定だったという。ちなみに、今回のヒューリックホール浅草橋より大きく、前述の用件を満たす会場は幕張メッセとなる。

 開幕初日となった8日にも数多くの人が来場していたがこの様子を見た小林氏は「正直、感無量でびっくりしている。30人くらいしか集まらなくてスポンサーさんに謝る覚悟でいた」ということで、逆にゲームプレーヤーのパワーを感じたようだ。もちろん今後ももっともっと上を目指したいと言い、「2~3年内に1,000人規模のLANパーティを開催するのが目標」とコメントした。

 実際に会場にはゲーミングPCがずらりと並び思い思いにプレイする人であふれ、家庭用ゲーム機、さらにはスロット遊技機、カードゲームなどをプレイする人も見られた。ユーザーによってはトランクケースをパカッと開くと液晶ディスプレイを見ることができ、プレイステーション 4もセットされており、どこでもゲームをプレイできるような手作りの移動用ケースを持ち込んでいる人もいた。ゲームを楽しめる場としてたまらない場所だ。

神園氏

 会場にはプロゲーマー選手が来場することもあり、ともにゲームをプレイできる機会もあるというのも大きい。プロゲーマーでもありゲームの実況解説もおこなう神園氏が来場していたのでLANパーティについて話を聞いてみると、「多くの人が来場したなと感じました。初めは自分の好きなゲームジャンルにしかプレイしていないようですが、だんだんばらけてくると面白いと思います」。神園氏は格ゲーのゲーマーであるため、「DEAD OR ALIVE 5」の初心者講座などを行なうという。

 ニチカレの小林氏も話していたが神園氏も「だいたいオフイベントでも同じ系統のゲーマーが集まるので、今回のように異なったジャンルのゲームプレーヤーが集まってプレイしているのは私も初めて見ました」と語り、「続けて開催されると良いと思います。噂を聞いて集まる人もいると思うしアピールにもなる。会場の様子も配信されているし、Twitterなどを見たら足を運んでこの場でゲームをプレイしてみたら面白いと思います」と、まずは気軽に参加してほしいとアピールしていた。

会場の風景。広い空間にずらりとゲーミングPCが並ぶ。FPSをプレイする人もいれば格ゲーをプレイする人もいる。黙々とサッカーゲームをプレイする人もいれば、ワイワイと大盛り上がりで「くにお君」シリーズをプレイする人もいる。グループで参加してもいるが、参加した人はまずは気軽に「何をプレイしているのですか?」と声をかけてみると良いだろう。また、来場者が集まってゲーム大会を開催することもできる。ぜひひと盛り上がりしていただきたい
会場では参加者を募って大会が開催されている。気になる大会にはもし可能であれば参加して一緒に盛り上がるのも良いだろう
カードゲームをプレイする人たちも。ゲームを自由にプレイすることができる

G-Tune、スペシャルイベント「精神に呼応するTIME」を開催

 G-Tuneは、「C4 2016Fall」の会場で1日2回、「精神に呼応するTIME」と題したイベントを行なっている。これはイベントの開始を告げるアナウンスの後5分のあいだ、ゲームをプレイ中に思わずあげてしまう「よし!」や「やった!」といった掛け声を、G-TuneのCMで使用されている「精神に呼応する」、「Speed and Power」という言葉に置き換えるというもの。

 このイベント、目的としては盛り上がっている様子を伝えたいという点にあり、「LANパーティって仲間と集まってワイワイと楽しいことをやっているんだ!」という会場の様子を伝えるための企画だという。子供の頃友達のウチに集まって、持ち寄ったゲームをワイワイとプレイする……ある意味、LANパーティの原風景はここにあると言ってもいい。その雰囲気を伝えたいのだという。カメラを持ったクルーが会場を歩き、盛り上がっている風景を撮影して伝えていく。

 イベントスケジュールは公開されていないが、「C4 2016 Fall」の会期中は1日2回程度、不定期に実施される。このスペシャルイベントに参加した人には、「精神に呼応するステッカー」がプレゼントされる。

【G-Tune すべてはゲーマーのために】

 このほかにも、ロジクールが会場に受付を備え、ゲーミングデバイスの貸し出しを行なっている。キーボード、マウス、ヘッドセットなどが用意され、1日1回受付を済ませば使い放題だ。自分のPCで使い慣れたゲームをプレイしながらどういった使用感が得られるのか確認できるのだからこんなにうれしいことはない。

ロジクールの主要機種から最新機種まで用意されている。受付を済ませば借りてゲームをプレイできる
NVIDIAは自社GPUを搭載したゲーミングPCを展示。AKRACINGのゲーミングチェアもずらり!