シリコンスタジオ、次世代型ゲームエンジン「Xenko」配信開始

　シリコンスタジオは、開発言語「C#」で開発できるオープンソースの次世代型ゲームエンジン「Xenko」を4月25日より配信開始した。

　「Xenko」は、「C#」で開発できる次世代型クロスプラットフォームゲームエンジン。インディーデベロッパーから大手ゲーム開発会社に至るまで様々なニーズに対応できるよう設計されている。

　今回の正式配信では、シーンストリーミング管理、パイプラインレンダリングエディターやライトプローブなどが加わり、加えてバイノーラルオーディオ、単一パスのレンダリング、ワンクリックVR設定、マルチサンプリングアンチエイリアス（MSAA）など、VR開発をサポートする数々の機能が実装されている。

　今後は、直感的なビジュアル且つモジュール形式で、レンダリングフローをエディター上で変更調整できる最先端の「レンダリングパイプラインエディター」や「ビジュアルスクリプトシステム」なども搭載していく予定になっている。

　なお、7月31日まで「ウェルカムキャンペーン」が実施され、ユーザーは、一部の有料プランを無料で利用することができる。

「ウェルカムキャンペーン」実施

実施期間：4月25日～7月31日まで

　通常、月額75ドルかかる「Xenko Pro」を無料で利用することができる。キャンペーン期間中の製品ダウンロードには、アカウント登録は不要。キャンペーン終了後は、Xenko.comにて製品を購入できる機能が追加され、一部を除く有料プランはウェブサイトで購入することができる。

　「Xenko」を利用するには、アカウント登録が必須となり、「Xenko Pro」を継続して利用する場合は、各プランを検討・比較の上、購入することもできる。

　また、無料での継続利用を希望する場合は、各プランの利用対象・条件を確認の上、無料プランに変更することもできる。

$=USドル/金額:1シートあたり

【「Xenko」のライセンスプラン】

　料金体系は4つのカテゴリーに分かれている。「Personal」、「Pro」、「Pro Plus」、「Custom」プランがあり、「Personal」 プランは無料となっている。（条件により無料の対象除外あり）。

　「Pro」プランは、中小のゲームスタジオが対象となり月額75ドル。「Pro Plus」は、中規模から大規模のゲームスタジオを対象としたプランとなり月額150ドルとなっている。

　「Custom」プランおよび有償サポートは、要望に応じて見積りも可能で、教育目的とした非商用利用の「Educational」プラン（無料）も用意されている。